第49話
「と、いわれてもどうしたらいいんだ?」
「この結界を作り出している石さえ壊すかすれば大丈夫だと思うんだけど・・・」
輝が首をかしげて問いかけると少年は悩みながら述べる。
「その居場所わかるの?」
「それは・・・・見つけられてないんだ」
瑠奈の問いに首をふり、答えた。
「となると、探すのは一苦労だね」
ふうかは悩みながら腕を組んでつぶやいた。
少年は目を丸くしてふうかを見ている。
「え、小学生?」
「違うよ!? ちっちゃくないからね!」
という少年のつぶやきに腕を振り回して反論するふうか。
その仕草も可愛らしい。
「ふうちゃん、その仕草も余計に可愛さをだしているようなもんだよ?」
「うぅ、だって・・・・」
初音がなだめるために肩をぽんぽんと優しくたたく。
だけど、ふうかは納得がいかないようだ。
「あのな、あいつはああみえて俺たちと同い年だから」
「えー!? あの身長で!!? 世の中は不思議で満ちてるなぁ」
輝の説明に驚きの声をあげる少年は腕をくみううむとうなりだしていた。
「ちっこいと抱き心地もいいんだよ~?」
「って、こらあ!? 抱き上げるなあ! それとちっこくないからね!?」
瑠奈が満面の笑顔で少年にアピールすると我にかえったふうかが暴れる。
「やれやれ・・・」
「瑠奈らしいというか、なんというか・・・というか、ツッコミいれるところが違う気がするよ」
それを見て呆れる輝はペーパーディスプレイをだしてなにやら検索する。
初音も呆れてはいたが、最後は小声でつぶやいていた。
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そんなコントを初音達側がしている頃・・・・。
光一達の方ではなにやら進展があったのだ。
「ん?」
「どうした、光一」
なにかの違和感に気づいた光一に声をかける秀久。
彼は気づいていないようだ。
「いや、あの怪物の動きが・・・」
「どこかに手を伸ばしてるな」
じっくりと怪物の動きを観察する龍星達。
「・・・・なんだろう、泣いてるような気がする」
「・・・うん、助けをもとめているようにも思える」
それを見ていたつぐみとひばりがぽつりとつぶやいた。
「・・・・・・?(ねえ、みんな・・・・あそこに衣服があるよ?)」
そんな中で芹香の怯えた声が聞こえてきた。
気づいて怪物の足元をみると、確かに衣服が落ちている。
食べられたのか、いや・・・もしそうなら衣服は血みどろのはずである。
だが、そうでないとするのなら・・・・。
「・・・・ここに実験施設とかあったかわかるか?」
「ちょっと問いただしてみるよ」
光一の問いにつぐみは薄型ディスプレイを出して、指でスライドさせながら調べる。
こういうのは結構ハイテクだったりする。
「・・・・動いたな」
「お、鉱石に手を伸ばしてるな」
秀久がつぶやくと龍星はだまって観察しながら言う。
なんどか取り出そうと繰り返す怪物だが、無意味に終わる。




