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バカ・ダイアリー・エッセイ  作者: ことのはじめ


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ペンとノートをくれたらついていく

 報酬で釣られるなら間違いなくペンとノートをくれる人間についていくタイプである。次点で金銭だがやはり原始的な欲求は強い。ペンとノートがもらえるならほいほいついていってしまうことだろう。



 好きなものを書いていい、好きなペンで道具で書いていい。魅力的な提案である。ぱっと乗っかってしまうのが常というものである。



 何を書くといっても何か書くとしかいいようがない。文章であることは確かだ。物語かもしれないし取り留めのない日記かもしれない。



 取り留めのない日記をいつまでも書いていていいのなら書いていそうだ。どうせやることがなくなったり暇になったりしたら人間は書き出すものである。昔の随筆はきっとそうやって書かれたのだとなんとなく思ってしまう。



 忙しかったらそもそも書けない。余裕ができて初めて書けるものである。書くことを仕事にでもしていない限りは大体そんなもんだと思っている。



 スキマ時間に読むのと書くのどちらを済ませるかでかなり迷うと思う。読書をしたい気持ちもある。だが何か栓のないことを書いてみたい気持ちもある。



 中々に悩ましい。暇の使い方も難しいものである。一生答えが出ない。



 一生答えが出ないとは一生味のする飴を舐めているのと同じである。それだけ味わえるし楽しめる点で見たら優秀な暇つぶしと言えるだろう。食べ切れるものだけ食べるより食べきれないものを食べてみて大きさを知るのも大事だ。



 答えの出ない問いはどんどん味わっていった方がいい。簡単に割り切れない問題を咀嚼して味わって思考を深くしていくものだ。食べ切れるものばかり食べていても身につかないことだってある。



 答えが出ないことや一口に言い切れないことはどんどん吸収した方がいい。思考が深くなればそれだけ味わえる味も深みが増す。より美味しく人生が食べられるのだ。



 腹に消化できない考え事を一つは放り込んでおくといい。思考の胃袋の中で転がされながらそのうち別のものをすり潰す助けになるだろう。ちょうど草食動物の胃袋のような状態になるといえばいいか。



 得てして学びの大きなものは消化しづらい。消化しづらいから時間をかけて消化する。自分なりの答えが出せたら大成功である。



 どうせならたくさん考えた方がいい。頭は使うほど磨かれていくものなのだ。常に磨いておくと役に立つことだろう。

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