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4話 謝礼と冒険者登録




 謝礼と冒険者登録


 街についた俺は、タナトスさんの家に招待された。

 タナトスさんの家はここ商業都市エミュールの中で、1,2を争う大商家だ。


 創業者で会長のエバートンさんがもてなしてくれた。


「今回は愚息と愛しい孫娘を救っていただいて感謝してもしきれないわ。

 あんなでもうちの2代目、期待しておったんじゃが家督を任せた矢先にこんなことになるとはのう。    

 譲るのがちとはやすぎたかのう。

 それはそうとお礼じゃ!! 」


 エバートンさんから銀貨10枚が入った袋をもらった。


「ありがとうございます。突然草原の中にいたもので、どうなることかと思っていました。 あまりこちらの常識には詳しくないので教えていただけませんか?」


 エバートンさんからお金の価値や冒険者ギルド、商人ギルド、テイマーギルドなど様々なギルドがあるらしい。


 お金の価値はこうだ。単位はズラ

 通貨材質の種類は5種類。鉄貨、銅貨、銀貨、金貨、白金貨で銅貨から金貨までは大きさが3種類あるので都合11種類の 通貨がある。


 小銅貨100枚→中銅貨10枚→大銅貨1枚

 小銀貨1枚→小銅貨1000枚

 白金貨1枚→大金貨10枚 小銅貨1枚→鉄貨10枚


 硬貨の大きさは大中小で10倍ずつ価値が違う。

 硬貨の材質では同じ大きさで1000倍違うことになるるらしい

 また白金貨と鉄貨はそれぞれ金貨と銅貨に対して10倍違う。

 中の硬貨はあまり出回ってないようだった。

 まぁ、こんなかんじだ。


 一般的な宿が6000ズラ(小銅貨60枚)、食事が8000-1000ズラ(小銅貨8-10枚)くらいだと1,000,000ズラ(銀貨10枚)ってかなりの謝礼だと思う。


 俺は身分不明な人でも入れる冒険者ギルドを勧められた。 


「わかりました、さっそく冒険者ギルドに行って見たいと思います」

「まぁまて、今日はもう遅い。今日はうちに泊まっていきなさい。

 あした、装備を整えてからいくといいのう。

 あと、この宿がおすすめじゃ」



 おすすめの宿を教えてもらい、今夜はご厚意に甘えて泊まらせてせてもらうことにした。


-

 翌朝、一番に俺は冒険者ギルドに向かった。


 冒険者ギルドにつくと俺は扉を開け受付に行き、


「冒険者登録をしたいんだが」


 すると、受付嬢が

「はい、新規冒険者登録ですね。 お名前と職業と性別を書いてください」


「名前 ヒデナオっと性別は男、職業は……………………」


 俺が書くと受付嬢は


「職業についてないのですが? 隣に神殿職業安定所の出張所があるのでなにか職業についたほうがいいですよ。 

 登録料1000ズラ(小銅貨10枚)ですがエバートンさんからお話を聞いてますので無料です」


 エバートンさんって結構顔がきくのか、助けてよかった。

 受付嬢に勧められた俺は職業安定所コーナに向かうと、占い師風の妖美な女性に


「職業につきたいのだが」

「ぼうや、どんな職業につきたいんだね」


 回復魔法を持っているからヒーラー系がいいと思った俺は

「治療術士にになりたい」

「では、治療術士の気持ちになって祈りなさい」

 術士の気持ちってなんでやねん? っと突っ込みたくなる気持ちを抑えて俺は祈った。

「これでぼうやは、治療術士だ」


 治療術士になった俺は改めて、受付に向かった。


「治癒術士になりました」

「ヒデナオ様、冒険者登録が終わりました。こちらF級冒険者証です」

 受付嬢から木のプレートのネックレスを貰い、基本的な説明を受けた。

 冒険者ランクにはJからSSまであって、ルーキーはIランクスタートで常にひとつ上の依頼を受けることができる。

 依頼を失敗すると30%の違約金をはらないといけない。

 そのランクで3回失敗すると降格になる。

 カド番のHランクは一回でも失敗すれば除名となる。

 また、違約金を払えなくても除名になる。

 高ランクは特典も多いが義務と責任も発生する。

 つまりイメージこうか

 SSランク 伝説の名横綱

  Sランク 横綱

  Aランク 大関

  Bランク 関脇

  Cランク 小結

Dランク 平幕

Eランク 十両

----------------

Fランク 幕下

Gランク 三段目

Hランク 序二段

Iランク 序の口




「ヒデナオ様はソロですがパーティ(PT)を組むようになったらPT登録もしてくださいね」


 冒険者ギルドを出た俺は次に武器防具屋に向かった。


「すいません、冒険者になったばっかりなんですが装備一式を揃えたいんですがおすすめありますか?」


「ぼうず、お金持っているのか? 予算はどれくらいなんだ」

 命を預ける装備品、あんまり高額だとぼったくられそうだがそれなりの予算を出そうと決めた俺は

「初心者だし500,000ズラ(銀貨5枚)ってとこだ」


 親父が見繕ったのはエレメンタルローブ 銀のくさりかたびら セイントブーツ 鋼の錫杖


「おやじ、これでもうけあるのか?」

「坊主は見込みありそうだからな。俺の長年の勘が言っている。出血大サービスだ

 出世払いだからな。活躍してもこの店をよろしくな」


 俺は親父に礼を述べと、オススメされていた宿へ向かった。


「ようこそ”うみねこ亭”へ お一人さま一泊6000ズラ(小銅貨60枚)2食付きなら8000ズ(小銅貨80枚)、別に湯桶が500ズラ(小銅貨5枚)、ランプの油の追加は300ズラ(小銅貨3枚)だよ」

「食事付きで頼む。あとお湯と油2つも」 

 俺は銀貨1枚を払うと


「はいお釣り。1名さん2階の一人部屋に案内して!!」

 90900ズラ(大銅貨9枚と小銅貨9枚)をもらうと、女将の娘に部屋まで案内してもらった。




 部屋に入りふと、気を落ち着けるとメッセージが入っていた。

 俺は直感で女神だと感じだ。



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