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御神楽学園(停滞中)  作者: レフェル
ほのぼの編
21/70

第15話 交換学生 改訂!

内容変更!

NOside


教室につくと全員が交換留学生の話でもりあがっていた。

深紅・初音・結華・千秋達は席に座ると教師がくるまでしゃべって待つことにした。

しばらくして雅がはいってきた。


「今日は報告があるよ~♪なんと交換留学生がこのクラスに転入してくることになりました!」


そう笑顔で答えると周りがざわめく。

すると教卓を軽く叩いて


「はいはい、静かに。では、久遠くん…はいってきて☆」


扉を見てそう声をかけると「はい」という声とともに少年が入ってきた。

貧弱な体系だが、しっかりしている所もあるようだ。

肩にはスポーツバッグをかけている。

スクリーンに教師が名前を入力しており、それがスクリーンに表示された。


「久遠光一だ。趣味はモデルガン集めで、銃に触ってないと落ち着かないほどだ」


そう少年が自己紹介するとスクリーンにも光一の名前が表示される。

周りがざわざわと騒いでいるが、気にしたふうもなく教壇の前に立っている。


「久遠くんの席は…神埼さんの隣でいいかな?神埼さん、手をあげて~♪」


雅がそう言うと深紅は手をあげた。

それを確認した光一はすたすた、と歩いて深紅の隣に来て座った。


「これからよろしゅうな、久遠くん」

「ああ、こちらこそ…よろしく」


にこやかに笑みを浮かべて手を差し伸べる深紅に光一は頷いて固い握手をした。


「深紅にも春がきたんでしょうか?」

「いや、今はないんじゃないか?」

「僕も同意見ですね」


2人の様子を見ていた初音達はこそっと小声で会話をしていた。

長い間深紅と一緒に過ごした仲だけにわかるようだ。


「?どないしたんや?」

「いや、なんでもない」

「なんでもないですよ~」

「そうそう、なんでもないよ」


深紅が不思議そうに尋ねると結華と初音とマカは笑顔で答えた。

それをいぶかしげに思いながらあえて詮索はしなかった。


「この学園の案内は神埼さん達に任せるね☆」

「了解です、先生」


そう雅が告げると深紅は頷いた。

校舎の案内は必須である、迷子になるキャラがいるのでどうしてもこれだけは必要なのだ。

ちなみに同時刻で3年の方にも交換留学生が来たのはいうまでもないだろう。


*****


つぐみside


「ふみゅ~」

「つぐみは本当に甘えん坊だな」


すりすりとあたしはお兄ちゃんに甘えていた。

お兄ちゃんは嫌な顔もせずに笑顔であたしの頭を撫でてくれる。

芹ちゃんはこんなすてきなお兄ちゃんの彼女さんなんだよね。

だから、うらやましいと思ったのはしかたのないことだと思うの。


「………(くすくす…りゅうくんにだけだと思うよ?)」


そう言っておなじようにあたしの頭を撫でてくる芹ちゃん。

この学園に入学早々にマドンナという称号を得たんだって、なんだか凄いよね?

ちなみにあたしとふうかちゃんと希ちゃんとひばりちゃんとで癒し系マスコットだって言われているんだよね。なんでだろう?


「秀久、これを飲めば龍星にも負けないくらいに」

「だから、いいってば!」


ヒデくんは万里くんにいじられているみたい。

よくいじられているんだけど、止めた方がいいかなぁ?


「いいかげんにしなさい!」

「いてっ!」


あ、日菜ちゃんのハリセンが直撃した。

いつも思うんだけど、どこからハリセンを出しているんだろう?

あたしと同じ原理なのかな?


「ひばりは可愛いね~♪」

「お願いだから、離してよ~っ!!」


ひばりちゃんは瑠奈ちゃんに抱っこされているや。

本当にひばりちゃんが好きだよね。


「わきゅ~♪希お姉ちゃん~♪」

「しろちゃん、どうしたの?」


シロちゃんは希ちゃんにすりすりと甘えているけど、晃希くんが落ち込んでいるよ?

いいのかな…?あ、ちなみにシロちゃんはわんこ娘という称号を得てるんだよね。

なんでかは、多分犬みたいに抱きついたり、幻視でいぬみみといぬしっぽが見えるから、らしいよ?

あたし達にもそういうのがでてくるらしいけど、よくわからないんだよね。

ヒデくんに聞いたら全力ダッシュで逃げちゃうし。

万里くんに聞いたらうさみみカチューシャつけられちゃうし。


「ふうかにはこれか?」

「輝、なんでねこみみのカチューシャなの?」


こっちはこっちでねこみみのカチューシャつけられてるよ。

ふうちゃんは芹ちゃんと同じで猫みたいだもんね、だからあのチョイスなんだろうね。

でも…スコティッシュのカチューシャなんだね。


「瑠奈もねこみみとか似合いそうだよな」

「ちょっと、なにつけてるのさ!」


瑠奈ちゃんにもねこみみのカチューシャがつけられそうになってるよ。

ん?なんか、つけられたような?


「はい、うさみみつぐちゃんの完成♪」

「………(にゃあ!つぐちゃん、可愛いよ~♪)」


お、お兄ちゃん。いつのまに装着させていたの!!?

芹ちゃん、いきなり抱きつくのは苦しいよ~っ!!


「………(だくだく)」


ヒデくんはなんで鼻血だしてるの!!?


「写真にしておくか」

「あ、わたしも!」


万里くんと瑠奈ちゃん、写真は撮らなくていいよ!

それより、ヒデくんの方がやばいからね!!?


「ひばりには…りすか」

「なにつけてるの!!!?」


ひばりちゃんにはりすの耳…似合うと思ったのは内緒にしておこうかな。

って、今はそれどころじゃ…


「はずしちゃダメだぞ?」

「ふみゅ!」


そんな素敵スマイルで言わないでほしいよ、お兄ちゃん。


「……龍星さんみたいになりてぇよ」

「だから、これを飲めばなれるって」

「薬で頼るのは嫌だ」


ヒデくんの呟きに万里くんが笑顔で近寄ると即答している声が聞こえてきた。

そうだよね、薬で大きくなっても副作用とかありそうだし。

あんまりよくないよね。

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