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御神楽学園(停滞中)  作者: レフェル
入学してから
18/70

第12話 謎の生物? 改訂

学園の外でモンスターやツクモ退治をしている槙一。

疲労すらもしてないようだ。

彼は超人なのだろうか?


「ツクモじゃない奴までまぎれこむとはな」


骸骨がかたかたと動いて炎を吐きだすが、槙一はひらりと避ける。

彼にからすれば、造作もないのだろう。


「赤く儚く散れ」

「………!!?」


ぐちゃあ!


衝撃波が竜に成って襲いかかって咲くように散りながら衝撃波を周囲に放つ技で。

衝撃波の半径十メートル以内の生き物は全て粉々になり半径50メートル以内の生き物は内臓が破裂するほどの威力なのだ。その場にいたインプもどきもミンチになり消失した。


「こんなもんか」


つまらなそうに呟く槙一。

その後ろでウミウシみたいなものがにじよりる。

近くにいたのなら、効いてるはずなのだが。

こいつには効かないようだ。


「おっと……あの技が効かない奴か」


ウミウシみたいな蒼いまだらの生き物の攻撃をよけると冷静に判断していた。

このまま進まれても困るので


「吹っ飛んでもらうしか…ないんだがな」


そう呟くのだが、あの技が効かない以上、吹き飛ぶ技も効くかは不明なのだ。


「物は試しか……吹き飛びな!」


呟いてから槙一が攻撃するために敵に拳を叩きこむが、ダメージをくらっていなかった。それどころか、反撃に合い、壁に激突する。


「ぐはっ!…おーいてっ!あんにゃろー!」


痛みに顔をしかめるが、それほど負傷はしていないようだ。

ウイルスの影響による効果だろう。

ぶつぶつ言ってはいるが、平気そうだ。


「あ、生徒会長!」

「な、なにあれ!?」

「……(りゅうくん、あれ…うにょうにょしてるよ!)」


そこへ龍星達がくると標的を龍星達に変えるウミウシもどき。

人と同じ大きさのウミウシは龍星達に近寄ってくる。

つぐみは驚き、芹香も呆然としていた。


「うへぇ…気持ち悪い」

「あんな生き物みたことないぞ?」


希は気持ち悪そうな表情をし、富士也は観察していた。


「呑気に観察してる場合か?」

「万里、それはわたし達にもいえますよ」


と、そこに万里達も合流したのかぞれぞれ感想を言う。

ちなみに日菜は万里にツッコミをいれていた。


「あんなのいたかな?」

「モンスター図鑑でも見たことはないな」


レインと雅がウミウシもどきを見て話合っていた。

普通は慌てるところなのだが、彼らには緊張感というものがないかもしれない。


「会話するのはいいけど、こっちにくるよ?」

「凄い勢いでくるよな」

「ど、どうしよう!?」


瑠奈と富士也が武器を構えて全員に伝える。

もう目の前で来ていたようだ。


攻撃を武器で防ぐが、ダメージが大きい。

一瞬で体力が奪われていく。


「なんだよ、これ……その他のモンスターが現れてるだと?」

「モンスターがうじゃうじゃと」


秀久の言葉に周りを見たつぐみは青ざめていた。

でも、呪符を持ち……敵を見る。

怖くても背をむけるわけにはいかないからだ。


「全部、ぶっとばせばいいだろう?早く寝たいしな」


いつのまにか槙一がそう言ってつぐみ達の前までくる。


「うんうん、その方が一番いいよね」

「パパッと終わらせるべきだしな」

「後で、ゆっくりやすもー!」


雅とレインとサーミは槙一の意見に賛成のようだ。


「なあ、後で媚薬くれるか?」

「何につかうんだ?」


万里がそう尋ねるとレインの質問にニヤリと笑いながら耳元で告げる。

なぜか、秀久には嫌な予感がよぎった。


「ちょっとした、後押しの為に、な」

「なるほど、いいぜ♪」


つぐみと秀久をちらっと見て言うのでレインはすぐに納得。

彼らは意外と気が合いそうだ。


「万里、それだけはやめてくれ!」

「なんでだ?お前の為にだな」


万里を止める秀久だが、万里はにやにやと笑っている。

彼は人をいじるのが好きなだけ、こんな悪戯はしょっちゅうである。


「呪符よ!」


つぐみが呪符をなげるとそれから光をはっして、それが魔に直撃して、魔の妖が消えていく。退魔の力を持つつぐみにしかできない技である。

彼女の隣には白い虎がおり、近づく妖を噛みついて蹴散らしていた。


「おらおらおらおらぁっ!!」


龍星は爆炎の力をまとわせた拳で妖やゲルを蹴散らしていた。

あれくらいの低級に負ける彼らではないということだろう。


「………(駆けて疾風!)」


芹香も得意の弓矢で迎撃をしていた。

風を纏う技が芹香の得意な技であるのだ。


「なんか、無限に増えそうだよなと思った途端にこれかよ」

「ここまで巨大化するものなんでしょうか」


剣に炎を纏わしてゲルを退治する万里だが、目の前には巨大なゲルがいる。

日菜は呆然とした様子で呟いていた。


****


雅達の方では


「全然効いてないね?」

「厄介だな」

「どれも効果なしかよ」


3人がウミウシモドキの攻撃を避けながら余裕そうに会話をしていた。

一瞬の隙をついての攻撃が来そうなるが、それは槍でふせがれた。


「くろくろ、大丈夫?」


その持ち主は響だった。

いつからここにいたのだろうか?

それは不明だが、彼女のおかげで雅達には怪我はなかったようだ。

観察してみてもどこにも傷一つないのがわかる。


「おい、あいつの様子がおかしくないか?」

「響ちゃんがきてから弱体化しているような」

「今なら、効果あるかもな」


ふと、槙一が気づくとレインも気づき、雅も気づいたようだ。


「さあ、みんな頑張ろう!」


響がそう言うと槍でウミウシモドキを攻撃するとダメージが通ったのだ。

それにつづいて、雅が炎の魔法を放つとこれも効果があり、倒すのにそう時間はかからなかった。

それから雅達が龍星達の所に戻ると、こちらもモンスターや妖魔は倒したようだ。

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