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少年と執事とお手伝いさんと。〜全ては時の運〜  作者: みけな
第二章 仲間と味方と敵と。
91/203

91話 勢いで出発。

体調崩して、まとめるのに時間かかりました。

少し短めの投稿です。


皆さま、水分補給はしっかり_(:3」z)_

地図を貰いに行って、討伐系の依頼を受ける事になった。

ギルドカードはアドバイス通り、少し項目を減らそうと思う。

ローゼのお兄さんに見せた時は、何も言われなかったのに。


今回はエッジは一緒に行くことはできない。

何でも一度戦った人の前には出てこないって特性があるらしい。

そしてもう一つ分かることは、空を飛ぶ事。


「んー。情報が少ないな。」

「冒険者ならその場の勢いだろ?」

「ギルドマスターがそうだから、この依頼は机の中で眠るんですよね?」

「うぐ!」

「2度は遭遇する事は難しい事と、空を飛ぶ事しか知らないのはどうだろうか?」


この魔物は初見の相手には、とりあえず牽制するとして、能力やステータスを見たりは出来ない。

それでいて、逃げる判断が早い。

エッジの一撃を受けて倒されないところから、それなりのLvで耐久値があるはず。

相手を拘束するか、飛行能力を奪うか…。


「クロイ一ついい?遠隔魔法で、視界を遮らないものある?」

「視界を遮らないですか?雷と闇ですかね。その他は地形により何かしら塞がれるかと。」

「エッジ。魔物の出現予想場所までの、地形はどんな感じなの?」

「王都の西門から出てもらい、荒野の先に山があります。岩が多い所で森の様に木々はあまり無いです。」

「岩山って事か。成る程ね。」


割りかし条件は良い場所なんだな。

逃さないようにする事は、色々と案が出てくる。


「うん。方向性は見えた。じゃ、早速行こうか。」

「はーい。」

「私の出番はあるかしら?」


ギルドを出て、真っ直ぐ西に向かう。

何だろう、視線が……。

少し止まり振り返る。


―っば!


一斉に目をそらす街の人。


「ソラヤどうしたの?」

「シーは何か視線感じない?」

「視線?」


キョロキョロ周りを見回すシー。

誰一人としてこちらを見ようとしない。


「なんにもないよ?」

「そうかな?」


少し集中して、聞き耳のスキルで聞いてみる。


「おい、こっち見てるぞ。」

「やべーって。殺されるって。」


「あの数字って、あのクラン人増えたのか?」

「って事は、凄いエリートなのか。失礼の無いようにしないと。」


「あ、新たな仮面!?これは一大事だ!」

「王都の均衡が崩れるぞ…。」



聞こえてくる言葉は、微妙なものもあれば、とても物騒なものでもある。

依頼終わったら、このクランの評判とか調べてみるか。



「ん?その仮面あのクランか。依頼か?」

「えぇ。ギルドマスターに言われ、手付かずのこの魔物を。」

「ギルドマスター?って、この依頼任されたのか!」

「はい。何でも初見で倒すしか無いとか。なので、新顔の僕らが。」

「そうか。あのクランに所属してるんだ。大丈夫だと思うが、気をつけて行ってくれ。」

「はい。それでは。」


西の門番と簡単に話して、門を抜ける。

見晴らしがいいから、ゴツゴツした岩山もすぐにみつけられた。


「…遠くない?」

「ほほ。簡単なお使いみたいなノリで行く距離では無いですね。」

「よし、走ろうソラヤ!見えているものと距離は実際違うかもだよ。」

「シーは元気だね。とりあえず、魔物もいつ出てくるか分からない。注意しながら進もうか。」


僕はある事に気がついた。

野宿の準備は何もしていなければ、道中移動する馬や馬車が無いことに…。


勢いで出発したけど、今更引き返すのもあれだしな。

このまま行くか。

野宿は途中で魔物狩れば何とかなる。





とある門番の話。


「しかし、凄い集団だよな。」

「どうした、突然?」

「さっき仮面のクランに会ったんだよ。」

「へー、何番だった?」

「それが10〜16番なんだよ。」

「え?9までじゃなかったか?突然増えすぎだな、おい。」

「だろ?それも驚いたけど。あのギルドマスターから直々に、魔物討伐を依頼されたらしいぞ。」

「はぁ〜新人なんて思っちゃいけないな。そいつらもきっと、色々やばいんだろうな。」

「そうだろうよ。馬も食料も持たずに手ぶらで、あの山に向かうとかヤバイと思うぜ。」

「アイテム所持量多いやつでもいるんだろう。」

「そんなごっつい奴居なかったけどな〜?」


僕らがただの勢いで行動しただけだと、気がつくのは少し先のお話。


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