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少年と執事とお手伝いさんと。〜全ては時の運〜  作者: みけな
第一章 神様と友人と仲間と。
8/203

8話 すぐに確認すれば良かったな。

ギリギリ!時間がまちまちで、すいません。

「よーし。午後も頑張ろう!」

「ねーねー。空ちゃん。」

「ん?どうかした?」

「午後なんだけど。大変な問題があって。」


食事にステータス確認も終わり、このまま森でLv上げだ。

そこで栄ネェから告げられる、衝撃の事実。

冷蔵庫の中身、災害に備えた12本の水と、僅かに残った食料問題。

このままでは、3日と持たないと言う事。


「そうか。ゲームでは食事をする必要ないか。でも今はそうも言ってられないと。」

「これも重要なの……お風呂に入れない!!」

「な、なんだって!」


Lv上げをして寝泊まりと、ハードモード中の唯一の利点が!

そうか、水道とか無いからか。ずっと汚れたまま、汗とかドロ塗れで眠れるわけがない。


「ほほ。それはなら、私からも1つ。トイレは外で。穴掘って埋めてくださいね。」

「「な、なんだって!!」」


それは重大な問題だ。

外でした事なんて無いぞ。栄ネェは何かを考え、頭を強く振っている。想像したのだろう。

黒ジィが言うには、トイレを使うと大変な事になるみたいだ。なんでも下水がないから、流れていったものが、地面で止まり逆流か、詰まるだろうと言っている。


電気とガスにネットが無いのは、凄く不便だと思っていたけど。この下水や水道はもっと不便だ。

考えないと、人間がお猿さんに近い時代もあったんだ…。

雨風と魔物から守ってくれる。この家だけあって良かったと前向きに考えよう。


「栄ネェ。生活するのに最低限で必要なものって、なんだろう?」

「色々欲しいけど、最低限の衣食住。衣と住はあるから食だね。特に水と食べ物。」

「水…綺麗な水がある場所か。迷わない程度に、森を散策するしかないか。」

「ほほ。道は私が把握致します。」

「そうだな。頼むよ黒ジィ。豪ニィは戦闘に集中、栄ネェは食べ物や周りを探して。」


家の周りでスキルやレベルを、上げているだけではいけなくなった。

水辺や食料を探すか、森を出て町を目指すべきか。

悩んだけど、僕達はまだLv一桁のパーティだ。

魔法が使えないし、戦闘も遠隔攻撃だし。この森がどうなっているか、森を抜けるのはもう少し先になりそう。

命がけのサバイバルなこの状況に、やっぱりハードモードだよ。っと思う空矢であった。


「さて、どちらに進みますか?」

「どちらと言われても。地図もなければ、この森の事すら知らないし。」

「そこは、空矢様の運次第かと。」

「そんな都合よく行くかな〜?それでも始めは勘で進むしかないか。じゃ左に真っ直ぐ進んでみようか。」


ダメなら引き返せば良いかと、僕自身の運を…女神の運を信じてみるしかない。


そうしてちょっと進んだ時、僕は運を疑ったね。


『ゴブ?』

『ゴブゴブ?』

『ゴブゥ!』


あは〜運なんて無いんじゃないか?

3体のゴブリンに遭遇するとか。今まで1体ずつ、確実に倒してきたのに。


「あーこれは少しやばいかな?」


黒ジィと栄ネェに、タゲを取らせる訳にはいかない。

僕はとっさに前に駆け出す。


「豪ニィ!ナイフと盾持ったやつ!」

「はい!お任せを!」


豪ニィに指示を出して、僕は残り2体まで走る。

あの2体は今までと違う武器を持っているからだ。


『ゴブブ…ゴブ、ゴブ!』


なんか喋って!?


―ザボーン!


「うお!危な!やっぱり魔法撃ってきた。」


やはり思った通り。杖を持ったゴブリンは魔導師か。

水の塊が飛んできたけど、なんとか回避できた。

そいつに近付こうとしたら、目に前にナイフを持ったゴブリンが割って入る。


『ゴブ!』

「そんなの、合ったてやらないよ!」

「空様!これでもくらえ!」


―ビュン。

―ドコ!


『ゴブゥ!?』


豪ニィが石を投げて、ゴブリンの体に当たる。

Lvアップの影響か、スキルが上がったからか、少しダメージを与えられたみたいだ。


『ゴブ…ゴブブ、ゴブ!』

「まずい!?」


また何かの言葉が聞こえて、その場から下がる。

だけど、今度はあの水魔法がこなかった。

その代わりに、ナイフを持ったゴブリンが少し光った。


『ゴブ!』

「あっちは神官か?回復するのか!」


こっちにも魔導師と神官がいるけど。どちらも魔法は使えない。

運が高い盗賊と、1度だけ無敵な戦士しか戦えない。


『ゴブブ…ゴブ、ゴブ!』


―ザボーン!


「くっ。あの魔法やっかいだ。」

「ほほ。そーいう風に使うのですね。」


黒ジィが豪ニィの横まで来ている。


「ちょっと、黒ジィ。危ないよ、下がってて。」

「ほほ。少し試してみたい事がありまして。」

「こんな時に?何かあるんだね、分かった。豪ニィ、もしもの時は黒ジィ守ってね。」

「了解です!」


黒ジィは何をするのか。相手にステッキを向けた。


「水神よ…水弾(ウォーター)、発射!」


―ザボーン!


『ゴブァ!?』

「ほほ。いけましたね。」

「な!魔法!?それより…豪ニィ!」

「はい!追撃行きます!」


黒ジィの水魔法が、ナイフを持ったゴブリンのh顔面に当たる。

そこに豪ニィが追撃で蹴りを入れて、2体にゴブリンの近くまで蹴り飛ばす。


「空ちゃん!石!」

「栄ネェありがとう!…せい!」


栄ネェから石を投げてもらい、それを僕がキャッチ、そのまま全力投球!


『ゴブぁぁ…』



➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖


《ゴブリンLv10を倒した。25(100)の経験値を得た。》


➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖



「よし!まずは1体!このまま押し切ろう!豪ニィは右のを!」

『『ゴブゥ!?』』



➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖


《ゴブリン・ソーサラーLv13を倒した。32(130)の経験値を得た。》

《ゴブリン・プリーストLv13を倒した。32(130)の経験値を得た。》


➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖



前衛のいない後衛は敵じゃなかった。

豪ニィの攻撃に僕の投擲でトドメだったパターンに、黒ジィが魔法で牽制してくれるようになって、大分戦いやすくなった。


「黒ジィ、魔法出来るようになったの?」

「ゴブリンを見ていて、言葉も理解できたので。いけそうかと。」

「黒ジィのスキルか。言語理解に観察眼があってできた事なのかも知れないね。」

「ほほ。便利なものを頂きましたな。」


これで凄く戦闘が楽になったのは、間違いない。

栄ネェも回復魔法を覚えられたら…そう言えばさっきゴブリン使ってたな。


「黒ジィ。回復の呪文みたいのは、聞こえたりした?」

「ええ。水の魔法かと思い、しっかり聞いていましたので。」

「魔法を使う感じと一緒に栄ネェに教えてみて。僕と豪ニィで周辺の警戒するから。」

「ほほ。やってみましょう。」

「私も出来る様になるの!黒様お願いします!」


さて、さっきの戦闘で少し自信がついた。

まず、相手を見て意識をすれば、攻撃は避けられる。

初めは咄嗟に動いたけど、2度目は出来る気がしていた。

【観察眼】ってスキルはかなり役にたつ気がする。


「豪ニィさ。俺がゴブリン1体引きつけるから、その動きをずっと見てて貰ってもいい?」

「空様、それは危険では?」

「いや、知らない敵は分からないけど。この辺りのゴブリンなら大丈夫。」

「空様が言うのであれば。拝見させて頂きます。」


そういう訳で、どこかにいないかな〜?

家の周りはゴブリンが多くて、程よくポップするから見つけ易いんだよね…あ、いた。


「居たけど…持ってる武器が違うな。大きめの剣か。軽く石投げれば、死なないだろう。ひょい!」


―コツン。


「ゴブ?ゴブ!」

「お、成功だ。さて…ここからは気を引き締めないと。」


―ビューン!


「やっぱり、この両手剣のゴブリンは遅い!」

『ゴブ!ゴブ!ゴブ!』


―ビューン!ビューン!ビューン!


しばらく回避を続けた。これだけ見ればいいかな?


「悪いけど、倒れてもらうよ。セイ!ヤー!」

『ゴブッ、ゴ…。』


お腹に一撃蹴りを入れて、屈んだとこにグーパン!

ゴブリンが武器を落とし、そのまま倒れた。



➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖


《ゴブリン・ウォーリアLv20を倒した。50(200)の経験値を得た。》

―ソラヤはLv5→Lv6になった。5ポイント獲得。

―ソラヤはスキル【観察眼Lv6】になった。スキル【手加減】【蹴撃Lv1】【拳撃Lv1】を覚えた。


―ゴウはLv5→Lv6になった。5ポイント獲得。

―ゴウはスキル【観察眼Lv1】を覚えた。


―クロイはLv5→Lv6になった。5ポイント獲得。

―クロイはスキル【指導者】を覚えた。


―エイリはLv5→Lv6になった。5ポイント獲得。

―エイリはスキル【観察眼Lv1】を覚えた。


➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖



「え?栄ネェもスキル覚えているし。」

「え?空ちゃん、何か言った?」

「あーいや。そのまま続けて。」


なんかLvアップしたら一緒にスキルがかなりもらった。

目的は豪ニィの【観察眼Lv1】だったんだけど…何故か黒ジィに教えてもらっている、栄ネェが覚えてるし。

あれ?このスキル敵を観察するのが、条件じゃないのか?

僕が勝手に、そう思っていただけなのか?

……いいんだ。僕だってスキル3つ増えたし。


「空様どうかしました?」

「いやーなんでもー。結果オーライだよ。」


その後も同じような戦い方で、ゴブリンを狩っていく。

僕が避けている間に、豪ニィに手で攻撃してもらった。

戦闘後あっさり【拳撃】のスキルを覚えてた。

スキルってこんな簡単に覚えるんだな。


「セ、セ、セヤァ!」

『ゴ、ゴ、ゴブゥ…。』



➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖


《ゴブリンLv10を倒した。25(100)の経験値を得た。》


➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖



本気で攻撃すると、一撃で倒しちゃうみたいだったから、【手加減】のスキルで優しく攻撃して、攻撃回数を増やしてみた。

数体このやり方をしたけど、スキルは上がらなかった。

スキルの基準が分からない。

そのうち上がるだろで、コツコツしかないのか…。

【投擲】のスキルはあんなに上がったのに。

何度目かの戦闘が終わり、黒ジィ達が戻ってきた。


「空矢様、終わりましたぞ。」

「お。って事は出来たの?」

「なんとか……黒ジィは光ったよ。」

「光っただけ?」

「私がHP減っていませんので、何とも分かりませんが。栄理さんのMPが減っているので、出来ているかと。」

「僕もHP減ってないからな…誰かを傷つけて試したくないしなぁ。」

「栄理お疲れ。出来たか?」

「ん〜多分。確認出来られたらばいいんだけど。誰も怪我してないし。」

「そうか。俺には魔法は分からないが、メニューのどこかに表示は無いのか?」

「「「………。」」」

「む。皆んな黙ってどうした?」

「栄ネェ探してみて。」

「ん……あれ、項目増えてる。」



➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖


ステータス アイテム プロフィール パーティ▶︎魔法

―治癒Lv1/MP3


➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖



あるね。黒ジィにも見てもらったら、同じように【水魔法Lv1/MP5】がしっかりあった。

何でも確認した方がいいと、この時に僕らのパーティは1つ賢くなった。

4/27 システム系表示を線で区切りました。

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