転生テスト始まり
ズゴバシャドカバキグチャア
トラックに轢かれて無残な姿になった僕は転生した。
うわ、死んだーと思ったら、教室みたいなところにいた。
グチャアとなった身体も全然痛くない。
なんか知らない人がいっぱいいる。ジジイからガキまでいっぱい。真面目な顔で着席してるよ。
なんだここはーと思ってたら
教室のドアが開いた。
なんか神っぽい人が現れて言う。後光がさしていて眩しい。
「皆さん死にました。転生に向けて頑張れ」
神っぽい人は教室から出て行く。
それに入れ替わるようにして女教師が教壇の前に立った。
その顔をよく見れば、金髪碧眼激ギガ可愛いエルフの女教師だ。
「これからテストを行います。
心技体あらゆる知識が試される試験ですので頑張ってください。
良い点取れたら凄い人に転生できるよ」
エルフは笑って言った。
可愛い。テストで良い点取ってほめてもらおう。
キンコンカンコン
早速テスト開始ぃ
僕は目の前にある問題用紙を裏返して、テストの問題を見る。
問:「あ」から「ん」までひらがなをかきなさい
カタカナも書きなさい。
なんだこの問題楽勝じゃん。アハハ!
思わず大声で笑ってしまった。
それを見て、なんか知らんが、エルフの教師も笑ってくれた。
あっという間に問題を書き終える僕。
「あっ、名前書いてないや」
芝 龍彦。僕は名前を書いた。
だが、そこで問題発生。
いきなり教室の天井が吹き飛んだ。
ぎゃあああ! 教室に広がる悲鳴。四散する身体。飛び散る血しぶき。
「なんなのこれぇ」
可愛い女の子が涙目で言う。名札を見ると、カレンとか言う名前らしい。
上を見上げれば、天井はなくなっていて、青空が見える。
一体何が起こったんだ。それは空を見ていればすぐにわかった。
隕石だ。
バーニングした隕石が落ちてくる。さっき天井がなくなったのも隕石のせいだ。
ズゴゴゴ。隕石が落ちてくる。それも一個やニコじゃない。三個も落ちてくる。
ヤバイー、死ぬ!
僕らは悲鳴を上げて逃げ惑うが、
隕石は教室に落っこちて爆発。生徒たちを殺して教室に穴が開く。
「ヤバイー、ヤバイよー」
カレンは泣いていた。服はボロボロで焦げてる。可哀想だ。
僕は学ランを脱いで、カレンに着せてやる。
「あ、ありがとー。ポッ」
「そんなことよりテストはまだ続いている」
「えっ、そんな言ってる場合じゃない」
カレンがエルフ教師を見れば、奴はニヤリと笑っていた。
そうテストはまだ終わっていない。エルフの笑顔はそう告げていた。
隕石が降り注いできた。
グオオオ、ドゴーン。ぎゃあああ!
隕石が降り注ぐなか、僕たちのテストは続く。




