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御神楽学園(停滞中)  作者: レフェル
歓迎会と戦闘と誤解
32/70

第25話 歓迎会しようぜ! 改訂

光一と京ちゃんの歓迎会をしてなかったなぁと思って書きました。

深紅が芹香達のデートが無事成功できるように考えている頃


秀久side


「みやちゃんたちのかんげいかいなんてしてもらってほんとうにいいんですか~?」

「です~」

「ああ、久遠も高嶺先輩もこれからはもう仲間だからな」

「その気持ちは嬉しいが、色々準備とか大変じゃないか?」

「だぜ」


道を歩きながら隣にいる僕を見上げるつぐみより小さい先輩。

その先輩の頭の上にはみーこという高嶺先輩のぷにっこが座っている。

興味津々に周りを見てるからめずらしいんだろうなぁ。

左には交換学生としてきた久遠光一。

んで、その頭の上には久遠そっくりのぷにっこのこうくん。

今日もぷちモデルガンの手入れは欠かさないみたいだ。



「いや、そんなに大した手間じゃないから、気にする必要ねーよ」

「万里の言う通りだぜ、久遠」


万里と富士也は荷物を持って前を歩きながら久遠くん達に言った。

ちなみにその前の方にはひばりちゃん、ふうかちゃん、希ちゃん、瑠奈ちゃん、日菜ちゃん、つぐみや結華さんや初音ちゃんがいる。

それにしてもなんか街中の視線が凄い気がするんだけど、なんでだろう?


『小学生と女の子をはべらしてるぞ、あいつら』

『羨ましい!!羨ましすぎるぞーーーっ!!』



え、小学生?って高嶺先輩やつぐみや希ちゃんやふうかちゃんやひばりちゃんのことを言ってるわけじゃないよね?



「むぅ…みやちゃんはしょうがくせいじゃないんですがね~」

「ですー!!」


高嶺先輩とみーこちゃんが不機嫌そうになっていってる。

それもそうだよね、高校生なのに…小学生に間違えられるなんて、嫌だよね。


「ちょっと、君達いいかな?」

「「「はい?」」」


うんうん、悩んでいるとなぜか俺、久遠、万里、富士也達が声をかけられていた。

よくみると警察官のようだけど。

そんな人がなんか用かな?


「君達は小学生を連れまわして歩いてるなんて、何を考えているんだい。あれか、世に言うロリコンなのか?君達は」

「「「「なんでそうなる!!?」」」」


なんか、とんでもない誤解をされているぞ?

ここはフォローをいれないと!



「しつれいですね、みやちゃんたちはしょうがくせいじゃないですよ~」

「「そうです!信じられないかもしれませんけど!」」

「「こう見えて万里くん達とは同い年なんですからね!」」

「いや、しかし」


俺が動こうとすると高嶺先輩・つぐみ・ふうかちゃん・希・ひばりが警察官の人に近寄り抗議していた。

その後ろから結華さんと初音と日菜や瑠奈が走ってきた。

ちなみにつぐぴょんは初音ちゃんの腕の中でふーにゃんは瑠奈の腕の中にいたりする。



「「「「これが証拠です!」」」」


そう言ってつぐみ達が警察官の人に学生書をこれでもか!という感じで見せていた。

これを見て俺が思ったこと、可愛いな~って思わずなごんじゃったんだよね、うん。



「う…む…確かに高校生のようだね。」

「「「「わかってくれましたか」」」」


それを見た警察官の人が言うとつぐみ達はほっ、と安堵していた。

いきなり万里達が連れて行かれそうになってたもんね。

なんでか僕はスルーされたけど。



「すまなかったね、これで失礼するよ」


警察官の人は万里達に謝るとすたすた、と去っていった。


「あー、どえらい目にあったな」

「なんでこうも誤解されるんだ?不思議でならん」

「こんなこと毎日起こってそうだな、お前等」


深いため息をつく俺と富士也と万里に久遠が同情するような目で見ていた。


「ごめんね、万里くんにフジくんに久遠くん」

「「こんな身長じゃなかったら迷惑かけなかったのに」」

「楽しい歓迎会がだいなしにしちゃったね」

「みやちゃんがくわわったことでさらにただいなめいわくをしてしまいました~」


しゅん、と落ち込むつぐみ達。

つぐみ達は悪くない、勝手に誤解する人達がいけないんだしな。


「気にするな、こんなこともう慣れっこだし」

「そういえば、万里達は幼なじみだからもう慣れてしまったんだったな」

「まぁな、そのうち結華達も慣れるだろうさ」


富士也が苦笑いしながら言うと結華さんが思いだしたように呟くと万里くんは荷物を再び持って歩き出す。


「どんまい、つぐみちゃんにみやちゃん先輩にひばりちゃんに希ちゃんにふうかちゃん」

「「「「ありがとう(涙)」」」


よしよしと初音ちゃんがつぐみ達の頭を撫でていた。


「ところで、久遠のこと光一って呼んでいいか?」

「あ、俺も」

「できれば、俺も」

「急だな、なんでだ?」


万里がニカっと笑って聞くと富士也と俺もそれに便乗する。

ながれにのらないと、いつ呼べるかわからんしな。


「もう俺達は仲間だからさ、それなら名前で呼んだ方が親しみがあるしな」


富士也が久遠を見て笑顔でつげると


「変わってるな、お前等。ま、悪い気はしないがな」

「それじゃあ、いいのか?」


ククッと笑う久遠を見て俺が尋ねると。


「ああ、名前で呼んでいいぞ。その変わり俺も名前で呼ぶからな」

「構わないさ」

「元から、そのつもりだったしな」

「たまにはこういうのもな」


久遠、いや光一がそう俺達を見て言った。

俺達はニカっと笑って手を差し出して握手をしていた。

その後、俺達は待ち合わせの公園に向かった。

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