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αな会社~お菓子狂いのホワイトハッカー~

「なんでこんなウイルスが感染してんだよ‼」

「だれだ~こんなの感染させたの‼」

広報の仕事をしている会社の社内で社員たちの怒号が飛び交う

「まぁ落ち着け君たち」

社長の声が聞こえたので部署のドアに目を向ける

そこには白髪でシックでありながら渋いスーツ、センスのある腕時計に身を包んだイケオジがいた。

「社長おはようございます!」

社員全員が口をそろえてあいさつしたが、すぐに皆しょんぼりする。

「まぁ君たち誰かはあとでいいからいまは対策を練ろう、会議を行うから部長の高峰くんとシステム担当の藤原くん社長室にきたまえ。他の部署にも行ったが君たちと同じくらい騒いでいた...まったく...この会社の社員は有事の時は頼りないんだよな…」

社長ははっきり言っていたが最後は独り言のようにぶつぶつ言っていた。

取りあえず私、藤原は社長室に行くことにした。

私、藤原 巧は25歳でこの会社にシステムエンジニアとして入社し、会社のセキュリティーシステムや会計システムを作ったのだ。部長の高峰 風香さんは僕たちの所属している総務部の部長を行っている人だ、最年少の26歳で部長になったすごい人だ。



10分後緊迫した状況の社長室で、課長9人と私と社長が顔を見合わせていた。

「これだから、藤原くんを情報システム部に異動させるべきだったんですよ」

情報システム部の部長の近藤 蓮が言った。彼は、去年ごろに会計システムとセキュリティーシステムを私が完成させたころから。私を引き抜こうと頑張っている。

少しの沈黙が流れたころ、社長が声を上げた。

「仕方ない、今回は外部エンジニアに頼む今日は全員帰宅していいぞ無駄にシステムをいじらないよう声をかけてくれ」

社長は、少し疲れた様子で部長全員に声をかけた。



少したって

部署内で、皆が帰る準備をしていた。

「まだ、10時半だぜ」

「ダイジョブなんですかねーこれ」

「妻に怒られなきゃいいな…」

皆それぞれの意見で、同僚と話したり独り言を言ったりして皆一喜一憂している。

調査によると皆、会社のパソコンでウイルスは踏んでいないといっていた。皆誠実で正直な人たちだったはずだから、嘘はついていないはずだ。



帰宅しても、私は独り身なのでソファーに寝っ転がりながらスマホをいじっていたが、「動画でもみて気分を紛らわすか」と考え動画を再生すると広告が出てきた、広告に用はないので飛ばそうとしたが...


...ウイルス、ハッカー、その他パソコン関係のお悩みは「有限会社はいくー」に...

ぼそぼそとしゃべっていたがウイルスについて考えていたので耳に入っていた。

「有限会社はいくー」どんな会社なんだろう...

そんなことを思いながら検索してみた。ホワイトハッカー?とパソコン関係の何でも屋?変なことをやってるところもあるもんだなと思って口コミを確認してみたのだが...

「星5⁉」

口に出てしまったが、確かな実績があるようそう思い電話アプリを起動し社長に相談しようとする。

「社長‼外部エンジニアって見つかりましたか?」

電話口ではあの社長の渋い声が聞こえる

『どうしたのかね藤原君?まだ、見つかってないが...』

「あの、いまある会社を見つけたんですが、有限会社はいくーという会社なんですホワイトハッカーやパソコン関係のお悩み解決を行っているようなんですよ、話だけでも聞いてみませんか?」

すこし、押し気味だったようで社長は気おされていたようだ

『あぁ...少し考えてみるよ。これから大丈夫かね?いまから行ってみようと思っているのだが』

社長の質問に対しての答えはもちろん...

「ハイ‼‼‼」

了承だ…


数時間後社長と「はいくー」に来てみたのだが...

「ほんとにここですか…?」

目の前にあるのはただの住宅だ、しかし壁に看板がある「有限会社はいくー」...

「ここみたいだな…」

あの社長もすこし疑っている

「帰るか…」

社長が帰りそうになったところをひきとめて言ってみる。

「ここまで来たんですし、行ってみましょう...」

取りあえずインターホンを鳴らすことにした。押してみると。

「こんにちは仕事の依頼で、来ましたー」

まずは、声をかけてみる。すると、か細い声が聞こえてきた

「はい...わかりました...」

そこで、社長がインターホンに向かって声をかける。

「すまんが、お父さんやお母さんはいるかね?」

「しゃっ社長...その人多分子供じゃないです…」

社長はポカーンとした顔をしていった。

「違うのか…」

「はい...」

二人でしんみりした空気になっているとインターホンから声が聞こえる

「入ってきていいですよ...今から鍵開けるんで...」

そして鍵が開いた、そこにいたのは水色と白のパーカーに白いシャツ紺のズボンを身に着け髪を好印象に長く伸ばした青年だった。

「失礼ですが...あなたが、はいくーの社長さんですか?」

「あっはい私が社長です。立ち話もなんですし入ってきてください」

彼の家の中は整理されているが大量のお菓子の段ボールが積み上げてあった

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