3/6
鉄の虫
夜の電灯が、蛍のように輝きを放っている。
光は床に打ち付けられ、色んな想いをのせて砕けていく。
いつかは、想いが伝わり床がてらされる。
砕けた想いは決して諦めないことを忘れない、
きっとあなたのもとへ手紙を持って帰ってくる。
どんなに辛くても、どんなに幸せでも、
いつでも忘れなければ帰ってくる。
その手紙の内容が、どんなものであっても受け入れよう。
そこには、送り主が幸せになるための方法がきっと書いてあるのだから。
全てが終わったら私もてらされにいこう、手紙を渡すために。