初指定依頼
19話更新です。では、どうぞ。
今日はついに初の指定依頼だ。俺は兄さんと一緒に冒険者ギルドに向かった。中に入るとマーレがアイナさんと話していた。
「アイナさん、おはようございます。指定依頼を受けに来ました」
「おはよう、グレイ君。マーレから話は聞いてるわ。もうマーレから色々説明を受けたから知ってると思うけどグレイ君のパーティーは初の指定依頼だから簡単よ。内容はガブリンの20体討伐。依頼者に場所は書いてあるから」
「わかりました。あと気になってたんですけど俺と兄さんで10個の指定依頼をやるだけでいいんですかね。二人合わせて20個やる必要はないんですか?」
「そのことだけどBランク以上の冒険者は基本パーティーを組んで活動するからパーティーで指定依頼を10個こなせばいいってなってるわ。仲間も立派なその人たちの力だっていう考えかたね」
「それならよかったです」
俺たちは早速依頼書の場所に向かっていった。
「今回の依頼だがゲオルグとグレイを中心に戦ってほしい。一応危なくなったらサポートするが二人が成長するためにも出来るだけ私は戦わないつもりだからな」
「わかった。そういえば兄さんは何を使って戦うの?」
「槍と盾だよ。二人は攻撃を中心とした戦いかたをするみたいだから盾をメインとして使っていくつもりだよ。槍は盾で対処しきれない敵用に使うって感じかな」
「じゃあ兄さんが敵を引きつけてる間に俺が敵を倒すってことか」
目的地には早速ガブリンが潜んでいた。小さな洞窟を巣として利用しているようだ。兄さんがその辺にあった石を投げつけ奴らをおびき寄せた。想像以上の数が出てきたが兄さんはそれを難なくいなしそのおかげで俺は簡単に奴らを倒すことができた。初の指定依頼は意外にもあっさりしたものとなった。
マーレは先ほどの戦いをみて驚嘆するとともに違和感を感じていた。ゲオルグがあまりにも強い、というよりは戦いがうますぎるのだ。アイナから聞いていたゲオルグの情報では加護の量は多いが討伐依頼を一切しない冒険者となっていた。だが先ほどのガブリンの戦いではBランクに一週間前に上がったとは思えないほどの盾捌きに加え、グレイがちょうど簡単に倒せるぐらいの敵の分配、そしてゲオルグ倒した敵は全て彼の槍によって急所を貫かれ倒れている。ただマーレはこれについて言及しなかった。ゲオルグが何も言わないということは彼が言いたくないかもしれないし、パーティーを組んだとはいえ自分たちの信頼関係はまだそこまで深いわけでもない。また、自分も隠し事がある手前深く言及するのは良くないと判断したからだ。マーレはゲオルグが戦いの天才なんだと自身を納得させこのことについて考えるのをやめた。
ゲオルグは何故強いのか?その理由はいずれ明かされるでしょう。次回もお楽しみに!




