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⭐︎プロローグ⭐︎

よろピコザウルス見参!


天気:晴れ


雲:ひとつもない


空:くそ青い


暑さ:日差しが強い


「あ゛〜、今日もくそ天気いいな〜」


信号の待ち時間。

容赦なく差す日光。

そしてビニール袋in雑誌を持つ俺。


眩しい。

そして暑い。

隣にいるサラリーマン?も黒いスーツなんか着て暑そうだ。


パッポー、パッポー。


手の平の向こうにいるであろう太陽を睨んでた俺は一拍遅れて歩き出す。

白線だけを踏むように跳ねるように歩く。

殆どが足の端っこが白線から出ていたが、気にしなかった。


相変わらず容赦のない紫外線ビームが俺の体に当たりまくる。

俺をジャージごと蒸す気なのだろうか。


「会いーにゆくよ〜♪会いーに行〜くよ〜♪」


ビニール袋を大げさに振りながら歩く平日の昼前。


もはやジャージで出掛ける事に抵抗は無くなって久しい。


大学を卒業して就職に尽く失敗して早や一年。

実家には戻らず一人暮らしのまま時折りバイトをしてひもじく暮らす毎日。


このまま生きて、このまま死ぬのかなー。なんて考えたり。

ふわふわと生きていたらあっという間に一年経っていた。

脳裏にこびりつく不安やら何やかんやを生活で薄める毎日。

慣れてしまえば抵抗はなかった。


「あーあ、何か起きねぇかなぁー」


起きるわけない。

そんな退屈な人生を彩るのは〜


      このジ◯ンプ!


袋から引っ張り出し、目の前に掲げる。

裏の目次を確認!

目当てのマンガがどこら辺にあるか見て、バァーっとページを捲り始めた。


「いやぁー、やっとだよぉー     オ゛」








俺は横から来たトラックに気づかずに轢かれて死んだ。


焼き鳥食べたくね?

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