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バカ・ダイアリー・エッセイ  作者: ことのはじめ


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字が汚い

 字が汚い。自分の書く字がである。非常に読み取りにくい。



 よく言われるような「私字が汚いから~」なんてかわいらしい言葉では表されない。判読に問題があるレベルで汚い。自分以外もしかしたら読めないのではと言うほど汚い。人には見せてもたぶんわからないと言われるだろう。



 そもそも書くのが好きだから書いているだけであって読み返して糧にするとかそこら辺をすっぽ抜かしているのだ。後でどうなるかなんて考えてもいないのである。そりゃ読めない字を書くのも当たり前だろう。



 字を書くスピードが速いのと手の動きが追いついていないのとがあるために字が汚くなる。習字を習っていたときもあったが変な癖がついただけで終わった。癖字で読めない字である。天然の暗号と化している。



 一時期書きすぎて字がなまり変な癖字になって書くようになってしまった。自分の字をよくよく見てみるとがさつな男が書いたような字がデフォルトだ。そこに速さが加わるとミミズののたくったような字になる。



 これでは読めないし結構バカにされてもきた。読めないとか汚いとか。丁寧に書いても汚いとか言われる。



 そうなってしまった以上矯正は中々難しいのだがあまり人前で字を書くことがない。可愛らしい丸文字など書けないのである。書類とか人前に出す字以外は自分のための字であるからそもそも見てくれを気にしない。



 そういう精神だから字も上達しないのだろう。せめて読み返すつもりで書いた字はかろうじて読めるがそれでも汚いと他人には言われる。なんだか自認まで汚い字を書くとなりそうである。



 そもそも字を褒められた経験がない。習い事では汚いとか下手くそだと言われ、学校でも変な字とバカにされてきた。私は文字を書くのが好きだが周りからの評判は散々である。



 中々に怨みの溜まる環境で字を書いてきたが、実際字を書くことは嫌いどころか好きですらあるので不思議なものである。百年後に日記が見つかったとして読み返す人はとても大変だなぁという感想くらいである。



 それでも文章や字を書くことは好きであるから、日記も小説も続けている。現在書いているものはちょっと没案のエピソードになったので書き直しているから更新は少し遅くなる。のんびり書いていくつもりである。

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