閑話 ぷに達と新たな引率者とぷにっこ推参!
今回はATK様のキャラとヒョウガ様のマスコトットをお借りしております♪
「よ~し、みんな、準備はいいな?」
上条がそう声をかけると全員がうなずいた。
その愛らしさに撃沈するのはもう世界の常識だといってもいいだろう。
「じゃあ、しゅっぱーつ!」
高原教諭と上条の引率の元でぷに達は部室から出ていく。
とても楽しそうに歩いているぷに達。
「あ、途中で合流する子がいるから、みんな仲良くね?」
「お前らと同じくらいだから仲良くはなれると思うがな…」
歩きながらぷに達が道路からでないように注意しながら話す。
しばらくして公園の前を通るとそこには見慣れない不思議生物がいた。
「む!」
「わう~」
赤い髪のショートで身長はつぐぴょん・みーこ・ふーにゃん・ののみ・ひばちーよりは大きいくらいのぷにがリュックを背負って立っていた。
その隣には秀久にそっくりの銀色の狼耳と尾をもった生き物がいた。
「ないない♪」
「む!?」
「わう!?」
それを見て発見したつぐぴょんが嬉しそうに笑うと勢いよく二匹に飛びついた。
いきなりのことで耐えきれずに尻もちつく二匹。
「こらこら、二匹が困ってるでしょ?」
「ない~」
見ていた高原が苦笑を浮かべてつぐぴょんを抱き上げる。
叱られてしょんぼりするつぐぴょん、こころなしか垂れうさみみがへにょんとなっていた。
「あれ、どうかしたんですか?」
「なんか、つぐぴょんが落ち込んでるように見えるけど…」
と、そこへ二人の男女?とその肩には小さな龍と小さな虎がおり、腕にはその男女をデフォルメしたつぐぴょん達と同じ存在がいた。
「りゅー?」
「りー」
「クキュウ!」
「ガゥ」
小さな龍は頭から尻尾にかけて、全身を覆う青い鱗に、四肢にある爪、翡翠色の瞳を覗かせる頭には、小っちゃい珊瑚のような角が生えている。
その姿は、伝承などに伝えられる龍のようであったが、壁画や掛け軸などに描かれているような、雄々しさや力強さは微塵もなく。小さく、そして可愛らしい姿であった。
虎の方は猫と同じくらいの大きさで白い毛並みをの尾をゆらしてぷに達を見ていた。
不思議そうに鳴いてるぷには美少女顔の少年そっくりだが、頭に角が二本生えており、背中に翼、御尻に尻尾がある。また、喉に鱗みたいなのがあり、干と袴を着ていた。
活発そうな少女にそっくりだが、頭に白黒模様の虎耳、御尻に虎尻尾が生えており、鋭い爪と牙を持ってるが爪は普段出していないようだ。拳法着を着ているのがわかった。
「ひゃう?」
「あ、この人達はこのぷに達の保護者さんであり、僕達と一緒に引率してくれる人達だよ」
にこにこと笑っている高原にひいながくいくいと彼の服の袖をひっぱり尋ねる。
それに気付いて笑顔で説明する。
「とりあえず、自己紹介を頼めるか?」
「あ、はい」
「もちろん、いいわよ」
上条教諭がそう言うと二人は頷いた。
ぷに達はそれぞれ興味津津な様子で注目をする。
「僕は東郷龍清です、こっちは使い魔の春清とぷにのりゅーせー」
「キュウ!」
「りゅ、りゅー」
己のことを紹介しながら春清のこともぷに達に教えてあげる彼の心遣いに高原達はにこにこしながら見ていた。春清はぺこりと首をさげており、とても愛らしかった。
りゅーせーはすこしおどおどしているのがわかる、人見知りなのかもしれない。
「それで、えっと……みんなの引率をするためにここに来たんで仲良くしてくれるとありがたいかな」
「ないない♪」
「なぁ~♪」
「かっかー♪」
「だよ~♪」
「ひよよ~♪」
そう照れながら自己紹介する彼につぐぴょん・るーにゃ・せりかさん・ふーにゃん・ひばちーが拍手をしていた。
「私は秋西麗 (チュウ・シーリー)よ。 こっちは使い魔の小風 (シャオフォン)でこっちはぷにのしーりん、よろしくね?」
「くあぁ~」
「りー?」
その次に自己紹介したのは彼女で彼女も龍清と同じように己の使い魔のことも紹介している。
小風はあくびをし、しーりんは小首をかしげいた。
「ふんぬぅ!」
「の~」
「ん」
「です~」
「やで!」
「くじゅじゅー♪」
「わう」
「む!」
そんな彼女にりゅーさんをはじめとしたぷに達が群がりながらもあいさつを返していた。
リーダーであるりゅーさんの言いつけは絶対だとぷに達も理解しているからこその団結力だと思われる。
「ん~……ところで、のこりの二匹はなんていうのかな?」
「む!む!」
自己紹介が終える中で高原が真剣に赤い髪のぷにを見て悩んでいると、そのぷちはプラカードをかかげて見せていた。
そこにはぷち陸だと書かれていた。
どうやらこれがぷちの名前らしい。
「こっちは吉沢に似てるな? 名前はあるのか?」
「わう!」
それは上条の方も同じようで秀久そっくりのぷにを見て悩んでいた。
秀久そっくりのぷちはジェスチャーをしてなにかを求めているのがわかる。
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