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散文駄文まとめ  作者: 甲斐利右衛門
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33/64

足元

ドキッとするよね


何年振りだろう

夏に山奥の実家へ帰ってきた


一通りの用事を済ませ

懐かしい布団に潜り込んで眠りにつく


外では何かの鳴き声

時折ガサガサと草木の揺れる音


静かな夜だ


みんなも一度くらい

こんな経験をしたことがあるだろう


俺は今でも足を布団から出して眠ることができない


あり得ないことなのはわかっている

足元に誰かがいるはずもない


それでも誰かに足を掴まれそうで怖いのだ


かと言って両足を布団の中に入れてしまえば

体温で足の裏に汗をかいてしまう


不快で眠れない

だから足を出す


だが怖くて足を入れる

そして暑くて出す


余計なことを考えないようにすると

余計にそのことばかり考えてしまう


もうどうしろというのだ


誰でもいい

誰でもいいから俺に

安心して眠れる寝床を作ってくれ


できれば足の裏が蒸れないやつで

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