閑話 ぷにと動物園に行こう! 準備編☆
あれ、動物園にいけてない!?
「はーい、今日は動物園に行こうと思います」
「俺達から離れるようなことはないようにな?」
ぷにっこ部の顧問の二人がぷに達に言い聞かせるように声をかけている。
「ないない?」
そこへちっちゃな手をあげて小首をかしげる我らが第一アイドルつぐぴょん。
ふつうは何をいってるのかわからないのだが、ここに赴任している顧問達は違う。
「もちろん、理事長からは許可はもらってるから安心していいよ♪」
「ただ、リュックは常備しておけよ? そこでお昼休憩もするからな」
にこにこ笑顔でつぐぴょんの頭を撫でて云う高原の隣で上条教諭がぷに達にプリントを渡す。
どうやら彼のお手製のようだ。
かわいらしいイラストが描かれており、ぷに達も興味津津のようだ。
「ひゃう!」
「はい、ひいなちゃん。質問はなにかな?」
と、そこへひいなが手をあげる。
それに気づいて高原がにこにこ笑顔で尋ねた。
「ひゃう、ひゃうう?」
「おやつは500円までだよ♪(ダクダク)」
「のー!?」
「ひよー!?」
小首をかしげて尋ねるひいな、その愛らしさに鼻から愛をあふれさせながら答える。
それを見てひばちーとののみがあわててティッシュを渡す姿が見れたとか。
「ちなみに、おまえらのリュックは作ってきといたから安心しろよ」
高原に若干呆れながら上条はどこからともなくダンボールを取り出して、そこから数匹分のリュックを取り出す。
規格外にもほどがあるだろう、この教諭達は。
それともこれもぷに達の愛ゆえなのだろうか。
「みゅ~♪」
つぐぴょんは嬉しそうにぴょんぴょんと跳ねていた。
どうやらリュックがもらえることがよほどうれしいのだろう。
「ふんぬぅ♪」
そんなつぐぴょんの頭を撫でて微笑ましげに鳴くりゅーさん。
年長さんだからこその立派ぶりである。
「じゃあ、順番に配るからな~? 人数分あるからあわてなくていいぞ~」
上条教諭に言われてぷに達は上下にうなずいた。
その愛らしさを見て再び高原教諭が鼻から愛をさかせたのはいうまでもない。
「なぁ~♪」
「なくさないようにな?」
尾をゆらしながら嬉しそうに受け取りながら鳴くるーにゃ。
猫のワンポイントアップリケが貼られており、とてもご機嫌に見える。
「はい、つぐぴょんのだよ♪」
「ないない、みゅー♪」
つぐぴょんはなんとか復活した高原からうさぎのリュックを受け取る。
うさみみがぴくぴくとせわしくなく動いているのが見えて、とてもほほえましい。
「かっかー♪」
「せりかさんとりゅーさんのだ、落とさないようにな?」
「ふんぬぅ!」
つぎに渡したのはせりかさんとりゅーさんのである。
藍色のリュックがりゅーさんのでオレンジ色がせりかさんのである。
ちなみにせりかさんのは上条のお手製だけあって、なんでも詰め込みが可能だったりする。
二匹は受け取るとぺこりとお辞儀をしてお礼を言う。
「これが、ひいなちゃんとひばちーのだよ?」
「ひゃう♪」
「ひよ~♪」
その間に高原がひいなとひばちーにリュックを渡していた。
それぞれライオンとリスのアップリケが貼られており、名前もそこに丁寧に記載されている。
「ののみとふーにゃんのはこれな♪」
「の~♪」
「だよだよ~♪」
ののみとふーにゃんの方では上条から受け取っていた。
どちらも初めての外出で嬉しいようではしゃいでいるのがわかる。
「やでー?」
「ちょっとまっててな? えーと……みっくーのとこうはっと」
写真をカメラで撮ってアルバムに貼っているとみっくーに問われて、ダンボール箱から取り出す。
「面妖……」
「や、やで~」
「ですです?」
その様子を見ていたこうがつぶやき、みっくーは苦笑し、みーこはこてんと小首をかしげていた。
「わわ!?しろしろ、それはそうするんじゃないよ!?」
「わきゅう?」
そんな最中、高原のあわてる声にしろしろが小首をかしげていた。
リュックに入りながらだが。
「ないない?」
「ふんぬぅ!」
つぐぴょんがリュックを覗き込みながらりゅーさんに尋ね、りゅーさんが首をふり、背負い方を教えていた。その最中、せりかさんがぷちぐるみをリュックに詰め込んでいるのが見えたが、気にしないでおこう。
「くじゅー!」
「ん、どうした、くじゅー?」
いつのまにかそばにきて上条のスーツの裾をひっぱるくじゅー。
そんな彼女を見て小首をかしげて尋ねると。
「くじゅじゅ~♪」
さも楽しそうに笑いながらリュックを見せた。
なぜか、膨らんでおり、なかでうごめいているのがわかる。
いたずら好きな彼女らしいといえばそれで終わりなのだが、いったいあのリュックにはなにがはいっているのだろう。
次回もお楽しみに♪
まだまだ続きます!




