第34話 ぷにっこは癒し系♪ 改訂
顧問の二人はある作者様達がモチーフです!
こちらなりに直したともいえますね♪
「の~♪」
「よしよし、可愛いなぁ…ののみちゃんは」
「ふふっ……ののみちゃんはご機嫌でつぐみちゃんの肩にいるね」
「ないない♪」
全員で部活探索を続けているつぐみ達。
すたすたと歩くつぐみにすりすりと頬ずりをしているののみを見て微笑みながらつぐみは頭を撫でていた。つぐぴょんを抱えている希が笑みを浮かべてののみの様子を見てつぶやく。
「あのこうけいはみていてなごみますね~」
「ふふ……そうですね?」
京とひばりもののみの様子に頬をゆるませながら歩く。
「お、みんな! 部活が見えてきたぞ」
「中には誰かいるみたいだけど……誰だ?」
先を率先して歩いていた慎一と明弘がつぐみ達に声をかける。
その声を聞いて急いで慎一達の傍に来るつぐみ達。
近くまで来て教室をのぞきこむと
「あれ、お兄ちゃん達だ!?」
「もしかして……ぷにっこ部にはいるのかな」
そこには龍星達がおり、二人の顧問の教師となにやら会話をしていた。
頭や肩や膝にぷにっこ達を乗せながら。
どうやら二人とも黒髪の短髪の男性できちんとスーツを着ており、雰囲気からして頼もしい感がある。
「どうした、お前ら? ここになんか用なのか?」
「用といえばそうですけど、龍星さん達はここに入ることしたんですか?」
つぐみ達に気づいた龍星が扉をあけてこちらを見ると問いかける。
少し苦笑を浮かべながら一晃が答えて聞き返すと。
「………(そうだよ♪ つぐちゃん達もここの部活にするの?)」
「あ、いえ……あたし達ではなくて」
「みやちゃんはいろうとおもってるのですよー」
いきなり芹香が龍星の背中に抱きついて話に乱入しながら問うとひばりが苦笑を浮かべて話そうと口をひらくが。
京が話を受け継ぐようににこにこ笑みを浮かべて告げた。
「………(え、そうなの?)」
てっきりつぐみ達もここに入るのかと思って喜んでいたが、予想と違ったので落ち込む様子を見せる芹香。幻視で彼女の頭の上にあるネコミミが垂れており、尻尾もどこか元気がなさげに見えた。
「芹、無理言うなよ。 つぐみ達が入りたい部活があるんだからな」
「………(うに~……そうだよね……ごめんね? つぐちゃん、ひばりちゃん、希ちゃん)」
芹香の様子につぐみ達が困っていることに気づいた龍星が苦笑を浮かべて彼女の頭を撫でて諭すように言われてしゅんと落ち込みながら謝る。
「謝らなくていいよ! こっちこそ、ごめんね?」
「本当は入ってあげたいけど」
「もっと料理のこと知りたいから」
芹香に謝られて慌てるつぐみとひばりと希が近寄る。
申し訳ない気持ちでいっぱいでつぐみ達がいると
「悩むなら部活を掛け持ちですればいいだろ?」
「そんなことできるのは生徒会長である慎くんだけだと思うよ?」
様子を見ていた慎一が簡単なことじゃないかとさもなんでもないことのように言い、そんな彼を見て響は呆れた目で見つめる。
なにかおかしなことを言ったかとでもいうような不思議な表情を慎一がしていると
「まあまあ、とりあえず……部活見学してから決めてもいいと思うよ」
「ああ、それからでも遅くはないはずだ」
そこに割り込むように古株の教師二人がこちらへと歩いてきた。
彼らの名は上条雷教諭と高原浩太教諭である。
ぷにっこの生態のことをよく調べているのがこの二人なのだ。
「って、言ってるけど…どうする?」
優しい目でつぐみ達を見つめて問う龍星。
彼はつぐみ達が選んだことなら止めるつもりはないようだ。
「みやちゃんはけんがくします~」
「じゃあ、ボクも♪」
「んじゃ、俺も」
京と響と慎一は見学する気まんまんようだった。
顔を見合わせてお互いに頷くとつぐみ達は前を向いて言おうとした瞬間
「ピィー♪」
窓から一匹の赤い炎を纏わせた鳥のようなぷちが入ってきてつぐみの頭に着地した。
「わわ!? え、あれ? 熱く…ない、ね?」
「つぐみちゃんの上に鳥? でも、ぷち…ぽいよね」
「炎をまとってるから、ぷちフェニックスなんじゃないかな」
驚いてつぐみが見上げるとひばりと希も目を見開いて鳥を見つめ、不思議そうに観察する。
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深紅の過去を知りたい人っているでしょうかね?




