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御神楽学園(停滞中)  作者: レフェル
入学してから
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第8話 ギルドへご案内? 改訂

「今からでもギルドにいけば受付できるかもしれんな」

「あ、そうかも!だけど…授業はいいのかな?」


龍星がそう言うとつぐみも気づいてから心配そうに聞く。

確かに授業があるのに別行動は良くないだろうと思っていたら。


「えーと……それじゃ、今からギルドに行きたい人は集まってね~♪」

「そういうわけですから、ついてきてくださいね」


雅と凛がそう生徒達を見回して言ったのだった。

これにはつぐみ達も驚いたが

2人の教師が先頭になって歩いたのでつぐみ達は慌てて追いかけた。


体育館を出て、しばらく歩くと教会の傍に塔があった。

そこで立ち止まると



「ここがギルドだよ? みんなちゃんと場所を覚えてね」

「今後からここが重要拠点になりますから、お忘れのないように」


雅と凛がそう笑顔で言うと扉を開ける。

塔のわりには中は広く、掲示板やら、カウンターやらが並んでいた。

掲示板には紙が貼られている。


「みんな、仕事を請け負う時は…あそこの掲示板を見てできそうなものを選んでカウンターにいる人に渡してね♪」


雅は掲示板とカウンターを指で示してそう笑顔で告げた。

そしてカウンターに向かうと


「あれ、雅先生?その子達が新参者?」

「そうだよ?依頼のこととか、ランクの説明してあげてくれるかな?」


そこにいた女性が振り向いて尋ねると雅は笑顔で答える。

それを聞いた女性は「いいですよ」と笑みを見せてつぐみ達を見ると


「あれ?小学生?駄目だよ、ここは高校なんだからね?

小学校は隣にある…」


「違うよ!?あたし、これでも16歳なんだよ!!そんなにちっこくないもん!」


女性の台詞につぐみがぱたぱたと慌てながら訂正をするが


「どう見ても小学生にしか」


「あたし、そんなにちっこくないもん!」


困ったような笑みを浮かべるとつぐみは何度もそう抗議をする。


「つぐみ、落ち着け。な?」

「そうだぞ、ちみっこいのは事実だしな」


そんなつぐみを宥めようとする龍星と秀久?。

いや、秀久のはフォローでもないような。


「つぐみちゃん、大丈夫?」

「本日何度めかの勘違いがおきたな」


心配そうにつぐみに近寄る希、それを見て苦笑いを浮かべる富士也。


「信じられないかもしれませんけど、あれでもれっきとした高校生なんですよ

初対面の人はなかなか気づかないでしょうけど、ね」

「あ、あー…そうでしたか。なんか、すいません」


凛がそう言うと女性は申し訳なさそうに謝るのだった。


「……別にいいです…慣れてますから」


落ち込んだ様子でいうつぐみに周りはどうしたものかと悩み始めた。


「元気だせ、つぐみ」


すると苦笑いしながら龍星がつぐみの頭をわしゃわしゃと撫でた。


「わっわっ!!お兄ちゃん、髪がくしゃくしゃになっちゃうよ!」


それに驚いてつぐみが慌てながら言った。

この光景に思わず和んだのはいうまでもない。


「ははっ…悪い悪い♪」


笑いながら謝る龍星につぐみはもうっと拗ねながらリボンをほどくと手で髪を整え始めた。すると秀久が櫛を取り出してつぐみの髪をすく。


「……うにゅう」

「よし、綺麗になったな」


つぐみが大人しくしているうちに綺麗にしあげる秀久。


「えーと…話を進めても?」

「あ、はい。どうぞ」


困ったように聞かれて雅が笑顔で答えた。

ちなみにこの様子をにこにこと笑顔で眺めていたのはいうまでもないだろう。


「ツクモにはポーン・ルーク・ナイト・ビショップ・ヤクト・クイーンの6体に分かれています。今の貴方達が倒せるとしたら…最弱といわれるポーンくらいでしょうね。

それ以外は結構強いので気を付けてください」


ギルドにいる女性はそう言って資料を配る。

つぐみ達の元にもその資料が送られてきた。

薄型のモニターディスプレイに表示されている為、わかりやすく解説されていた。


「そのツクモを1人で倒すことができたらスレイヤーと呼ばれます。

なかなかそんな人はでてくるのがまれですけどね。えっと質問はありますか?」


説明し終えるとにこにこ笑顔で女性が尋ねる。


「ツクモの大きさはどのくらいなんですか?」


「そうですね…ポーンはあなた達と同じくらいで…ルークは中くらいでナイトはエレモウ並(ゾウに似た毛むくじゃらの生き物)とでビショップとヤクトは竜並だと聞いてますね?

クイーンは島くらいに大きいかもしれませんね」


女子生徒の質問にギルドの女性は笑顔で答えた。


「そんなに大きいんだ…うぅ…出会わないようにできるかな」

「大丈夫だろ。生徒会長もそうそう出会えるもんじゃないといってたし。

それ以外のツクモからは俺と龍星さんが守るからよ」


不安そうなつぐみに秀久が笑顔で言うとつぐみは嬉しそうにはにかんで小さく頷いた。


「フジくんは無理しないようにね?」

「できたらな」


希がそう言うと苦笑いしながら富士也は答える。


「ギルドのランクはどのくらいあるんですか?」

「そうですね~…EランクがBeginnerとDランクがOne portionとCランクがVeteranとBランクがFirst-classでランクAがspecialですよ」


男子生徒の質問にギルド嬢がランク分けをディスプレイに表示させた。


「ひばりちゃん、見える?」

「う~ん…あんまり見えないかも」


考え事していると瑠奈に声をかけられて答えると


「うにゃああ!!?」

「よし、これなら見えるよね♪」


瑠奈に軽々と持ち上げられた。

ひばりが軽いからというのもあるのだろう。


「も、もう!、瑠奈ちゃん!いきなりはやめてよね!怖いんだよ!?」

「あ、ごめんね。ひばり、今度は声をかけてからにするね」


ひばりが怒ると瑠奈がすまなそうに謝る。


「まあまあ、それだとよく見えるんだろ?

今はそれでいいじゃないか」

「そうだよ、ひばりちゃん」


輝とふうかちゃんが止めるように会話に割り込んだ。

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