表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/14

好きな人を困らせたくないから

俺―伊月は今日の事を思い出す。

いつものように休日を透と過ごせた。

幸せだった。

でも、あれは反則だろ。

『じゃあ僕も伊月にだけ甘えるな』

あいつは本当に思わせぶりだと思う。

なぁ透。俺はお前が好きだ。

ずっと昔から。

小学四年生の時に気づいたんだよ。

でも、透は女子が好きだろうからずっと隠してきた。

好きな人を困らせたくないから。

それに、親友でいれるだけで十分だと思っていたから。

なのに男五人に告白されたってなんだよ!

しかも透の意見ガン無視とかそいつらマジで許せねぇ!

俺ってさ、周りからは穏やかだって言われているんだよ。

でも…さすがにこれは許せない。

好きだよ。

でも、困らせたくないよ。

ただでさえあいつらに困らされているお前を困らせたくない。

俺だけでも透の心に寄り添いたい。

平凡で平穏な透との日々を守るんだ。

そんなことを決意していると弟が部屋に来た。

「兄さん。何ガッツポーズしてんの?」

「透は俺が守るんだ」

「はぁ?」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
伊月いい奴だなと思った! 後、最後のシーン面白い!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ