第36話 任務? 改訂
つぐみ達がソルのことで話し合っている頃
「あれ? 日菜ちゃん達はここで何してるの?」
「なんかあったのか?」
「だよ~?」
教室に戻ってきたふうかと輝が小首をかしげて不思議そうに万里達を見ていた。
それに気づいた万里達は振り向くと
「お前ら、槍部にはいらないか?」
「「言うことは違うでしょう!!?」」
「ひゃう!」
そう笑顔で近寄りながら尋ねる万里を秀久と日菜がハリセンを取り出して彼の頭をめがけて振りおろしてはたいた。
ひいなもぷちハリセンで万里のスネを叩いた。
「いてっ!?」
頭を押さえて座り込む万里を横目にみながら
「さてと……すいません、万里が新たなに部を作ろうと考えていたので」
「それで…二人を部にいれようとしたみたいなんだよね」
「ひゃう~」
頭を下げて申し訳なさそうに謝罪する日菜と秀久を見た二人は……。
ちなみにひいなも頭を下げて謝罪していた。
「それでか、いきなりだったから驚きはしたけど。 秀久達のせいじゃないから頭をあげてくれよ」
「そうだよ! それに入れといわれても私達はもう部を決めてるし」
「だよ、だよだよー!」
苦笑を浮かべて納得すると笑みを見せて二人に頭をあげるように言ってると……
「あれ、万里くん達だけ?」
「どうやら……そのようだな」
雅と陵教諭が教室へと入ってきた。
どちらも不思議そうな表情をしている。
「先生、どうかしたんですか?」
双牙が驚いてる全員を代表して声をかけると
「あ、うん! 君達に依頼を請け負ったから行ってもらいたい場所があるんだ」
「当然、俺様達も引率するから、安心しろよ♪」
と笑顔で告げる雅の隣でニヤリと得意げに笑う陵教諭が万里達を見て告げた。
確かに彼らが引率するのならそうそう負傷することなどめったにないだろうと思われる。
「あの……任務なのはわかりましたけど、いったいどちらに?」
「後、人数はどれくらいでいくつもりなんだ?」
と、二人が次々と雅と陵に問いかけた。
「どこかは、ついてからのお楽しみだ。 人数はできるだけ大勢で当たる方がいいらしい」
万里と日菜の問いに腕を組んだままの陵が答えた。
「でも……ひいな達のこともあるから、そう大人数ではいけないと思うんだが」
「ああ、ひいなちゃんやふーにゃんちゃんのことは、ぷにっこ部の顧問に頼めばいいと思うよ」
秀久はひいなとふーにゃんを抱っこして心配そうな表情で呟いたのを見て安心させるように笑みを浮かべて雅が言う。
「顧問?」
「そんな物好きな奴がいるのかよ」
ふうかが小首をかしげて輝は苦笑しながらどんな物好きが顧問になったのやらと考えていた。
そんな彼を見て雅が笑顔で提案する。
「気になるのなら、見に行こうか」
「そうだな、そいつらを連れてついてこい」
そう言ってさっさと歩き出す二人を万里・日菜・ふうか・秀久・輝がそれぞれのぷにっこを抱っこして慌てて追いかける。
しばらくして、つぐみ達がいる教室までつくと、そこには光一達もいたが、どちらも茫然としていた。
なにを見て茫然としているのか不思議に思った彼らは教室を覗き込み……。
「これ、託児所みたいにみえるんだけど!?」
「もしくは、保育園みたいにもみえるぞ!?」
「スーパーでよくある子供達が遊ぶスペースにも見えるよ!?」
「ここ、本当に教室かよ!? ありえねーだろ、この状態っ!!」
四人が驚愕にみちた声で叫んでツッコミをいれていた。
ちなみに光一と深紅もこの教室を見て同じようにツッコミをいれていたりする。
「ひゃう~♪」
「だよだよ~♪」
「や、やでー」
「離れたい」
ひいなとふーにゃんは嬉しげにみっくーとこうは若干近寄りたくなさげに後ずさりしていると……
「ないない♪」
「ふんぬぅ!?」
「かっかー♪」
「なぁ~♪」
「くじゅ~♪」
「はちゅー♪」
「わきゅ~♪」
「の~♪」
そんな四匹に気づいたつぐぴょん達が一斉に目を光らせて近寄るために走ってくるが……。
りゅーさんは止めようとしたが、つぐぴょん達は止まらない。
「ピィ~?」
「なんだ、こいつ?」
「ん~……あたらしいぷちなんかも」
ソルだけが先に来て深紅の頭に乗り、まじまじと光一達を見ていた。
どこか興味津津といった感じで見つめているのがわかる。
光一は不思議そうにソルを見て深紅はしげしげとソルを見つめて呟いた。
「フェニックスか?」
「え、そんな珍しいぷちがなんでここに?」
「そんなの私にもわかりませんよ」
「なんだか、深紅ちゃんに懐いているようにも見えるね」
「深紅はぷちにも好かれるのか」
万里がソルを見て呟くと秀久が驚いた様子で疑問を浮かべ、日菜は苦笑をしながらソルを見た。
ふうかは深紅の上でリラックスするソルを見て言うと輝がソルと深紅を交互に見て呟く。
「あれ……? 光一くん達、どうしたの?」
「あ、本当だ! なんかあったの?」
「先生達まで、いったいどうしたんですか?」
つぐみとひばりと希がぱたぱたと走り寄ってきて不思議そうに小首をかしげて尋ねる。
小首をかしげているあたり、とても可愛らしいので瑠奈が抱きしめたそうにうずうずしている。
「やあ、おそろいだね? なにか任務かい?」
「それなら、ぷにっこ達は預かるぜ」
そんな三人の後ろから気配もなく近寄ると雅と陵を見て笑顔を浮かべてここにきた理由をわかっている感じで声をかけてきた。
「うん、そうだよ♪ まったく、話が早くて助かるよ♪」
「ぷにっこ達のこと頼んだぜ」
驚く様子もなく二人は笑みを見せて高原達にぷにっこの世話を頼む。
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