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ドール=チャリオットの魔剣が語る  作者: ぼうしや
誓約都市エレオス
124/199

91:黄泉の國

真っ白な世界。

そこで彼女は今も一人で、椅子に座って本を読み続ける。


ある一つの抗う魂の物語を


自身の運命に対して抗う物語を



「“彼”はようやく受け入れたようね。魂の帰還を―…そう、それでいい。あなたの魂がいつまでもあの場所にとじこまれていては

次に進めないものね。いいわ。それで。さぁ、ようやく始められる…」




彼女は呟く




「“死んだ”ヒトとの邂逅。それはいつまで経っても変わらない意識ある物の望み」



ヨミテは俯いて垂れた髪をかきあげて伏せた目でそう呟く。



「ヒトは死を嘯く。それこそが死という無への恐怖の理解だと思い込ませるために」



なら―、と彼女は本を閉じて緋色の目を開く。



「死後の世界が本当にあったとして、その死後の世界から人が生き返る。そんな“狂った可能性”があったなら。ヒトはその時の感情を何処に還すのかしら…ねぇ、ジロウ。それが、あなたの手元にあって。あなたがそれを受け入れたなら…その要因が私であったなら。

ジロウ。あなたは、私との運命を今度こそ受け入れてくれるのかしら?さぁ、ハジメマショウ」






ネクロパラドックスを―


もう、やめてくれ…


懇願する俺の視線に向かい合うように化物の閉じた眼が開いてこちらを見ている。



彼の目は醜悪な化物には似つかわしくない程に優しく、そして寂しい目をしていた。

そして、その瞳は俺に対して静かに語りかけていた。



ああ、そうだ。いままでのはやはり夢だった。醒めてしまった。

真実は、どこまでも…どこまでも地獄なんだ、と。そう訴えている。




『お前、正気を―』




言い切る前にグンを視界が揺れるのを感じた。

それと同時に、ズブズブとにくにくしい音を響かせながら炎の槍が一層彼の胸の奥へと沈んでいく。




「ぐ、あ…あがあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」



ゆらめく炎の熱によって踊り狂う陽炎は彼の姿を曖昧にしていく。

彼は…自分から、握り締めた炎の槍を受け入れていく。



『な、んで…』



彼の断末魔が言葉を遮る。だが、それに仕舞われる事がない程に俺も大きく叫んでいた。



『どうしてだよ!!どうしてそんな簡単に罪を受け入れられるんだ!?やめろよ!!やめてくれよ!!』



なんでこんな事を言ってしまっているんだ?俺は。

確かに俺は、こいつの終わりを望んでいた。

なら、この結末は間違いではない。


…なのに、おれの中で渦巻く憐憫は、俺自身の心を異常なまでに刃の如く切りつけているようだ。


痛い…苦しい。この男の全てを見てしまったからこそ、俺はあまりにもやるせない。観測者としてだけの無力を実感させられていく。



「ぐっ、がががががが…」



『なんでだ!!なんでだよ!!!ジョイ!!!』




「―…」




『!?』



彼が小さく動かす口。それがなにを言っているかを理解した。

人食いの道化師という化物としてその全てを弄ばれた男。

こいつは、この男は最後の最期で正気に戻って、現実を、罪を、悲しみを、全て飲み込んで



―ありがとう、とだけ言っていたのだ。





『…ふ、ふ…』



俺はようやく探していた自分の感情を言葉にして大きく吐き出す。




『ふざけるなぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!』




それは、この男に対してではない。

この世界の全てに対してだった。

この世界という物語に対してだった。



なぜ、こうも救われる世界が無い。

罪を償う機会を、赦しを与えてくれる報われた結末をこの世界は見出そうとしない。


運命を俺は憎む。


運命を俺は憎む。





『残酷な世界を、どうして否定させてくれない!!いつだってそうだ!!俺たちの人生を何が楽しくて

弄んでいやがるんだ!?ならなんで俺たちは生まれた!なんで幸せにさせようとした!なんで!幸せを知れるようにさせた!!』





―幸せがあなたの全てじゃない






そして、それと同時におれの中で突如として蠢くものがあった。






―ただひとつの観測者としての責務こそが、この世界が在り続ける理由。






ドクン







…本が開かれる。


内側で唐突に開放される感覚をそのように表現したほうが正しいのかもしれない。





―でも、あなたの意志はそれを否定する。そして、否定する力を持っている。





だが、それであっても理解できていない。


目の前で起きている事象が、一体なんなのか、俺には何もわからない。



「な…なにこれ…」



アリシアは目を見開いて魔剣の刀身を見る。


そこから渦巻く得体のしれない魔力。

爆発するようにそこから影で見繕われた赤子のような手が、無数に伸び出していく。




「あ、が…ぎ、ぎ、ぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ」




その手がジョイをどんどんと奴を埋め尽くすように絡みつき、覆っていく。



俺の脳裏に直接囁いてくるのは“黄泉の國”ネクロパラドックスという言葉。



―この力で、彼を救いたい?救いたい?すくいたい?スクイタイ?



笑いながら試す声。



―そう、救いたいのね…ならそうしましょう?



『まて!まて!!!俺は何も言ってないぞ!なにを―』



「パパ!何の話し!?一体、誰と話をしているの!?」




―黄泉の國はあなたの望み、あなたの憐憫によって起こされた。そう、“必然的な運命”によって




必然的な運命?なにを言って―




―この世界に死後の世界は無い。ないけど…もし、それが存在するなら?それが私によって作られたものだったら?




俺はそこで思い出す。胸の奥にしまっていた存在。

目覚めた後からの情報が多すぎたせいかすっかり気にすることをおいてしまっていた事。



お前は、本当に、ほんとになんなんだよ!!




『ヨミテエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!』




―ああ、あなたの思いは確かに受け取ったわ、嬉しい。そうやって思い出してくれるだけで私の心の極無には水が差し込まれるよう




なんだこいつ?なにを言っているんだ?



―あなたが私のことを考えてくれるだけで、その繋がりが、絆がより一層強くなる、そう思えるの。そして

私がひとつの物語の人物を救う事で、あなたは私と、私との運命に感謝する。でも、忘れないで、この再生はあなたの持つ意志が生み出した憐憫。

その引き金を作ったのはあなたであり、引けと命じたのも、あなたの深層意識よ。感情に呼応した叡智の奥に眠る可能性の現実化。

それがあなたの手に取った役割。




―No.81393869309。個体名ルドルフ・ワイズマンの現存再生を承諾。

これより、蘇生を開始します。




ジョイの足元で大きな魔法陣が生成され、光を放つ。




「な、なんだこの術式は…!?」




マリアでさえも、知りえない術式。

そんなものを俺が知るわけがない。



「翼…?」



魔法陣から伸びていく八方の翼は大きく羽ばたき

幾つもの羽を周囲に舞わせた。

神秘的な事象に俺たちは魅入られ、呼吸を忘れる程に動くことができない。




だがこれだけは解る。




目の前にいる人食いピエロという存在、ジョイ・ダスマンという存在がこれから間もなく否定される。上書きされる。

一体…なにをしたいんだ…?ヨミテは…



瞬間。

空が夜にも関わらず天から一筋の大きな閃光が降り注いだ。

それは、目の前の化物を一瞬で覆い、俺たちの眼がくらむ。





「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」





化物の叫び声と共に、大きな魔力が衝撃と共に解き放たれる。




「まさかっ!?アルス・マグナ!?!?!?」






―さぁ、狂った可能性の果てに、あなたはどんな気持ちで私の名をつぶやくのかしら。




































































―真っ白な光がようやく闇に還る頃。

俺とアリシアは、何事も無かったように呆然と立っていた。



いや、俺だけじゃない。他の連中もみな何が起きているのかを理解していなかった。



ただ一瞬だけ静寂になった夜空を見上げ、すぐに我に帰って周囲を見渡している。



そうだ、ジョイ・ダスマンは…?それに、魔物の群れは…??





右を見る、左を見る、踵を返して大きく広がった庭の景色を眺める。

だが、そこには魔物といえる魔物は何一つ存在していなかった。


あるとしたら、唐突な風に運ばれていく何かの灰のみ。



「…一体、何が…起きたというのだ?」



状況を把握しきれていないマリアの横で、人の姿に戻ったファヴニルがメガネを持ち上げながら静かに見つめている。



「アルス・マグナ…まさか、こんな事があっていいのか??」



ファヴニルは、伸ばした指を真っ直ぐ俺とアリシアの足元を指している。





俺たちはゆっくりとその場所を見下ろす…………………………。






















『…どうなってんだよ』








俺は目を疑った。

しかし、その疑問をすぐに否定するようにヨミテの言葉が記憶から掘り起こされる。




“黄泉の國”ネクロパラドックス




死という確定的な終わりを曖昧にでは無く、死後の世界を現存化させて死の定義を確立する事で

確かにその場所からのサルベージを可能とする事象


マナペルカを復活させる事が出来るなら…それすらもあの女には容易だという事なのか?


ヨミテ…お前は本当に何者なんだ?

死者を蘇らせる行為…こんなの…こんなのまるで…



俺は心の中で呟く後の言葉を詰まらせた。

どうしてだろうか、不思議とその先を肯定されるのが怖くて引き出すことができない。



だが、最終的に目の前にある事実




道化師だった男、ジョイ・ダスマンは確かに目の前に存在していた。

アリシアが動かぬ彼に近づいてすぐに生きている事を把握した。



ジョイは胸元の十字架を握り締めながら何事も無いよう仰向けになっている。





「この人…本当に、生きている―」






アリシアの俺を見る表情。それはまさに困惑する人、その全てを物語っていた。

誰しもが死者が蘇るという事象に平然といられるわけが無い。






なんの清算も無しに、命が―





俺は心の中で大きな杭が強く、強く差し込まれるような後悔に見舞われた。

否、その後悔に対しての後悔。


連続的に続く嫌悪感。



誰かの幸せ?違う―





今にも吐きそうな気持ちだ。




こんなにもあっけなく人が蘇るだけで…気づかされる







悲しい物語を辿ったただひとりの男の結末。

そこからの奇跡とも言える筈の生還に、俺はなんの感動もしていない。



簡単に収められない。

俺はそれほどまでにしることを知りすぎた




ただただ途方にもなく戸惑い、俺は、俺自身の感情に酔っていただけだと気づかされる。




ああ、そうだ。



そうなんだ…。きっと俺は悲しい映画を見て泣いてただけの一人にすぎない。

この場で俺はそんな程度の感傷でこの世界の事象に干渉を重ねて矮小な存在でしかないんだ。







だから言える。俺は俺に向かって平然と言える。

いつもと変わらず、いつものように







『俺は…なんて…愚かなんだ』と






ただ一人の観測者として、そう思わざる負えなかった。

「さぁて、どうなってしまったのでしょうねぇ。先生はぁ。」



そう言って手元のコーヒーを口にしながら南大陸の輪郭を飛空艇の窓から真下に見下ろすアシュリー・ブラッドフロー

それを黙って見守る帝国軍将官。その口からは言葉を何一つ放たれないどころか、呼吸すらも無い。



当然だ



その飛空艇には最早、人と呼べるものは存在しない。


セラ・ゼルクリンデによる帝国軍本部の奇襲によって大量の殺戮が起こされたことを機会に

殺された全ての帝国軍上層部を眷属として呪い従わせた。


以来、帝国軍末端を除く彼女の前に現れた全ての者は皆眷属にされている。


ジョイ・ダスマンからネグァーティオを回収する為に同伴したものは全て人と見分けのつかない

意志なき傀儡の屍にすぎず。



「せいぜい私の眷属を増やして欲しいものですねぇ。」



アシュリーの持つ力。

それはかつて名も無き幼少期に森で襲われた吸血鬼に由来する。


当時は死にかけている彼女を兄のアシュレイが懸命に運んで連れてきた教会。

あの場所で彼女は一命をとりとめた。


しかし、吸血鬼が追わせた傷から徐々に体内を蝕んでいく“呪い”は最終的に彼女を人外の領域へと誘った。

あのままあの教会に居ては、子供たち全ての血を啜り尽くしてしまう。


多少なりにも恩義を感じていた兄は、妹の身体についてひた隠しにしたままあの場所を去ろうとした矢先に


あの“連中”は現れた。


あいつらは、アシュリーが吸血鬼になりかけている事を知って、それを理由に私共々教会の子供らを眷属になったと嘯いて悪びれもなく虐殺した。

しかし、等のファクターである二人はどさくさに紛れてその場を逃げ出す。


奴らの目的も知っていた。


ジョイ・ダスマンが所持していた国の秘宝の一つ、不動の魔神の双眸『ネグァーティオ』

兄は片方を持ったまま逃げ去れば奴らはそれを探す事に優先して追ってこないと考えた。



結局、双子らはこうして今も生きている。

何か諍いの理由として、有り続けている。その役割を全うしている。



そして今回もそう

本来は兄より受けた命令、ネグァーティオのもう片方の回収のみではあったが

それだけでは済ませられない。そう思惑を閃いたのが妹のアシュリーであった。



「そう、これは私を救ってくれた感謝の礼なのですよ…先生…永遠に私の眷属として生き続け、いずれはその上部へと組する。

ええ、お兄様もきっとそれを望んでいらっしゃるわ。ねぇせんせ―…」







パァン





大きく弾ける音と共に

赤い飛沫が彼女の顔半分を覆う。




「…」



アシュリーはコーヒーをゆっくりと置き

自身の左肩から先を無表情のまま覗く。




「…どういう事かしら?」



赤く染められた床を見ると、彼女の左腕が転がっている。

彼女の内側で何かが拒絶されたように





「…あは、」




それを見て、アシュリーは顔を歪ませて笑う。



「あは、あははははははははははははははははははははははははははははははは。あはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは」





アシュリーは残った手で腹を抱えて笑う。

そして、一通り笑い続けて満足げに大きく息を吸うと


立ち上がり、足元の手を拾うと、何事もなかったかのように腕を繋げ直し

ただ黙って立っている眷属と成り果てた将官の方へと近づいて

その頭を果実かと思わせるようにその両手で握りつぶした。



「う、ウフフフ、ウフフフフフ」




グチュグチュとはみ出た脳を、更に握りつぶして丸めて弄び

己の昂ぶる感情の掃き溜めにする。




「面白いですねぇ。」



頭を失った眷属の身体を押し倒して、ヘソを介してその爪を抉りこませて腹部を引き裂く。



「吸血鬼の呪いを、眷属の呪いを否定する“もの”が存在する???こんな事、笑わずにはいられませんよねぇ!!」




腸を引きずり出して、目の前の壁に、地に、何度も何度も打ち付けた。




「なんども何度も、何度も何度も何度も何度も殺された甲斐があったというものですねぇ!!」




彼女の呪いを内側から否定する存在。

そんなのはもう既に気づいていた。



「ドール・チャリオット…やはり7番目の奇跡は、これほどまでに特別なのですねぇ!!うふふ、うふふ!!お兄様、ごめんなさい。あなたの持つ因縁を果たす前に…私が…私が先に殺してしまいそう!!ああ!楽しみ!!次に会えるのはいつかしら!!本当なら今すぐ会いたい!会って差し上げたい!!ああ、でも落ち着くのよ?アシュリー。このあとは兄様への報告があるわ。それに、“帝国”の連中が私達に懐疑の目を向け始めている。あの国のみかどは本当に本当に厄介ですからねぇ。ええ、ええ。ここは一先ず、次のヤクまでにこの昂ぶりを…取って置きましょうか…ねぇ。」








不敵な笑みと声が、雲を掻き分けて夜空を駆ける飛空艇の中で響き渡る。

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