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散文駄文まとめ  作者: 甲斐利右衛門
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35/65

枕カバー

自由が1番


ふと思い立ち枕を洗った


そうかと思いながら枕カバーを外し

枕カバーも一緒に洗って干した


しばらくしてふかふかになった枕を取り込んだ


さあ枕カバーを戻そう

そう思ったのだが枕に枕カバーが入らない


洗う前はあんなにぴったりだったのに

どうしても入らない


まるで枕が心機一転したかのようにハリがあり

なんだか枕カバーが可哀想になった


仕方がない


捨てるくらいならと思い

枕カバーを頭に被ってみた


とても苦しかったので

目と鼻のところに穴を開けた


鏡を見るとなんとも間抜けな格好だった


けれど新たな役目を与えられた枕カバーは

どこか誇らしげだった


人生もこれくらい自由であるべきなのだろう

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