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天国からの剣  作者: 新山翔太(旧おけーはん)
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4章「説明のAI」

・・・・・・

「では、こちらの書にサインを・・・」

「はい。」

私は契約書にサインをした。

ここは、今、2020年から60年後の世界。

そして、この建物は、EOG(Extermination of grudges)の基地。

私の目の前には、未来の高性能AI、「アイ」がいる。

彼女はこのEOGを設立した上里信二が開発したAI。

EOGの全てのデータを管理し、戦闘においてナビゲーションを務めている。

「では、改めて説明致しますね。」

「このEOGは、世界から犯罪や悪意を無くすという目的で活動しています。」

アイが一息置いてから喋り出す。

「この世界には、残念ながら必ず悪意を持った人がいます。そしてその人たちは全世界の人達では処理できないくらい存在するのです。」

大きい画面の中にいるアイ。画像を出した。

「そうですね、ソツネさんが知っている中では○○○○が有名でしょうか。彼は所謂、上級国民と言われる部類でありまして、ソツネさんが暮らしている時代も、今も刑を受けずに、ぬくぬくと暮らしています。」

○○○○のことを考えると、今も無性に腹が立つ。

「こんな人達が沢山いるのです。しかし、こんな世の中は私たちで変えてゆけます。ここからその方法についてです。」

「まず人の悪意は、必ず宿主の背中にいます。そこで、最初はその人を追ってスパイ活動をします。そして隙を見てこの、「ツリクド」で捕獲します。」

画像が出された。ヤマケ君が持っていた謎の機械は、これだったのだ。

「このツリクドは、悪意に向けてボタンを押すだけでOKです。これで宿主から怨念を引き剥がします。小さい悪意ならこちらで処理しますが、たまに大きい悪意があります。」

「大きい悪意は独立していて、捕獲する必要はありませんが、放っておくと、さらに大きくなり、他の人にくっつきます。そこで、戦闘を開始します。」

「戦闘は、武器を使います。ヤマケさんの場合はソードですね。武器は、悪意に特攻を持っており、悪意に向けて攻撃すると弱ります。そこを捕獲します。」

「・・・こんな感じですね。長々と話してしまいましたが、これで終わりです。」

私はアイに話しかけた。

「ありがとう。よくわかったよ。」

「これからここで暮らすことになります。部屋は上の階にありますから、使ってくださいね。依頼はまたお知らせします。」

私は、エレベーターに乗り3階に上がった。

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