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バカ・ダイアリー・エッセイ  作者: ことのはじめ


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固定観念の破壊とわかめの練習

 価値観は破壊するに限る。自身の哲学の話である。固定観念は破壊した方が後々柔軟に考えられるようになる。



 自分が絶対だと思うものほど疑ってかかるといい。ついでに脆弱な部分を指摘してその絶対を破壊するとなお良い。その方が凝り固まった思考から抜け出られる。



 柔軟に考えるために一番不要なのが固定観念だ。こうあるべきだとかこれが正しいといったものを理由をすっ飛ばして信じている状態はよくない。直ちに破壊した方がいい。



 社会規範に従うのが当然というところを例に取ると、その社会規範にはどういった理由で従わなければいけないのかを自分に問うていけばいい。自分なりに答えが出せなかったならそれについて十分に思考できていないといういことになる。それを破壊する。



 そして自分なりにどうして従わなければならないのかをとことん考えるのである。こういった理由で自分は社会規範に従う、という明確な理由が自分で答えられるまで問を繰り返すのだ。そうすると自分の思考に芯ができる。



 ここでよくないのはわからないからとかろくに理由も考えないかおよそ理由とは呼べない身勝手で社会規範に従いませんというやつだ。最近よくSNSで見かけるアレである。思考放棄と大差ない。



 社会規範は社会に属する以上皆が円滑に生活できるよう決まっているものである。従わないことでまかり通すならその社会から出ていくのが筋だろう。そうせずに社会の恩恵を享受しながら社会規範を守らないのが悪いのである。



 社会規範に従わないならその社会がないところに出ていくくらいはしないと釣り合わないものである。逆に社会に属するなら属する以上の義務を果たさねばならない。従わないけど社会の恩恵は享受するのは甘えているのである。



 固定観念の話に戻るが、柔軟な思考のために固定観念は破壊した方がいい。同じ価値観を持ち続けたいならそれにあった自分なりの理由付けをした方がいい。強度も高くなるし、同時に柔軟性も保証される。



 あと価値観を破壊すると大分不安になってぐらつく。海に投げ出されたような感覚になる。だが海の上なら力を抜けば浮くことができるだろう。



 確かな地盤を作るというよりも海の上でもぷかぷか浮かんでいられる姿勢制御の術を身につける方が近い。岩盤をになるよりわかめの用に海を漂っている方がいろいろな形になれるというものである。固定観念の破壊はわかめになる練習である。

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