特別外伝 お正月イベント? 前篇
今回はキャラが多いので分けたいと思います(汗)
まだ、出せてない方はすいませんが。
お待ちしてくれると嬉しいです。
まずは、LAN武様・鋼箸様・GAU様・風音ツバキ様・秋雨様・カトラス様・Σ様・沙由梨様
お待たせしました。
ちと、変かもしれませんが……お許しをっ!(全力土下座)
「えーと……みんな、準備はいいかな?」
『『『『おー!』』』』
ピンクの振袖姿のつぐみが聞くと大勢の声が響く。むろん、ぷにっこ達も可愛らしく頷いていた。
それを見て満足そうに頷くと前を向いて
『『『みなさん、新年あけましておめでとうございます!』』』
「ないない♪」
「やでー」
「くじゅー!」
「わきゅー♪」
「せりかっか」
「ふんぬぅ!」
「の~」
「なぁ~♪」
「ひゃう~♪」
「とー」
「だよだよ~♪」
「ですです~♪」
と、全員での挨拶でしめさせてからの~!
「お正月イベント~☆」
オレンジ色の振袖姿の響が笑顔で告げる。
今彼女達がいる場所は学園長直々が用意した、豪邸の広間である。
豪邸というより、なんか城ぽい場所もある。
和洋折衷な色彩がここのポイントなんだろう。
「また、いきなりやな」
「仕方ないよ、だってレフェルだもん☆」
呆れる真紅の振袖を着た深紅を見てあっけらかんと言い、笑う。
「ちょ、その扱いは生みの親に失礼だよ!?」
「作者様は大切にしないと!?」
「そうだよ! 優しくしようよ!?」
「優しくしないとないちゃうかもしれないでしょ!?」
そこへ我らがアイドルちみっこツッコミカルテットが加わり、止めにはいる。
ちなみにひばり・つぐみ・希・ふうかが今のメンバーです。
『『えー』』
『『『『えー、じゃない!』』』』
ぶーたれる二人を見て注意するつぐみ・ひばり・希・ふうか。
ふと、彼女達を見た瞬間二人は凍りついた。
なぜなら、彼女達の手にはそれぞれハリセンと巨大ピコハンが握られているからだ。
それを見た二人は若干冷や汗が頬をつたって流れた。
『『まだ、言うなら』』
『『わかってるよね?』』
にこやか笑顔で四人のブリザードボイス声が大広間で響く。
この瞬間二人はやばいと危機を感じていた、その時…。
「………(四人とも、落ち着いて! ひびちゃんも深紅ちゃんも反省してると思うし)」
「そうだぞ、それに正月なんだからハッチャケたくもなるだろうから、許してやってくれ」
二人にとって救世主といえなくもない芹香と龍星が苦笑を浮かべて仲裁する。
『『『『でも……』』』』
なかなか許せる状況にならない四人がくちごもっていると。
「かっかー」
「ないない!」
「のー!」
「だよだよー!」
せりかさん・つぐぴょん・ののみ・ふーにゃんの四匹が四人の足にしがみついて見上げて頼み込んできた。
これでは怒りをしずめないわけにはいかないので、四人は深い嘆息をして二人を見る。
『『『『これにこりたら、もういじらないであげてね?』』』』
『『らじゃー!』』
と、注意すると敬礼して頷く深紅と響。
ここまで息があうのもすごい。
「ところで、正月イベントって何するんだ?」
「え、えーと……雑煮を食べて初詣にいって神社で祈祷してそれから」
万里がいつのまにか近寄っており、尋ねるとつぐみはどこからかメモを取り出してスケジュールを見て話しだす。
「それから?」
「羽つきとか、カルタをする予定になってるよって……瑠奈ちゃん。
毎度毎度あたしかひばりちゃんを抱っこするのやめてよ」
と、答えてから宙を浮く感覚に気付いたつぐみが半目で瑠奈を見上げていた。
「やだ!」
「やだって」
しかし、つぐみのお願いもむなしく即却下された。
それに脱力感をあじわう彼女を見てひばり達はどうしたもんか、と悩んでいた。
「瑠菜、いいかげんに離してあげてください。 このままでは大変なことがおきますよ」
「ぷにっこを抱っこしたまま言うと威厳もなにもねーな」
そんなつぐみを助けるべく日菜が瑠菜を注意するが、万里はその姿を見てぽつりと呟いた。
なぜなら、彼女の胸元にはしろしろが満足そうな笑顔で入り込んでいたから、
そしてそのままなにごともなく取り出すと抱っこしていたから。
「お雑煮できたよ~♪」
「あれ、なんかカオスな雰囲気か?」
カオスになりそうな時にミリニャンを頭の上にのせたミリアとカイワンを肩に乗せたカイトが不思議そうな顔をしながら広間にはいってくる。
「まあ、いろいろあってな」
「なんか、大変だな」
カイトの問いに苦笑する龍星。
それをみて察したのか同情めいたまなざしになる。
「カイトくんとミリアちゃん達は揃ったけど。……他のみんなは?」
「Σ! ……多分、どっかのトラップにひっかかってんるじゃね?」
瑠菜になすがままの状態でつぐみが尋ねると、カイトは一瞬目を丸くするが、冷静に対処する。
「瑠菜ー、光一くんが網にひっかかりそうになってたえ」
「なんだよ、ここは!? トラップだらけじゃねーか」
深紅に支えてもらいながら歩いてくる光一が文句垂れてると。
かなり疲弊しているようだ。
「光一はいいよな、俺なんか。 十字架にはりつけにされるわ串刺しになるかと思ったんだぞ!?
どこの影○かと思ったぞ!?」
その隣では同じく響に支えてもらってる綾人がおり、こちらも青ざめた顔をしていた。
どうやら、彼も疲弊しているのがみてわかる。
「僕と冬樹はひっかからなかったよね」
「ああ、後ろから大量の人形がくる奴以外はな」
すこし、すすけた様子の秋斗と冬樹も遅れて登場。
「いやいや、なんであんなのにひっかからないんだよ!?」
「た、小鳥遊くん、落ち着いて!」
テーブルを叩く小鳥遊透という少年が叫ぶと隣にいる女性が仲裁しようと袖をつかむ。
こちらの少女は神崎実乃里という子で、つぐみ達とは買い物してる時に知り合ったのだ。
ちなみに彼は少しぼろぼろである。いったい、彼になにが?
「あいつはどうしたんだ?」
「多分、叫ばずにいられないことがあったんやろ」
光一が透を見て呟くと深紅が同情じみた感じでわかりやすく告げるとそれに黙って彼は納得する。
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