第24話 ほのぼのかな? 改訂
白姫のキャラが壊れていたらすみませんっ!
でも、白姫のかわゆさゆえの形なので許してくれると嬉しいです!
白姫side
「わきゅー…」
「わきゅう?」
授業の後、晃希さんの部活が終わるまで剣道所の隅で座っているんですけど。
がらーんとしておりますの。
そういえば、部活というより、同好会みたいなものかなってぼやいていたですの。
晃希さんは寂しくないのでしょうか
しろしろを抱っこしたまま晃希さんを眺めていると
「そこで座ってつまらなくないですか?」
晃希さんが苦笑いしながらタオルで汗を拭きながらこちらにきましたの。
つまらないなんて、そんなことありませんのに
「そんなことないですの!ね、しろしろ」
「わきゅ~!」
私は立ちあがって笑顔でしろしろに声をかけてから晃希さんに言うとふって微笑んでくださりました。
し、心臓がどきどきしてますの~っ。
「ありがとうございます。しろしろもありがとうな」
「わきゅでしゅの♪」
そう言って私としろしろを抱きしめてくださいました。
はうう、緊張しすぎたのかくらくらしてきますの。
「もう、帰りましょうか?」
「え、もう…いいんですの?」
晃希さんが私の頭を撫でてそう訊いたので小首をかしげて尋ねると
「はい。それに恋人をこれいじょうまたせると龍星に怒られそうですしね?
白姫との時間も大切にしたいですし」
「はう///」
ちゃめっけたっぷりに笑う晃希さんを見てぼっと顔中に熱がたまってしまって倒れたのは後から晃希さんに訊きましたの。
うぅ…呆れられなかったか心配ですの
「白姫、どうした?」
「お兄様、今日失態してしまいましたの」
家に帰ってもんもんと考えこんでいるとお兄様が声をかけてきましたの。
それで今日起きたことを話すと
「あっはっはっ♪そんなことかよ。てか、そんなことで晃希が白姫を嫌いになるわけないだろ?」
「笑いごとじゃないですの!そう…でしょうか?」
くしゃくしゃと私の頭を撫でてくれるお兄様、晃希さんの撫で方とは違いますけど…落ち着くですの。
そういえば、あの撫で方はお兄様に晃希さんが教えてもらったんでした。
晃希さんは私に喜んでもらいたくて習得したっていってましたのを思いだしていると
「ん?白姫の携帯がなってるぞ」
「わきゅう!?は、はいっ!!しらひめでちゅ…~~~っ」
お兄さまに言われて慌てて携帯の通話ボタンを押すと早口でいったのがダメだったのか噛んでしまい、くすくすという笑い声が聞こえました。
この声は晃希さんですの!!
「あ、あの…」
『ああ、すいません。白姫があまりにも可愛い反応でしたので、つい』
わきゅ~~~、晃希さんにはまる聞こえでしたの!!
恥ずかしいですの~っ!!
『あ、急に電話してすみませんね。なにか用事とかなかったですか?』
「い、いえ!大丈夫ですの!」
晃希さんが黙っている私を心配したのか謝りながら心配してくださいましたの。
こんなに優しい晃希さんを彼氏にしてるのに、心配させてしまうなんて…ダメな子ですの
『そう?なら、良かったです。ちょうど、明日は休みですよね?デートしませんか』
「?デートですの?」
安心したように私に晃希さんが言いましたの、小首をかしげて聞き返すと
『えぇ、用事があるのならまたの機会にしますけど…どうですか?』
「も、もちろん!大丈夫ですの!」
ちょっと不安そうな晃希さんに私はすぐに返答してましたの。
だって、色々お互い忙しかったからデートをあんまりしてませんもの!
『良かったです、断れるんじゃないかとひやひやしましたよ。
じゃあ、明日の10時に駅で待ち合わせましょう』
「はい!楽しみにしてますの♪」
晃希さんがほんとうに安堵した声で私に言うと私は頷いてスケジュール帳にメモする。
それからいろんなことを話をして携帯を切りましたの。
「な、心配なかったろ?」
「お、お兄様。知ってましたの!?」
ぽんぽんと私の頭を撫でるお兄様が笑顔で言うと驚きながら私が問うと
「あー…相談のってな。それでついでに」
「それで、あんなことを。もう、お兄様は意地悪ですの!」
ぷんぷんと怒りながら言うとお兄様が苦笑いしていた。
でも…不安は解消されたのでよしとしますの!
「わきゅ~?」
「しろしろも明日、一緒に行きましょうね♪」
つぶらな瞳でこちらを見上げるしろしろを抱きしめて声をかけていると
「明日は俺が預かるから、2人で楽しんできたらどうだ?」
「え、でも…」
「ふんぬー!」
「にーしゃま♪」
お兄様は聞こえていたのかそう言い、戸惑っているとりゅーさんが面倒は自分が見るというように鳴いていたし、しろしろは笑顔でりゅーさんに抱きついていたのでお言葉にあまえることにしましたの!
明日が楽しみですの♪
*****
深紅side
「今日も、任務は終了したけど…どちらも両立はちとキツいで~」
わっちは自宅に帰るとベッドに寝転んでぽつりとつぶやいた。
でも、それを自分は選んだのだから…今更泣きごとをいうつもりない。
自嘲しながら起き上がるとポストにはいった封筒の中身を見る
「チケットなぁ……お相手なんかおらんいうとるのに。姉さん達は、まったく」
苦笑いしながら水族館のチケットを眺めて呟いたわっちは携帯を取り出す。
これは必要な人にあげるべきやろ
「あ、もしもし?芹香?」
『……(にゃ?深紅ちゃん、どうしたの?)』
携帯で電話したのは芹香や、いつも心配してくれとる仲やから。
たまには龍星とのデートをプレゼントせな♪
「あるツテでな、芹香のお気に入りのチケットを手に入れたんよ!
やから、これでデートでも行ってきたらどうや?」
『………(いいの?深紅ちゃん宛てなんじゃ)』
わっちが笑顔で言うと芹香が困まったような声でわっちに訊き返す。
気にせんでもえぇのになぁ。
「えぇんやって♪わっちは芹香達の幸せを見守りたいんやから」
『………(じゃあ、もらうね?待ち合わせは)』
「わっちが芹香の家に行くから、えぇよ?それじゃ」
『……(うん、ありがとう!またね)』
笑顔で電話を着るとわっちは携帯を充電器にいれてお風呂に向かった。
汗をながさなあかんからな~。
あ、邪魔する奴らを追い返すこともかんがえなあかんな。
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