異界研究会ルート4
☆再開する。
ーー????サイドーー
「ターゲットが消失デス」
「銃弾は打ち込めたか?」
「一発は撃ち込めたデス」
「ならばよい。ご苦労だったな[モラン大佐]」
「では、帰還するデス」
ーー????サイド終了ーー
ここは? どこだ?
「いったいどうなったんだ?」
屋上ではない。部屋の中、病院のような。
「目覚めたかね。少年」
白衣の男性に話しかけられた。誰だ。
「わしは天夜 鳳羅。科学者じゃ」
見た目は若いのだが、口調は老人のそれである。
「ここはどこなんですか」
「まずは、どこまで覚えてるか聞かせてくれんかの」
屋上で骸を見つけて……それから……あれ?
「覚えておらぬのなら良い」
「ところでここは?」
「わかりやすく言うと、未来じゃの」
「未来ですか?」
「未来じゃ」
「なるほど……」
「納得せずともよい。じゃがその前に一つだけ」
彼の手が頭に触れた瞬間、なにかが頭の中に流れ込んでくる。
「いずれ使う時がくるぞ」
「いったい何ですか?」
「お主らの時代で言えば、人外の力じゃの」
「人外……?」
「お主らは戦わねばいけない。その時代において」
「いったいなんの……」
「まあ黙って聞けい。わしは改造人間を造り、二体を過去に送り込んだ。一体はこの時代に。一体は行方をくらましてしまった。その過去に送り込んだ一体が骸じゃ。その目的は、犯罪組織を潰すこと。今は学校の周囲だけじゃが、放っておけば巨大な犯罪組織となる。それを小さいうちに潰すのじゃ」
「はぁ……」
なんか話がすごいことになってきたな。
「まあ、他にもその時代に起こることはあるが、これは知らぬほうがよいな」
「神。よかった。起きた」
と、髑髏が来たようだ。
「では、そろそろ戻るかの」
「博士。戻る。我ら」
「ああ、いってくるがよい」
再び、全身が不思議な感覚に包まれた。
「ここは? また未来か?」
「神。途中。時間移動の」
どうやら声に出ていたらしい。
「神。忘れる。さっきの」
☆忘れる。
☆忘れない。
「わかったよ」
まあ、忘れるように努めるか。
「神。かかる。まだ」
さて、まだかかるようなので人物紹介。今回は少ないが。
主人公
真名 神 本名 神谷 十六夜
異界研究会の一員。未来に来て帰るとこ。
真名 セラフィム
異界研究会の部長。
真名 ベレト
異界研究会の副部長。
真名 髑髏 本名 骸
異界研究会の一員。未来から来た改造人間らしい。
真名 きららちゃん
異界研究会の一員。そろそろ会えないかな。
真名 べリアル 本名 沖田 総壱
異界研究会の一員。
天夜 鳳羅
未来人。改造人間を造り過去に送り込んだ。
そろそろ、元の時代に着くそうなので、人物紹介終了。
「神。到着。元の時代」
どうやら、屋上に戻ったようだ。
☆部室に行く。
☆帰る。
とりあえず、部室に行こう。ここにいても何もなさそうだ。
「おかえり、神、髑髏」
ベレト先輩に出迎えられた。
「状況説明をしてもらおうか」
とりあえず、俺と髑髏でわかる範囲での状況説明をした。
「状況は分かったが、特別できることはないな」
「ですよね」
「とりあえず、今日は帰って休め」
「先輩は?」
「俺のことは気にするな」
さてどうするか。
☆帰る。
☆残る。
まあ、帰ろう。余計なことに巻き込まれたくないからな。
しかし、悲しいことに平和は続かなかった。事件がおき、異界研究会に依頼が来るのであった。
☆続ける。
☆やめる。
(続ける)が選択されましたので、次回に続きます。