第11話 バトル! 改訂
この学園では魔法とかも習います。
呪術とかも…色々。
ファンタジーとオカルトがまざった学園だと思ってくだされば嬉しいです。
グダグダすぎて寝込みそうです
「さーて、後が大変だからさ。サクっと終わらせちゃうよ」
楽しそうに笑う一人の青年…黒崎雅教諭。
彼は生徒会長である遠藤槙一と同じくらいの腕輪を装着している人物だ。
どこから取り出したのかもわからないランチャーを構えている。
「俺達の出番なくなりそうだな?」
「メタ発言はよくないですよ、万里」
「そうだよ、万里!こういうことは心の中で想わないと」
「それもどうかと思うんだけど」
「俺も希と同感だ」
それを眺めていた万里・日菜・瑠奈・希・富士也がそれぞれ呟いていたのはいうまでもない。
「あれ?風音さん達は?」
「言われてみるといないな」
「どこかではぐれたのでしょうか」
「たっく、2人だけでいる方が危ないだろうに、ちと捜してくるか」
ふと、瑠奈が気づいて周りを見て言うと万里達も周りを見る。
日菜の呟きに富士也がため息をついて動こうとすると
「大丈夫だよ、レイン達が動いてると思うし」
雅がにこにこ笑顔でそう言った。
確かにあの教師がいるなら問題はないだろう。
色々と不安が残る部分はあるけど、実力はお墨付きである。
なにせ雅の補佐をしている人物?なのだから。
紫色のゲル状のモノがうねうねと触手みたいなのを伸ばしてきたが
ズガガガガ!!
ランチャーで牽制されてひっこむ。
効果はあまりないようだ。
やはり身体が柔らかいからだろう。
「ふむ……なら…氷魔法か石化魔法だね☆」
それを見ても慌てずに行動を決める辺りはさすがである。
しかも対策もばっちり考えているようだ。
「ダイヤモンドダスト!」
そう詠唱破棄して唱えられた魔法の威力をじかに浴びるとゲル状なモノは凍っていく。
そして、急激に冷凍されたことにより…ゲル状なモノにひびがはいり、割れた。
「まあ、こんなもんかな」
「は~……すげーな」
「先生がいると周りの敵も雑魚になりますね」
「出番なしかぁ」
「つまらないな」
「お姉ちゃんたら」
雅が満足げに言うと万里・日菜・瑠奈・希・富士也はそれぞれのリアクションをとり、呟いた。
ただ、万里と瑠奈だけはつまらなそうなのはいうまでもない。
「弱点をみつければ誰でも倒せるよ」
それを聞いてニカッと笑みを見せて言う雅。
いや、あれだけの高位魔法が使えるのは君だけだ。
******
その頃…ひばり達の方では
「あの球体物理攻撃がきかねーな」
「風なら効くんじゃない?」
こちらでもバトルに発展していた。
一晃の呟きに冷静に判断するひばりがそう告げた。
物理が効かないなら風系の魔法や呪を使えばいいのだ。
「炎とかも効きそうだけどね」
「どっちでもいいがね」
一晃が光の能力を使い盾を構えるとひばりは上を見上げて手を伸ばすと何かを掴んだ。
それは二丁拳銃で、もった途端に感覚が鋭くなり、ロングコートにショートパンツとニーソ姿へと変化した。次に色はルビーレッドへと変化し銃が二丁大型拳銃になった。
「キョキョキョー!」
「カズくん!」
「任せろ!」
そう叫んで襲いかかるゴブリンには一晃の盾で防がれ、ひばりの炎をまとった弾丸が直撃し爆発し広範囲
に爆風が広がり、致命傷をおわせ、悲鳴をあげることなくこのゴブリンも光の粒子となって消えていく。
しばらくしてひばり達の周りにはもう敵は存在していなかった。
「さて、合流しようぜ」
「そうだね」
一息をつくと二人は動じた様子もなくスタスタと歩いていく。
さすが幼なじみペアである。
*****
深紅side
「結華ー…これどないする?」
「どうするもこうするも倒すしかないでしょ」
「多勢に無勢なんだけど、どうして冷静でいられるかなぁ!?」
わっちがそう問いかけると結華は気にせず鉄パイプを装備していた。
それにツッコミをいれるのは初音や。
いや、こないに普通やない学校なんやから、これくらいおきても不思議やないし。
「ダークバード」
「グギャアアアアア!!!」
結華の彼氏は黒い本を開いてそこから黒い鳥が出てイノシシモドキを食らい尽くすのが見えた。やー…変わった力を使う奴やなぁ?
「チカラヲヨコセ」
「それしかいえねーのか、てめぇは!」
そういってミノタウルスが襲いかかるけど、わっちらからしたら遅い。
わっちがしゃがむと結華の鉄パイプがミノタウルスに振り下ろされて吹っ飛ぶ。
おー…見事な吹っ飛びやなぁ。
「あ、初音!危ないで?」
「考え事の邪魔をするなぁっ!」
わっちがそう声をかけると初音は鉄パイプらしきものでゴブリンの頭に叩きこむ。
そして、わっちも歪な剣を振りおろして追撃をした。
まっぷたつにさかれたゴブリンがそれにより浄化されたのか光の粒子となって消えていくのを見送ると、すでに戦闘が終わった結華とその彼氏のマカという少年が待っていた。相変わらず、敵を倒すのがお早いことやで。
「ほな、いこか」
「ああ」
「こんなことしてていのかな~」
「もーまんたいですよ」
わっちが言うと結華は頷いて初音は頭をかかえていた。
千秋はにこにこ笑みを浮かべて告げる。
なんともおもろいパーティになってるえ
さてさて、次にいきまひょか♪
わっちらはぞろぞろと歩き出す。
別に急ぐ必要もないからや。
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