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少年と執事とお手伝いさんと。〜全ては時の運〜  作者: みけな
第一章 神様と友人と仲間と。
52/203

52話 気にしたら負けなのかも。

悪魔の女の子をパーティに入れてみた。

もちろん現状いるメンバーに聞いて。

結構唐突な感じがしたけど、消して僕が腕を的にしたからとかでは無い。

皆んなもそこは…うん。忘れよう。



本人は魔王軍で悪魔と言っていたが、容姿は完全に人とは異なる。

言ってる事が信じられなかったけど、クロイが言うに嘘はついていないらしい。


「って、半ば勢いで誘ったけど良いの?魔王軍の人が僕らと居ても。」

「別にぃ〜ダメって魔王には言われてないし。」

「魔王って呼び捨てなんだ。」

「魔王は称号だからね。それにあの人、細かい事気にしないし。」

「そんなもんなんだ…。人と争ったりしないの?」

「来れば戦うけど、別にこっちから仕掛けないよ。理由がないから。」


案外自由なんだな。

魔王って言えば、人類と争うもんだと思ってた。

そうなると、この世界の勇者って何の為にいるんだ?

ん〜聞いてみよう。


「勇者って知ってる?」

「勇者?そんな名前の人は知らないよ。」

「名前じゃなくて、称号みたいなものなんだけど。戦いに来たりしないの?」

「さぁ?魔王城に来る人間いたけど、その中の誰かがそうなのかもね。」


聞いても全然分からなかった。

ま、勇者の役割なんてどうでも良いか。僕ら関係ないし。


「まぁいいか。そうだ、ステータスとか見てもいい?」

「ん?ステータス?」

「パーティのメンバーは見れるんだよ。」

「ふ〜ん。あんなのただの数字でしょ?別に見られて困らないし、どーぞ。」


悪魔って言ってたけど、実際どんなものなのか。

ただの数字って言われたらそうだけど。

強さを図る意味では、凄く分かり易いし。



➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖


ステータス アイテム▶︎プロフィール パーティ

―悪魔(女) Lv35

年齢/115

職業/デーモンロード

スキル/痛覚遮断Lv8、魅了無効、拳撃Lv5

魔法/火魔法Lv8、闇魔法Lv8

称号/魔王軍、我が道を行く者、インファイター


▶︎ステータス アイテム プロフィール パーティ

―HP 4,217/4217・MP 3,027/3,927・SP 1,190/1,190

―STR/34・DEX/34・VIT/34・AGI/34・INT/65・MND/40・LUK/10

―Lvアップボーナス/0ポイント


➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖



皆んなそれぞれで悪魔さんのステータスを見ている。


「ほほ?悪魔って名前なんですか?」

「ん?私達は名前は無いよ。」

「呼ぶ時困りませんか?」

「そう?おーい!とか、ねぇ!とかで呼ぶから気にしてない。あなたはあるの?」

「わたくしですか?クロイと名がありますよ。」

「クロイね、まぁ誰かを特定して呼ぶなら必要か?そうだな…クロイが何か決めてくれ。」

「ほほ。わたくしで良いので?」

「私を呼んだのはクロイだし。別に誰でも良いんだけど。」

「ふむ……では『ナイト』でどうでしょう?」

「ナイトね。じゃ〜これからはそう名乗るよ。」

「ほほ。よろしくお願いします、ナイト。」

「……あ、私の事か。よろしくな。」


真っ先に名前について、突っ込むあたり流石のクロイだな。

悪魔にもさらっと名前つけちゃうし。

後で聞いたけど、夜をイメージしてたからナイトって言ってた。


…それより見るとこあるだろうよ。



「私はシー・ブルーム。よろしくね、ナイト!あ、年上だからナイトさんか。」

「よろしく。私は悪魔だからな、人からすれば年上だろうよ。シーの言う『さん』って言うのはなんだ?」

「ん〜呼び捨ては失礼だから、さんとかちゃんとか名前の後に付けるの。」

「人の世は面倒なんだな。さんとかなくて良い。ナイトと呼べ。私もその、呼び捨てにするゆえ。」

「分かった〜ナイト。」

「うむ。」


以外に気さくな悪魔だな。

ゲームや漫画とかの話だと、もっとお堅いものかと思ってたよ。

ナイトだけなのかな?本人が良いと言ってるし、まぁいっか。



その後皆んなで自己紹介をした。

時々ナイトと呼んでも、反応が遅れるのは慣れれば問題ないだろう。



じゃなくてだよ!名前も歳も順番に見れば気になるかもだけどさ!



「ナイトは職業が『デーモンロード』となってるが、やはり魔導師なのか?」

「多分。そこはよく分からないけど、魔力は使う戦い方してるね。」

「魔力を使う戦い方?」

「うむ。こう…手に魔力を込めて……はぁ!」


―ボゥ!


そう言うと右手に魔力を込めて、火を纏わせた。


「お?これは魔法付与だな。色からして火を纏うのか。」

「ローゼは物知りだな。確か誰かが付与とか言ってたな〜。左は黒いの出せるよ。っほ!」


―ボゥ!


「火と闇の魔法付与か。それで称号に『インファイター』があるのか。」

「それもよく分からないうちにあった。ほら、魔法って飛ばすより直接殴れば当たるじゃん?」

「まぁそうだろうな。」

「飛ばせるけど、こうした方が魔力減らないし。何より戦う!って感じするじゃん。」

「分かる〜やっぱ戦うなら直接拳でだよね!」

「お、シーはいけるクチか。仲間の者には理解されなかったんだがな。」


すげ〜両手に魔力纏わせてる。

僕もかっこいいのは凄く分かる。


周りに理解されないのは、魔導師から見ると無駄が多いように思えるからだろう。

ステータスも全てに振り分けなきゃいけないし、特化してる人に比べて器用貧乏になりそう。


「でも私は、他の悪魔に負けた事無いよ。」

「へぇ〜ナイトは強いんだね。」

「他の魔導師達は脆いし、戦士は武器に頼りすぎなんだよね。魔力にもの言わせて、自分を鍛えないやつばっかりでさ。やっぱり戦わないと勘も力の使い方も分からないでしょう?」

「そうなら、私も前で戦う方がいいかな?」

「栄理は神官だよな?全体を見て、他の者を動かせばいい。他の者が手足だと思えば。」

「そのあたりの役割は、しっかり理解してるんだね。」


全軍突撃タイプじゃないのか。意外にも色々と考えていそうだ。

結局は戦い方を工夫しろって事なんだと思うけど。


「クロイはどんな戦いをするか気になるな。私を呼ぶくらいだから魔力は高いのだろう?」

「まぁ魔力だけなら高いでしょうね。しかしわたくしは、ナイトの言う動かない魔導師ですがね。」

「そうなのか?闇魔法は召喚使って、他のは何使うんだ?」

「ステータス見れば魔法は載ってますが。」

「いいんだよ。人の数字がどうこうじゃなくて、魔法をどう使うかだよ。ほら、私に撃ってきてよ。」

「ほほ。村の中ですよ?あまり派手じゃなく殺傷の低い水くらいなら…お見せしましょう。」

「それでいい!ちゃちな魔法なら打ち消してやるよ。」


―ッボ!ッボ!

―ザボッ…


両手に火と闇の炎を纏わせて、準備万端なナイト。

クロイは何も言わず、小さい水弾を作る。


「ちっさい水の玉だな。そんなのこの拳には聞かないぜ?」

「ほほ。甘く見てると痛い目見ますよ?」


―ザボッ、ザザザザザザ…。


「たはー!何が殺傷が低いだ。こんなの食らったら、息も反撃もできねーだろう。」

「ナイトは戦う時、言葉が崩れますね。レディなのです、言葉は気をつけた方がいいですよ。」

「は!戦いに男も女もない!」

「では、撃ち落としてもらいましょうか。」


―ザボッ…ザザザザザザ!!


「やったるぜぇー!!おら!うりゃ!!」


―ッボ、ジュウ。ッボ、ジュウ……


何個浮いてるか分からないクロイの水弾。

全てを文字通り殴り飛ばすナイト。

魔導師なのか格闘家なのか、いまいち分かりづらい。

MP的には圧倒的に、ナイト有利だろう。戦い方とか観察力では…。


「あ。へぶぅ。」

「ほほ。緩急や間隔と少しずらしただけですよ?撃ち漏らしましたね。」

「そんないっぱ…ぐぅ…まだま…ぶは!?…ちょ……がふ。」

「戦い方なのです。まぁ試しで撃ってるだけですから。実際はナイトも距離を詰めたりしたでしょうね。」


「何か解説中悪いけど、水弾止めてよ。もはや途中から全ヒットだから。」

「ほほ。畏まりました。」

「ブハァ!?まじ死ぬ!すぅ〜はぁ〜。」

「ほほ。やり過ぎましたかね?」

「ふひぃ〜流石クロイだな。魔法にこんなえげつない使い方があるとは。」

「これはナイトが距離を詰めない。言わばわたくしの壇上ですし。」

「さっきの腕壊された攻撃も凄かったけど、クロイの魔法も凄いな。」


腕を壊された…あ、僕か!

これからパーティ入るなら、謝っておいた方がいいよね?

クロイと目が合い、頷かれる。謝っておきましょうっと。


「……あの時はごめんなさい。」

「あの時?あー腕壊したのソラヤの攻撃なのか?」

「大変申し訳ないですが、そうです。」

「そうか…1回目の攻撃も凄かったが、特に2回目はやばかった。」

「ごめんなさい。」

「いいよ、気にすんな!あの爆発で穴が広がって、こっちこれた訳だし。」

「そうだったんですね。」

「強い者にも出会えたし、私もこれからまだまだ強くなるぞ。」

「はい。よろしくナイト。」

「おう。頼むぜソラヤ。」


お互いに握手をして、別に喧嘩していた訳じゃ無いけど仲直りをする。

そして誰も突っ込まなかったけど、この際良いか。なんか話題にするまででも無い。

Lv35と言う高い数値に……長く生きているし、これが普通なのかもしれない。

気にしないようにして行くしか無いな。

7/17 ナイトステータス修正

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