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第六話 最善策
デパートにいく二回目の前日、僕は必死になって考えていた。
大切な親友を無くさない方法を。
最初の考えは行かないことだ、しかしこの考えでは悠温がデパートに行ってしまったら
同じ事だ、何も変わらない。
考えても考えてもいい考えはでて来なかった。
次の考えは悠温を別の場所に連れて行くことだ、でも悠温のデパートを見ていた
嬉しそうな顔を思い出したら考えは消え失せた。
僕は頭を抱えた、そして一つの考えにたどり着いた
僕 「悠温を助けるために多少のデメリットがあっても仕方ないのでは?」
そう思うと少し考えが浮かんだ。
そして最善策が出来た。
それは、場所も変えずに出来る事だ。
まず悠温とデパートに行く、そして前よりも早くに帰るのだ。
楽しい時間は短くなるが悠温を失いずっと絶望するのはもっと嫌だったから、
この方法で行くことにした。
気付けば夜12:00を過ぎていたので寝ることにした。
どうやって帰らせるかは明日考えようとして、
僕は明日計画を実行することを考えて目を閉じた。