俺氏、色々考えてみた
ども会話文が少ないことで有名なカトユーです。ド陰キャコミュ障ボッチだからね、仕方ないね(泣)
……流行りに便乗するとやっぱり多くの人に読んでもらえるんですねー。まぁ、それとはだいぶ違うルートを突き進みそうですが。
翌朝、僕はベッドの中でぼーっとしていた。昨日は勢いで絶縁だ!みたいな感じだったけど、別にそこまでする必要は無いかな…なんて思ってたりしていた。
いつもなら6時過ぎに美音が起こしに来ていたが、今日は体調不良と言って断っていた。ついでにいうと、母さんが休み(嘘)だから看病してくれるとも。これでゆっくり考え事が出来る。
過去最高の朝だった。
朝、誰にも眠りを妨げられる(殴られたり蹴られたり水をかけられたりetc.)こともなく過ごせるのだ。心なしか帆華も嬉しそうに見える。
学校に行く帆華を玄関で見送り、自室へ戻る。
ベッドに寝っ転がり、これからのことをじっくり考えた。このまま美音に飼い慣らされるのか、それとも別の選択をするのか……。まぁ、答えは決まってるんだけどね。
僕は美音の囲いから逃げ出す。それは絶対だ。もうLIИEのトークを監視されることも、女子との会話を禁じられるのもウンザリなんだ!
次に僕は美音から離れる方法を考えた。
某小説投稿サイトによると、多くの主人公は絶縁を突きつけるらしい。それで幼馴染と別れて、幸せ(ハーレムなり新しい恋なりせーしゅんなり)を掴むらしい。
……甘いね。同じ学校に居て良いのだろうか?結局は幼馴染の目が行き届く範囲内じゃないか。僕は考えた。幼馴染が嫌なら自分から離れれば良いじゃないか、と。
その考えは雷のように僕に大きな衝撃を与えた。どっかの小説ではこの作戦を「逃げる」と評した。違う!これは「転進」なんだ!言い換えだって?「逃げる」と「転進」は違うものなんだよ。
辞書をひいてみると、
逃げる・危険を避けて、相手の力の及ばない所へ去る、また身を隠す。
転進・今まで居た地を去って、他の方面に移ること。
ほらね!(必死)
「逃げる」のはただ単純に避けるだけで、「転進」は新たな場所に移る意味があるんだ。そう、僕は転校して幼馴染から離れるんだ!
善は急げと両親に連絡。急なお願いに驚いていたが、僕が「イジメられてたんだ(嘘ではない)」と言うと、了承してくれた。
その日の夜、緊急の家族会議が開かれたが、僕が必死に(土下座とか土下座)頼むと親も転校に必要な手続きをとることを認めた。やったね!なんか帆華が嬉しそうにしていたのが不思議だったが。
圧倒的無会話也!まるでいつもの我が家みたいではないか!(嘘です、家では陽キャムーブしてます)
やっぱね、思うんですよ。俺、ラブコメ書くの苦手なんだな、って(絶望)
恋を知らない作者です(高校生)
次回は……一週間以内?