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過去・心の楔

※助産師としてのあり方や独身などへの見解は、あくまでフィクションとして読んでいただければ幸いです。ご気分を悪くされた方がいらっしゃったら、誠に申し訳ございません。

「ていうかさ〜、伊藤さんってヤバくない⁇今日、『助産師なんだから、お母さんと赤ちゃんの事を一番に考えなさい』って言い出して、昼ごはん抜きで授乳指導してたんだよ〜。先輩が食べないなら、こっちも食べられないよね〜。」


「この前なんか、なかなか進まないお産についちゃって…次の勤務の人に託して帰ろうとしたら、『助産師として一度ついたお産は最後まで責任を持て』とか言われてさ〜、結局何時に帰ったと思う⁉︎23時だよ⁉︎その日は普通の日勤だったのに、お陰でフラフラしながら帰ってさ〜、次の日の勤務もボロボロだよ。」


「あ〜、マジで辞めてくんないかなぁ〜。」


「いや〜、あの人結婚してないし、カレシもいないでしょ〜⁇仕事しかないから、絶対辞めないよ〜」


「だよね〜。っていうか、新人とか若い人へのやっかみ⁇独り身で寂しい人って感じするわ〜」


あははは…






ここは、共有のロッカーです。なので、勿論勤務終わりの先輩も着替えてたりする訳ですよ…


っていうか〜、着替えたんなら〜、早く帰れよ‼︎と全力で言いたい。先輩の陰口を叩くなら、みんなでファミレスか居酒屋へ行って下さい…


アラフォーでも、どストレートに陰口を聞いてしまったら、さすがに泣きたくなる訳で…落ち込んだ。落ち込んで、自分の働き方を押し付けてはいけないと反省した。そして、自分一人が頑張り、後輩の指導は厳しくも優しく!を心がけた。


結果、ストレスが溜まり以前にも増して他人の評価が気になるようになった。


助産師として、免許に恥じない働き方をしてきたつもりだ。同僚に気を遣って働いて何になる!私が気にすべきはお母さんと赤ちゃんだ!と開き直ろうとしたが、仕事の中でチームとしての連携は不可欠な訳で…とどのつまり、私は中途半端だ。いつもいつも、考えるのは自分のことばかりじゃないか。


どうして、そんな私が異世界へやって来たのか。その答えを、知りたい。


私の人生が激変した今、私自身も変わらなければいけないのかもしれない。

お読みいただき誠にありがとうございます‼︎

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