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少年と執事とお手伝いさんと。〜全ては時の運〜  作者: みけな
第二章 仲間と味方と敵と。
74/203

74話 お試し戦闘といつもの戦闘

前脚を斬られても倒れないボア。


エッジはなかなかセンスがいい。


『ブモ!ブモ!』

「ふ!そんな体当たりじゃ、俺には効かんぞ!」

「シー、ナイト。ソラヤとエッジの後ろに。」

「はーい。」

「待ってたわ。」


その場に留まり、攻撃を繰り返すボア。

走ってない事と、前脚を斬られたからか攻撃自体に重さはない。

盾を使いお父さんは、その場でボアを足止めする。


そこにローゼが追加の指示を出す。


「ソラヤ、エッジ。合図で前に出て突きよ。回避もしくは当たっても、シーとナイトは追撃、離脱で。ゴウさん!」

「おう!うらぁ!!」


ローゼの合図でお父さんが、ボアを盾で押し出す。

そこに僕とエッジが前に出て突き、狙うは…両目!


『ブモォゥ!?』


さらに屈み致命傷を避け、突きは頭部を掠めた。

だがそれは、自分を地面に縛る回避方法。

僕らの後ろから現れる影には、対処できなくなる。


―ドゴッ、ドゴッ。


『グモッッ!!』


息のあった二人は、両サイドから胴体めがけて拳を繰り出す。

もろに食らったボアは大きく息を吐く。


「全員退避。ゴウさん抑えて。エイリさんは回復を。」

「任せろ。」

「お任せ〜。」


ローゼの指示で4人はまた下がる。

お父さんはまた前に出て盾を構えて、そのタイミングでお母さんは回復する。

ここまでは流れるような動きに、エッジさんもしっかり着いて来れている。


「クロイ、雷魔法を。その後鞭で拘束をする。シー、ナイト。その後ソラヤ、エッジで。」

「ほほ。それでは少し痺れるますぞ。」


―バチィ…バチバチ!


『グモォ!?』


昼間の青空で、突然雷が落ちる。

雨雲とかなんかイメージしてたけど、クロイが言うに空気中のイオン濃度で、どうのこうの言ってた。

聞いても分からないから、話半分しか聞いていない。


―シュルゥ…パァン!


『グッ!』


雷で動きを鈍らせたボアを、鞭で完全に止める。

それを待っていた2人が飛び出す。


「これで…。」

「いっくよぉ…」

「「サンドイッチ!」」


―ドドン…ズゥン!


『ブ…ガフ!?』


2人だからこそ出来る同時攻撃。

サンドイッチっとなんか可愛く聞こえるが、中身はとんでもなく凶悪。

両サイドから全力で殴られた事により、衝撃が一度体内にいく。

そして、シーとナイトの衝撃が体の中でぶつかる。

すると体内で衝撃同士が爆発する…。

血を吐いたボアだが、立っているのがやっとにも見える。


「エッジ、行くよ。」

「はいっす。」


そして僕は合図のみで、何も言わずに下段から刀を滑らせる。

エッジは…構えを上段に変えていたのが見えた。


「狙うは…。」

「その首!」


―ザザァン!……ぼと。



➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖


《ボアLv30を倒した。21(150)の経験値を得た。》

―ソラヤはスキル【刀Lv2】になった。


➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖


お。刀のスキル上がった。

相手がLv30だし、何度か斬りつけているからかな。

とは言えラッキーだ。


「うん…刀は有りだな。もう少し短くても良いかもだけど。」

「太刀は大振りになりますから。短刀もありますよ?」

「せっかく貰ったものだし、しばらくこいつでやってみるよ。」

「言ってくれれば、刀は沢山ありますので。」

「あーうん。ありがとう。」


なぜ刀が沢山あるんだろうか?

気になるけど、今は違う事を先に聞かないと。


「エッジ。さっきの戦闘どうだった?」

「はい。正直驚いてます。レア度が低いと言われるボアですが、Lv30を無傷で…。尚且つあの速さで討伐するなんてと思ってます。」

「無傷ってまぁお母さんがいるし。傷が出来ても、分からないうちに治ってるね。」


僕は中衛が多いから基本的にダメージは負わないけど、シーやナイトは前衛だからたまに受ける事がある。

そんな時もお母さんがいるから、致命傷でもない限り傷は残らない。



「ローゼちゃんの指示は、怪我をしにくい動きだからね〜。」

「俺もエイリさんの言う通りだと思います。ローゼさんの指示が仲間の安全を、そして相手を攻めると言う最短ルートをしっかり見ていると思いました。ローゼさん凄いっす!」

「あぁ…どうも。」


戦闘しながらでも、よく周りを見れる人なのか。

ローゼが褒められ、少し照れているように見える。


「ローゼから見てて、エッジはどう?」

「最低限の指示出ししかしてないが、ソラヤに動きを合わせ連携もうまく取れていたと思うな。若干反応が遅れるのは、慣れでしかないしな。」

「そうだね。でも戦闘パターンや僕の真意も汲み取ってくれるから、戦闘のセンスはいいと思う。」

「ありがとうございます!」

「よし、じゃ〜次は僕とクロイを中衛。エッジを前衛にしたのでやってみよう。」


次の戦闘はいつもの動きにエッジを前衛にした動き。

さっきは貰った刀を試したい事もあったけど、近くでエッジの動きを見たいと思ったから前に行った。

結果的に十分立ち回れそうだったから、僕は元の位置に戻った。

いつもの戦闘スタイルってやつかな。



そしてさらに100メートル先にボアがいる。



同じ流れでボアが突っ込んで来るものを盾で受けるお父さん。


「ふん!これくらい大したこともない。」

「エッジ!」

「はい!」


短くエッジに合図を出すローゼ。

さっきの動きを見ていたからか、細かい指示は出していない。

今度は1人なので、右脚を斬るエッジ。


「クロイ右。」

「了解。水よ。」


―ガチャ、ズゥゥン!

―バシャ…ザブン!


ソラヤ銃で左目を打ち抜き、クロイが水で左目を遮る。


『ブモモ……!』


「行くよ!」

「うん!」

「「サンドイッチ!!」」

『ガブゥ…?!?!』


ボアが一緒両目の視覚をなくした事を見逃さないシー、ナイトが追撃する。

そして、そのネーミングが気に入っているのか。本日2回目の極悪サンドイッチ。

あれ、かなりダメージ負うから、これもいけるか……。


―ガチャ、ズゥゥン!


クラクラしているボアに、追撃で眉間を打ち抜く。



➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖


《ボアLv30を倒した。21(150)の経験値を得た。》


➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖



狙い通りだな。しかし、さっきよりもだいぶ早い討伐だったな。


「あ、今ので俺のスキルが【刀Lv6】になりました。」

「おお。おめでとうエッジ。」

「長年5を超えられず……もう限界だと思っていたけど………やっぱり師匠と入れて良かった。」

「いやいや、僕は何も教えてないし。エッジの努力の結果だよ。」


静かに空を見上げるエッジ。


余程思い悩んでいたんだな〜

まだ2戦しかしてないし、特に何か教えたわけではない。

これも運が良いからなのかと思ったけど。


今は言わないでおこう。


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