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御神楽学園(停滞中)  作者: レフェル
ほのぼの編
22/70

第16話 探索? 改訂

NOside


生徒会室にて


「暇だ~……なんか騒ぎとか起きないのか?」

「平和なのは良いことだよ」


書類に判を押しながら槙一が呟くと響がにこにこ笑顔で書類をまとめる。


「けどよ~」

「それより、なんで侵入されたことについて考えようよ」


ぶちぶち言う槙一に響は学園の結界に異常が起きたことを調べていたようで書類を見せて告げた。


「なんかさ……最近、結界に異常ばかりか出てないか?」

「でてるね、なんでか調べてたんだけど…イレギュラーがいるからじゃないかな」


眉間にしわをよせる槙一に響は苦笑いを浮かべて言う。


「イレギュラーね……外部からでも内部からでも結界に干渉を起こすことなんてできる奴がいるんだな」

「そうだね~……あ、くろくろに尋ねてみたらね、調べてみるって」


槙一の呟きに響は笑顔で雅のことを話題にだす。


「そういうことは得意そうだもんな、けど…大丈夫なのか?」

「くろくろなら、大丈夫だよ。陵先生達も付き添いでいくらしいし」


槙一の疑問に響きがにこにこと笑みをみせて答えた。

それはもう信頼してやまないという感じの雰囲気があった。

槙一は呆れながら書類に集中することにした


******


NOside


「本日の授業はギルドで任務をもらうことじゃ!いくら初戦をしたとはいえ、ギルドはうけておるまい?」


翁ことばの黒ひげのおじいさんが自習室にいる生徒達にそう告げる。

すると周りがざわざわと騒ぎだす。

彼はこの私立学園の古株で歴戦の戦士といわれたつわもので槙一と同等くらいだと言われている。名は真田影虎という。

ちなみにつぐみ達がいる自習室はとても広く1年が揃ってもあまるくらいである。


「先生、班わけとかあるんですか?」

「うむ…班わけは必須じゃからのう!ちなみに、班わけは自由じゃからの?」


教師は男子生徒の質問に答えると笑顔を見せる。

すると教室が騒がしくなる。


「静粛に!静かに班わけをするのじゃ」


教卓をたたいて言うと静かになる。


「よし、俺達もチームを決めるぞ」

「誰と誰にするの?」


万里がそう言うと瑠奈がひばりを抱っこしたまま尋ねる。

ひばりはもうどうにでもしてとぐったりしていたのはいうまでもないだろう。


「瑠奈ちゃん、ひばりちゃんがおろしてほしそうだから、やめてあげて~っ!」

「そうだよ、ひばりちゃんをいつまで抱っこしてるのさ!」


そんなひばりを見て助けようと瑠奈に声をかけておろしてもらうように頼んでいた。


「えー……」

「いいかげんにしないと、ひばりちゃんに嫌われちゃうよ?」


不服そうな瑠奈を見てふうかがそう言うと、ひばりをおろしてからふうかが代わりに抱きあげられた。


「にゃあ!?どうして、私が抱きあげられるのーーー!!!?」


ふうかは突然のことに驚いていたが、瑠奈は幸せそうだったのはいうまでもない。


「ひばりちゃん、大丈夫?」

「う、うん…なんとか」

「大丈夫なら、良かったよ」


心配そうに希がひばりに声をかけると、苦笑いしながら答える。

つぐみはひばりを見て安心したように笑みを浮かべる。

ちなみに…違うところでは


「へぇ~…転入そうそう…面白そうなことが起きそうだな」

「久遠くんはこういうの得意なん?もしかして、転入前にもこういうことしてたんか?」


光一達がおり、配られたプリントを見ながら楽しそうに笑うと深紅がにやにやと笑いながら聞いた。


「まぁな、ここほどではないけどな」

「へぇ~……それは凄いね?」

「なら、ここでのハントが楽しみだろ」


光一は思い出しながら呟くと初音が尊敬して、結華が笑って光一の背中をたたく。


「そうだな、楽しみではあるな」

「ほな、ギルドへ行こうかえ?」


光一が同意すると深紅は笑顔で言い、歩きだす。

光一は深紅の後を追いかけた。


「ギルドか……今回はどんなモンスターかな」

「それはまだ、わからないさ。とりあえず、行こうぜ」


千秋が楽しそうに笑うと結華は笑みを見せて深紅を追いかけるように歩きだす。


「できれば、簡単なのがいいな~」


ぽつりと初音が呟いてから深紅達をおいかけたのは言うまでもないだろう。

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