1章「始まり」
プロローグ
今は過去、いわゆるバブル時代と言ったところだろうか。
大阪通天閣。
沢山の人が賑わっている。
まるで1人1人がただの細胞とまで言うように。
「ねえねえオカン、あの玩具買ってや。」
「ええー。前に買うてやったばかりやろ。ダメ。」
「久しぶりやな。お前。最近どうや?」
「いやいや、何言うてんのや。成績も右肩上がりで、可愛い女の子の友達も出来て、もう絶好調に決まっとるやろ!」
「そうやろうな!最近全く調子がええもん!」
そんな他愛もない会話も、ビルの周りを中心に飛び回っている。
だが、そんな日常を崩す、ある事件が起こった。
パン!!
耳をつんざく銃声が、通天閣に響き渡る。
「キャー!!」
「誰か助けてくれ!!」
「ヤバい!人が倒れてる!」
・・・・・・
結果、通天閣を歩いていた人達20人が銃で撃たれて死亡した。
その犯人は、女性で、ビルから人をライフルで狙っていたらしい。
その後、彼女は逮捕され、死刑判決が言い渡された。
バブル最悪の殺人事件である・・・
はあ・・・最近全く上手くいってないなあ・・・
ここは東京の外れ。
休み時間に入り、男子や女子の声が聞こえ始めた。
そんな中、1人机に倒れて寝てる私。
私の名は、「神木卒根」(かみきそつね)。
池上高校3年生。
そろそろ進路を決めないといけない時期。
私は未だに進路が決まってない。
とりあえず大学行こうかなとは思ってるけど・・・
でもそれより最近私は運がない。
前までは普通だったのに今は急にツキが落ち始めた。
電車の中でひったくられたり、
大事な学校の親への手紙を無くしてしまったり、
マラソン大会で友達と「一緒に走ろうね」って
言ったのに結局置いてかれたり。
・・・いや、これは違うか。
その他もろもろetc.
こんな感じで大丈夫なのかなあ・・・
もしかしたら、近いうちに天国からの誘いが
来たりして。
初めまして、新山翔太と申します。
これからこのなろうで、投稿していきたいと思います。
ちなみに、自分の小説は、
勇者と魔女の冒険記
怨霊の化
4人のブラックウィング
悩み人達の本屋さん
天国からの剣←new!
の5つです。(ただし全て個人的に作ってた作品なので閲覧は不可能です。)
月曜日、水曜日、金曜日に投稿します。
ただし、これから期末テストがあるので、しばらく投稿出来ません。
その代わり、5章までを一気に投稿するので、お楽しみに。
それでは、新山でした。
PS
怨霊の化は、1番のお気に入りの作品なので、この小説が完結したら、リメイク版を公開したいと思います。