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冒険者ギルド

誤字脱字があったらすみません。次は明日の朝に投稿する予定です。

 次の日の朝。


「起きてください!ギンジさーん!起きてくださいよ!」


 ドンドンとドアを叩く音が響く。


 眠いんだよなぁ。朝早すぎるだろー、今何時だよ。


「起きるからぁ。ドア叩くなよー」


 掛け布団からいそいそ出る。


「おはようございます。今日もいい朝ですね!」


「外曇ってた」


「ギンジさんと会える朝が素敵なんです!」


「そーかー。じゃあお風呂借りていい?」


 眠いから頭を切り替えたい。


「いいですよ!着替えは」


「ああ、お願いするー」


 ✕✕✕


 朝食を頂いてミオを見送る。


影犬(かげいぬ)。よし、入れ」


 影犬がミオの影の中に忍び込んで護衛がスタートした。


「じゃあミオ、四時に迎えに行った方がいいか?」


 昨日は俺が宿に泊まると言った時、彼女に学園に行くと言ったからな。一応聞いておかなければ。


「は、はい!お願いしますです!」


「ああ」


 思わず笑みがこぼれた。変に緊張しているところに。


「えへへ、じゃあ行ってくるです!」


 彼女は昨日回収したリュックを持って出ていった。


 ご飯の時、あの金髪デブがどこを触っていたか聞いてきて必死にリュックを洗っていた。わざわざ自分で。ロウヤデブ可哀想な子。


 さて、冒険者ギルドに行く準備するか。


 きっとギルドには強靭な肉体を持つ戦士がたくさんいる。邪魔にならないように静かにステータスを確認してこよう。


「ミオは行ったか?」


「はい、元気に行きましたよ」


 ベルリさんが起きてきたようだ。朝の朝食にもいなかったが、起きるのは遅いようだ。


 仕事とかは大丈夫なのか?


「昨日ミオとちょっと話してな、お前の身だしなみをこの世界に合ったものにしようとなってな。お前の部屋に適当にサイズの合う服を置いておいたから貰っておいてくれ」


「え?いやいいですよ別に」


「もう着ないから遠慮するな」


 確かにここでの生活にジャージ姿は目立ちすぎるしな。学園にジャージ姿で行ったらそれこそやばい。皆制服なのに俺だけジャージという保健室スタイル。


「なら貰いますね」


「ああ。あとギルド長には言っておいたからいつでも大丈夫だ。お金はあるよな?」


「あります」


 娘さんから貰ったお小遣いが。


「その右手は包帯か何かで隠しておけ。見られてバレる可能性はかなりある。じゃあわしはこれから仕事がある。メイドと執事は付けないがいいか?」


「わかりました、大丈夫です」


 この人は結構な心配性だな。ミオが小さい頃はかなり手塩をかけてそだてたんだろうな。


そうして俺は冒険者ギルドに向かった。


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