閑話 ぷに達のはじめての動物園!
まだまだ続きます!
「うん、君の名前はしゅうやんで決まりだ!」
「むー?」
「わう!」
高原教諭がそう笑顔で言うとぷち陸としゅうやんが小首をかしげて鳴く。
その姿も相変わらず愛らしさがあふれていた。
「んじゃ、名前も決めたことだし……行くか?」
「そうだね♪」
「ぷに達も待ち遠しいみたいですしね」
上条の言葉を聞いて西麗と龍清がうなずいた。
「キュウ!キュウ!」
「ガウ」
春清と小風も言葉が理解できるのかうなずく。
それぞれの主の肩に乗りながら、だが。
「それじゃ、みんな、行こう☆」
高原の号玲を聞いてぷに達を引率しながら彼らは歩きだす。
本来ならバスで行くべきなのだろうが、酔うぷにもいるかもしれないというのと、
行くべき場所が近いというのもあり、徒歩で行くことにしたようだ。
車に気をつけながら彼らは歩く、目的地を目指して……。
そしてしばらくして……。
「着いたね~」
「おいおい、本当にここなのかよ」
高原が笑顔で言うと上条が口もとをひくつかせながらつぶやいた。
それくらいここの面積の規模が大きかったのだ。
「ないない~♪」
「ふんぬぅ!?」
「わきゅ~♪」
うれしそうに鳴きながら嬉々として飛び出すつぐぴょんとしろしろ。
それをあわてて追いかけるりゅーさん。
二匹につられて動物園のゲートをくぐるぷに達。
「の~♪」
「なぁ~♪」
「わうわう!?」
「むぅ!」
ののみとるーにゃもテケテケと走っていく。
それを目撃したぷち陸としゅうやんは慌てて追いかける。
「だよ!だよだ~よ!」
「ひよ!」
「ひゃう~!」
そこへ三匹が来て腰に手を当てて注意を促す。
怒られて落ち込むつぐぴょん・しろしろ・ののみ・るーにゃ達。
自慢の耳と尾がへにょんと垂れてしまっているのがわかる。
「りゅー、りゅりゅー」
「りー!りりー?」
「かっかー!かっか、せりかっか」
そんなぷに達をりゅーせーとしーりんとせりかさんがよしよしと頭を撫でて話しかけていた。
ちなみにその姿を上条と高原はしきりにカメラとビデオカメラで撮っていたのはいうまでもなかったり。
「やーで」
「同感」
「ですですぅ」
「ん? そうだね、反省してると思うし……そろそろ中に入って回ろうか♪」
しきりにとって幸福にみたされているとみっくー・こう・みーこに促される。
それを聞いて理解する彼もあるいみすごい。
「この状態で……だ、大丈夫なのかな」
「心配だから、私達もいるんでしょ?」
不安そうな龍清に呆れながら西麗に諭される。
引っ込みじあんな彼をいつも諭すのは彼女なのだが、ときどきやりすぎな時もあったりするらしい。
「わうわう!」
「ないない♪」
係の人から地図をもらって眺めるつぐぴょんとしゅうやん。
とても楽しそうに見ているが文字はわかるのだろうか。
「あ、地図が反対だよ?」
「ない!?ないない~」
「くぅ~ん」
その二匹を見ていた龍清はふとした違和感に気付いて近寄ると声をかけて直してあげる。
それを聞いてしゅんと落ち込むつぐぴょんにしゅうやんはどうしたらいいかという様子でおろおろしていた。
「いや~もう、仲良しだねぇ♪」
「どこをどうみたらそう思うんだ?」
高原が笑顔で言うと呆れた様子で上条がつぶやいた。
手にカメラを持ちながら言ってもまったくもって決まってないことには気づいているのだろうか。
「の~?」
「な~……なぁ!」
「ひゃ、ひゃう!?」
ののみがどこを見ると聞いているとるーにゃがひいなを見てライオンを見に行こうと誘う。
そのことに驚きながら鳴くひいな。
多分、なんで自分を見て決めたのかと聞きたいのだろう。
「ですです♪」
「やーでぇ♪」
「くぅ…」
ところ変わってみーこ・みっくー・こうチームはキリンを眺めていた。
あまりの巨大さに驚いているようだ。
「わきゅう♪」
「かっかー♪」
「ふんぬぅ♪」
しろしろの面倒を見ながらせりかさんとりゅーさんはゾウの檻を見ていた。
ちなみにぷに達は従業員さんに手伝ってもらって見ていたりする。
「だよ!」
「ひよよ♪」
「りゅー!?」
「りー?」
ふーにゃん・ひばちー・りゅーせー・しーりんは高原と上条の肩や頭にのっけてもらってワニやらチーターを観察していた。
それからおひる休憩にはいると、近くにある広場のベンチに座り、手作り弁当を食べることとなった。
「ないない♪」
つぐぴょんの弁当は野菜たっぷりのヘルシー弁当らしい。
人参もあることでとても嬉しそうなのが見てとれる。
「の~♪」
ののみの弁当も野菜やお肉を均等にわけられているようだ。
犬耳が嬉しそうに動いているあたり、とっても嬉しいのだろう。
感想お待ちしてます!
今回の内容はいかがでしょうか?
そういえば……お借りしたぷに達のお弁当はどんな内容がよろしいですかね?
感想にそのことを記載するか、メールで教えてくれると嬉しいです☆




