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お題シリーズ5

下手な魔法

作者: 仲仁へび
掲載日:2022/09/19



 売り言葉に買い言葉。


 引くに引けずに家を飛び出した魔法使いは半人前。


 魔法力はそこそこあるものの、コントロールが壊滅的だった。


 そんな魔法使いは言う。


「目がしょぼしょぼする」






 気がついたら、俺はいた。


 水精霊様の俺が。


 枯れ地に呼び出された。


 えっ、なんで俺ここにおるん?


 めちゃくちゃ砂漠のど真ん中やんけ。


 まわりに海も湖もないやんけ。


 このままじゃ蒸発してまうーっ。


 俺はいま、水の球として出現してるんだぞ。


 このままじゃ消滅してしまうやん。


 オロオロしてたら、周りに人間がいるのが分かった。


 水魔法の使い手だ。


 こいつが俺を呼び出したのか。


 こんにゃろ、おめぇ、どういう魂胆だ。


 コップもなしに空中にただ水の球だけ出しやがって、おめぇが水分補給するわけでもねぇんだろ?


 どんな理由があるんだこらぁ。


 水魔法の使い手は特に何をするでもなく、空中に浮かび続ける俺をじっと見つめている。


 いや、ほんとに何のために出したん?


 灼熱と乾燥という環境が俺という存在を、じりじりと消滅させていく。


 やがて、一センチくらいの大きさにまでサイズがダウンしてしまった。


 きっ、消えるー!


 すると、やっと水魔法の使い手の使い手が動いた。


 水の球を浮遊術で動かして、自分の目にイン。


「ふう、すっきりした」


 まさかの目を洗う目的!


 あーここ砂漠だもんね砂が目に入るしね。かといって、大量の水を顔につけるの苦手って人いるしね。


 じゃあ最初からそれようにサイズ調整しとけや、へたくそか!


 俺は大量に突っ込みを発しながら、消滅していくのだった。


 水精霊の俺は、呼ぶもの拒まずのスタイルだけど。


 またこいつに召喚されたくないなと思った。



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