授乳夫~男でもおいしいおっぱいを出せば一生安定した人生を送れる職業だったのに時代に追放される模様です
母乳中毒症。この世界で生まれてくる赤ん坊の半数近くがかかる病気である。母乳を飲むと、ひきつけ、泡を吹き、高熱を出して、数時間で死に至る。母乳中毒症にかかった赤ちゃんは、生まれてから母親の乳を一滴も飲めずに死んでいくのだ。唯一の対策は、『授乳夫』と呼ばれ、授乳の加護を持つ男達の乳房から出る乳を飲ませること。しかし、授乳夫として生きること、父乳を出し続けることは、母親が母乳を出すのとは違った苦労がある。
国の命運を左右する授乳夫、授乳夫を陰から支える妻、授乳夫ギルド、授乳のための魔道具を売る商人…… これは授乳夫にまつわる人々の物語である。
国の命運を左右する授乳夫、授乳夫を陰から支える妻、授乳夫ギルド、授乳のための魔道具を売る商人…… これは授乳夫にまつわる人々の物語である。