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白夜の奏でる音  作者: 月原 悠


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1/14

白夜――1

一文が長く読みづらいので、読点ごとに段落を空けております。

これは意図したものになります。

夜がまだ眠りにつく頃、

ヨーロッパアカマツの枝に飾られている雪が、

微かな音を立てて、ゆっくりと地面の雪だまりに落ちた。


その音は、木々の間をすり抜けるように、森の奥へと響いていった。

一瞬、辺りは静まり返り、

驚いたトナカイはくるりとした目をさらに大きくして、

雪の斜面を駆け抜けていった。


空には紅や紫、緑、青といった色合いの空が広がり、

長く伸びた月が顔を覗かせていた。


夜がそっと囁きはじめた。


タピオは片手にハープを持ち、甘い声で歌っていた。

弟のクランは頬を風船のように膨らませ、

リコーダーでその歌声を追いかけていた。


やがて二人は、小さな村へとたどり着いた。


雪が降りしきり始めた。

二人はしのぐために一軒の屋敷を訪れた。


「すみません、少しだけ部屋の中で過ごさせていただけませんか」

「そうね。いいわよ。そのかわり、吟遊詩人なら歌の一曲くらい披露してちょうだい」


外の厳しい冬とは違い、

暖炉の温もりの中で、

二人の歌声がやわらかく広がっていった。








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