91話 勢いで出発。
体調崩して、まとめるのに時間かかりました。
少し短めの投稿です。
皆さま、水分補給はしっかり_(:3」z)_
地図を貰いに行って、討伐系の依頼を受ける事になった。
ギルドカードはアドバイス通り、少し項目を減らそうと思う。
ローゼのお兄さんに見せた時は、何も言われなかったのに。
今回はエッジは一緒に行くことはできない。
何でも一度戦った人の前には出てこないって特性があるらしい。
そしてもう一つ分かることは、空を飛ぶ事。
「んー。情報が少ないな。」
「冒険者ならその場の勢いだろ?」
「ギルドマスターがそうだから、この依頼は机の中で眠るんですよね?」
「うぐ!」
「2度は遭遇する事は難しい事と、空を飛ぶ事しか知らないのはどうだろうか?」
この魔物は初見の相手には、とりあえず牽制するとして、能力やステータスを見たりは出来ない。
それでいて、逃げる判断が早い。
エッジの一撃を受けて倒されないところから、それなりのLvで耐久値があるはず。
相手を拘束するか、飛行能力を奪うか…。
「クロイ一ついい?遠隔魔法で、視界を遮らないものある?」
「視界を遮らないですか?雷と闇ですかね。その他は地形により何かしら塞がれるかと。」
「エッジ。魔物の出現予想場所までの、地形はどんな感じなの?」
「王都の西門から出てもらい、荒野の先に山があります。岩が多い所で森の様に木々はあまり無いです。」
「岩山って事か。成る程ね。」
割りかし条件は良い場所なんだな。
逃さないようにする事は、色々と案が出てくる。
「うん。方向性は見えた。じゃ、早速行こうか。」
「はーい。」
「私の出番はあるかしら?」
ギルドを出て、真っ直ぐ西に向かう。
何だろう、視線が……。
少し止まり振り返る。
―っば!
一斉に目をそらす街の人。
「ソラヤどうしたの?」
「シーは何か視線感じない?」
「視線?」
キョロキョロ周りを見回すシー。
誰一人としてこちらを見ようとしない。
「なんにもないよ?」
「そうかな?」
少し集中して、聞き耳のスキルで聞いてみる。
「おい、こっち見てるぞ。」
「やべーって。殺されるって。」
「あの数字って、あのクラン人増えたのか?」
「って事は、凄いエリートなのか。失礼の無いようにしないと。」
「あ、新たな仮面!?これは一大事だ!」
「王都の均衡が崩れるぞ…。」
聞こえてくる言葉は、微妙なものもあれば、とても物騒なものでもある。
依頼終わったら、このクランの評判とか調べてみるか。
「ん?その仮面あのクランか。依頼か?」
「えぇ。ギルドマスターに言われ、手付かずのこの魔物を。」
「ギルドマスター?って、この依頼任されたのか!」
「はい。何でも初見で倒すしか無いとか。なので、新顔の僕らが。」
「そうか。あのクランに所属してるんだ。大丈夫だと思うが、気をつけて行ってくれ。」
「はい。それでは。」
西の門番と簡単に話して、門を抜ける。
見晴らしがいいから、ゴツゴツした岩山もすぐにみつけられた。
「…遠くない?」
「ほほ。簡単なお使いみたいなノリで行く距離では無いですね。」
「よし、走ろうソラヤ!見えているものと距離は実際違うかもだよ。」
「シーは元気だね。とりあえず、魔物もいつ出てくるか分からない。注意しながら進もうか。」
僕はある事に気がついた。
野宿の準備は何もしていなければ、道中移動する馬や馬車が無いことに…。
勢いで出発したけど、今更引き返すのもあれだしな。
このまま行くか。
野宿は途中で魔物狩れば何とかなる。
♢
とある門番の話。
「しかし、凄い集団だよな。」
「どうした、突然?」
「さっき仮面のクランに会ったんだよ。」
「へー、何番だった?」
「それが10〜16番なんだよ。」
「え?9までじゃなかったか?突然増えすぎだな、おい。」
「だろ?それも驚いたけど。あのギルドマスターから直々に、魔物討伐を依頼されたらしいぞ。」
「はぁ〜新人なんて思っちゃいけないな。そいつらもきっと、色々やばいんだろうな。」
「そうだろうよ。馬も食料も持たずに手ぶらで、あの山に向かうとかヤバイと思うぜ。」
「アイテム所持量多いやつでもいるんだろう。」
「そんなごっつい奴居なかったけどな〜?」
僕らがただの勢いで行動しただけだと、気がつくのは少し先のお話。




