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21話 ソフィア身請け

 出発日の朝になった。俺は集合場所に着くとミディアムとクリス、ヘルツベリ公爵、タナトスさんがいた。




「お父様、行ってまいります」


「クリスティーナ、気をつけるんだぞ」




 親子の挨拶をしているのを傍目に




「おお、ヒデナオ様よろしくお願いします」


 っとタナトスさん。




「ヒデナオ殿、娘のことよろしく頼みますぞ!!」


 ヘルツベリ公爵に託された。


「おまかせしてください、必ずお届けします」




 最後にミディアムが


「いくよ、先輩。べつに先輩に言われたから行くわじゃないですよ」




 俺たちは馬車でエミュールに、向かった。




◆◇◆◇◆◇






 2日後俺たちはエミュールに戻ってきた。2週間ほど離れていたが出発前と変わらない町並みがそこにはあった。




 俺はまず、クリスとミディアムを連れてエドガルド道場へやってきた。




「ほう、ここがエドガルド道場か、意外に立派だな」




 道場は以前滞在していた時の活動範囲とは離れた所にあり、街の外れだ。広い敷地に立派な門構え、いかにも名門っという雰囲気が感じ取られる。




「先輩、わたし絶対に強くなるからね」


「ヒデナオさん、わたくしも鍛錬して強くなりますので、そのときは迷宮に……」




 二人はは名残惜しそうにいった。




「ああ、ふたりとも強くなったら一緒に旅しような。何か危機があれば駆けつけるから」




 そう言うと俺は道場を後にした。




 次にテイマーギルドだ。レア種ピンクラグーンを譲渡してお金を得るのだ。テイマーギルドに入った俺はカウンターに向かうと


「レアテイムモンスターの譲渡がしたい」


 そう、受付嬢にいう。


「どのモンスターですか? おお……これはピンクラグーンじゃないですか? とってもレアで貴族やマニアに人気なんですよ」


 受付嬢は驚きを隠せない。俺は、これは高値になると期待した。




「ほう? それでいくらになるんだ?」


「そうですね。280万ズラでどうですか?」


 現状、クエストや素材売り、懸賞金合わせて180万ズラ強。ソフィアの装備も考えると少しは釣り上げておきたい。




「もう一声だな、350万でどうだ?」


 値段交渉の鉄則だ。俺は希望の金額より高い値段をいう。最初から希望金額だと届かないからだ。


「290万でどうでしょ……」


「――320万だ」




「300万でいかがですか? もうこれが限界です」


「わかった。それで手をうとう」




 俺は代金を受け取ると契約書にサインをし、手をかざした。




 契約書から魔法陣が浮かび上がり、消えると俺のテイム欄からピンクラグーンの項目が消えていた。




「これで譲渡終了です。お疲れ様です。またレアなモンスターがいればお譲りください」




 これで400万溜まった俺は高揚し、気持ちよくスキップしながら、奴隷商館へと向かうのであった。




「すまない。ヒデナオだ。主人に取り次を願いたい」


 見習いの男が出てきたのでそう言うと、男は一度中に入り、戻ってくると俺を中に通した。




「こちらでしばらくお待ち下さい」


  前回と同じ部屋に通された。




「ヒデナオ様おまたせしました」


「おう」




 奴隷商人はすぐやってきた




「代金の方はご用意できましたか?」


「まぁなんとかな」




「やはりわたしの見込みどおりでした」


「そうかな」




 さっきもらった、ピンクラクーンのお金、銀貨30枚(300万ズラ)が入った袋を置く。


「まずこれで、300万ズラだ」


 次に盗賊の懸賞金、銀貨13枚(130万)から銀貨を3枚抜いて。


「これが、100万ズラだ。合わせて400万ズラになる。確かめてくれ」




「ありがとうございます。たしかに受け取りました。ただ今お連れしまうので今しばらくお待ち下さい」


 代金をもらうと奴隷商人は出ていった。




 しばらくまっていると、奴隷商人はソフィアを連れて戻ってきた。しばらく会ってないせいかやはりソフィアは可憐で美しい。




 上は黒を基調としたパーカーにかわいいながいうさぎ耳付きフードがついており、下は白と黒のフリルのついたミニスカートに紺のレギンスを着用していた。




 ソフィアはこちらに向かって歩みだすと白いマントを翻し輝く銀髪をなびかせ


「ありがとうなの」


 ソフィアは俺の方を見て頭を下げた。嬉しいのか尻尾がぶんぶん振れている。満面の笑みが眩しいくらいに美しい。








「ヒデナオだ。よろしくな」


「はい。よろしくお願いしますぅ」




 俺はソフィアを身請けした。

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