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散文駄文まとめ  作者: 甲斐利右衛門
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忘れる

がんばれ


人は人を忘れる時には順番があるのだという

皆も一度くらい聞いたことがあるだろうか


その人の声から忘れ、姿を忘れて

最後に匂いを忘れるのだと


あれだけ好きだった人の全てを

忘れてしまった時僕はきっと悲しくなるのだろう


そして人は死ぬ時にそばで話しかけてくれる人の

声だけは最後の瞬間まで届くのだという


匂いも姿も何もかもが分からなくなり

暗闇に囚われて道も無くなり

自分が誰かもわからなくなって


やがてあなたのことも忘れられ

いつの日か空の上へ行くのだとしても


それでもその声を届けたい人がいるのなら

どうかすぐにでも届けてほしい


言葉は何よりも早く正確に真っ直ぐに届くのだから


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