第二話 出会い
中学時代はあまり予知夢をみることがなかったので結構平和に暮らせたのだった。
そして時は過ぎ、僕は高校2年生になった。
それと、自分の予知夢についても理解してきた。
[ 1 予知夢をみてから1週間以内に予知夢通りの事が起きる。]
[ 2 予知夢は自分と仲のいいやつのしか見られない]
[ 3 予知夢通りの事が起きるとき、僕は頭痛と耳鳴りが酷いくらいに起こる]
現在のわかっていることはこれだけだ
予知夢をみたくなくて高校の最初は誰とも関わらないようにしていた。
でもそんなことは無理だった。
どんなに避けても人はどんどん寄ってきた。
そしたら、僕には親友と呼べる人が出来た。
そいつの名前は宮下悠温
クラスのリーダー的な存在で誰にでも優しく接していた。
クラスの中で1人だった僕にあいつは優しく声をかけてくれた。
最初は無視をしたさ、でもあいつは僕にかかわろうとしてきた。
ぼくは聞いてみた、
「どうして僕にかかわろうとするんだ?」
彼は笑って答えた
「1人のやつをほっとけないだろ」
その言葉を聞いて僕の考えは変わった。
予知夢をみたくないから友達を作らないのではなく、
友達をつくってそいつに降りかかる災難を防ごうという考えになった。
それからは悠温と仲良くするようになり、
周りのやつとも仲良くなった。
そして、高校生活初の予知夢をみたのだ。