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第三話 希望かまたは絶望か
その予知夢はあまりにも残酷なものだった。
僕と悠温でとあるデパートにいった時だった。
そしたら、悠温が
悠温 「ちょっとトイレいってくるわ」
といってトイレにいったあと、
なかなか帰って来なかったのでトイレにいったら、
個室の中で殺されていたのだった。
腹部にナイフを刺され紐のようなもので首を絞められていた。
そのあとは、目が覚めてしまい見れていなかった。
全身に寒気を感じた。
そしてすぐにそれを防ぐ方法を考えた。
わかっていたのは、一週間以内に起きることだけだった。
情報が少なすぎたのだった。
とりあえず思いついたのが、今週は悠温に誘われても絶対に
誘いにのらないことだけだった。
でも、この考えは悠温を嫌な気持ちにさせてしまう方法だった。
そして次の日、
悠温「なあ大地、今度の土日どっちかデパート行かね?」
と、誘われたのだ。
断るつもりだったのだが
悠温 「他の奴とも行くんだ、行こうぜ」
と言われたのだ。
夢とは少し違ったので大丈夫だろうと思い、
僕 「おう、いいよ」
と言って約束をした。
しかし、誰もまだこの選択が間違っていた事には気付いていなかった