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バカ・ダイアリー・エッセイ  作者: ことのはじめ


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哲学の先生

 哲学は面白い先生に当たればめちゃくちゃ楽しいものになる。そもそもが考え方のことなのだから面白い人が多いのもある。自慢話や身の上話は哲学ではない。



 大学時代に哲学入門で変わった先生の授業を受けたことがある。その先生は最初の授業の日、ろうそくに火を付けてから吹き消した。そして今消した火がどこにいったかを聞いてきたのである。



 科学的に考える人もいればそれとは関係なく考えた人もいる。先生はそこから世界の見方として哲学史の授業を始めていった。かなり面白い人だった。



 ろうそくの火が消えたのは四元素によるものだという観点から思考した学者もいれば万物は原子でできているととなえたデモクリトスもいる。古代ギリシャの哲学者はきっと考えるのが好きだったのだろう。調べるとたくさんの考えが出てくる。



 また、科学だけではなく倫理的な問題から文学に至るまで当時の哲学者はいろいろと考えていたようだ。総合的にたくさん考えているのだ、すごい。そうなるともしかすると普段の私はまるで全然考えていないのではと思う次第である。



 たくさん考える時間があるというのはいいものだ。どうやって時間を使っていたのだろう。ちょっと気になるところである。



 当時の環境にもよるかもしれないがたくさん勉強したり考えたりできるのはちょっと羨ましい。好きなことに注力できるというのは中々に魅力的だ。たくさん哲学者がいたということはそれ以上にたくさん哲学する人達がいたことであるから、みんな考えるのが好きだったのだなぁと思うのである。



 もちろんそのまま肯定できることばかりではないが、一日中考えたり議論し合ったりする生活はちょっとやってみたいと思う。個人的には一人でブツブツと考え込む方が好きなのだが。何か日記を書いてもいいのなら一日中日記を書いていたいという気もある。



 好きなことを延々と続けられるのはいいことだ。だが今現在の状況ではそればかりも上手くいくわけではないことを知っている。自分の時間の捻出方法を工夫するのが手っ取り早い近道だろう。

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