12話 ミディアム/ゴブリン討伐
私の名前はミディアム!!
ここフォレスティーナで最近冒険者になったばっかりなんだ。レイピアと革の装備に買い替えて順調にステップアップ。 でもちょっと奮発しすぎちゃった。 今日のお仕事はなにかな? なになに……ゴブリンだって。
ゴブリンなんて余裕だよ!! 酒場で見つけた同期の 仲間と一緒ならね。バードの子、魔術師の子、巫女の子みんな私の自慢の仲間なんだ!!
「いくよー、みんなちゃっちゃとおわらせちゃおーよ」
「おお!!」
1つ、ぐぎゃー。2つ、ぎぎぎゃ。3つ、ギャギャ。順調にゴブリンを倒していく一行。
「楽勝だね。もうすぐ終わりそう。あっ、あっちに影が構えて」
「私が先制して切り込むから、支援して」
私はその影に切り込んだ。しかし、影の持ち主の皮が厚く弾き飛ばされてしまった。
…………なんだってぇ…………ホブゴブリン……なんでぇ……………………
私が意識を手放すその時、仲間の悲鳴が聞こえた。
――――一方その頃、だいぶ蛇の皮と肉が集まったなぁ。たしかフォレスティーナはこっちの方だったけな? っと地図を確認している時、近くで女の子の悲鳴が聞こえた。
俺は急いで声がする方向に進んだ。そこにはホブゴブリンをリーダーとする手段に襲われている女性冒険者たちがいた。
「新品は残っているのかな?」
重度の処女厨の俺はそう言うとすかさず鑑定を行った。いま組み敷かれている巫女の娘は駄目だとして、バード(ビッチ)、魔術師(中古)
「うーん新品は残ってないのか」
秀直は気が重たいというか、ダルそうにゴブリンの方に歩みだしたその時うめき声が聞こえた。
そこには木のそばにもたれ掛かって、頭から血を流している女の子がいた。俺はダメ元で鑑定をかけた。
ミディアムLv2 女(新品) 戦士Lv1 HP1/11
新品という言葉を目に頭より先に体が動いていた。
「聖なる光よ、我が願いに答えてこの者を癒やしたまえ。リカバー』」
そう唱えるとミディアムの傷がふさがり、彼女は安らかな寝息を立てた。
さて、お掃除しますか。俺は道中で狩りまくった蛇の中でテイムできたアナコンダとポイズンスネークを呼び寄せた。(本当は鳥系を撮って偵察斥候に使いたかったんだがな)っと蛇使いになってしまった自分を嘲笑した。
スライムとスネークが順調にゴブリンの数を減らしているので、俺もホブゴブリンと対峙した。
俺は錫杖を構えると一心不乱に舞った。
「光よ集えライトニング」
そう唱えると、ホブゴブリンの頭上に閃光が瞬き、光の針が無数にも突き刺さった。
目がくらみ、目を冴えてのたうち回っているホブゴブリンにしこたま物理で打撃を与え続けた。とっててよかった棒術っと自分の直感を信じてよかったと俺は心から思った。――――その時だ、ゴブリンの処理が終わったポイズンスネークが、ホブゴブリンに噛み付いた。それからしばらくして、ホブゴブリンは動かなくなった。
女性たちは一様に気を失っている。俺は一応、応急処置の回復を行った後少女ミディアムを背中に担いだ。他の女はって? スライムとスネークたちに運ばさせているのさ。
ほのかに感じるささやかな2つの膨らみを背中に受けて、俺は足取り軽やかにフォレスティーナへ向かうのであった。
◆
街が直ぐ側に見えた時、ミディアムは目を覚ました。
「あれ……生きてる私、たしかホブゴブリンが出て…………」
彼女は俺の背中で虚を疲れたようなか細い声でつぶやいた。
「俺はヒデナオ危なかったとこだったが、俺が倒しておいたぞ」
ほとんど仲間<モンスター>だが俺は見栄を張った。
「…………ありがとうせんぱい!! 私の名前はミディアムだよ。あれー他の仲間達は?」
そう言うと
目がうつろな巫女。バードと魔術師は失禁していた。俺はフォレスティーナの医療室へ彼女たちを運んだ。俺の最大限の法術を使ったミディアムはピンピンしていた。
「もういい加減に降りてくれないかい? その……あの…………あたってるんだけど」
俺が含み笑いをするような顔でそう言うと彼女は顔を真赤にして、背中から飛び降りて
「不愉快です!! エッチ!! 先輩なんかキライ!!」
そう言うと彼女は走り出して外に出てしまった。
やれやれと、ため息を付いてこの顛末を報告しに冒険者ギルドに報告に行くことにした。
5日/14日タイムリミットまで、残り9日




