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暗殺少女〜未来のために学校に行く〜  作者: 白井しろ
1年生編
4/4

学校初日2

開始の合図と共に私しろはまっすぐ煌斗に向かって走る

もちろん煌斗も魔法の詠唱を始める


煌斗としろの間か半分になったところで煌斗の魔法詠唱が終わったのか狙いを定める


「ファイヤーボール!!!」


詠唱が終わったファイヤーボールはしろに向かってまっすぐ飛ぶ


「え!?」


その瞬間私は目を疑った


魔法を避けたのだ


隣に何故か来ていた校長は知っているような顔をして見ていたが私は驚いてしまう


ファイヤーボールは威力こそ低いが魔法の中では比較的速度が早い方で対抗策は水系統の魔法を使うか土系統の魔法で壁を作るのが定石だが、しろは綺麗に躱してしまったのだ


私はこの教師としての時間は短くは無いがファイヤーボールを目の前にほとんどの生徒がウォーターボールで対応するのに対して避けるのは初めて見た


私は思わず隣で感心している校長に話してみる


「なんなんですか彼女は」


すると校長は感心したようにこう答える


「知り合いの教え子かな」


校長の知り合いの子供がそんな子だとは思っていなかった


こんな他愛もない話を校長としているとしろはそのまま攻撃を避け続け短剣を使わずに手で首の所を本気で叩いたと同時に煌斗が倒れてこの試合は終わった


実際今回この決闘を見ていたのは戦っていた本人たちと私と校長だけの為彼女が魔法を避けれるということはあまり広がらないように思える


---


私が一撃で倒した後煌斗は医務室に連れていかれた医務室では魔法で回復をするので四肢欠損など大怪我以外はすぐに治る


「いてて」


煌斗が起きた

私は特に話すことは無いが一言だけ言っておく


「あなたは私の部下、私の言うことを聞く事ね」

「はい…」


見るからに落ち込んでいる、魔力なしに一撃でやられたショックは大きいのか

それとも単に魔力無しの言うことを聞くのが嫌なのか

ともかく私の部下なら何しても構わないはず


私はポケットに入れていた盗聴器を煌斗の耳の後ろに付ける


「それを外すのを禁止する」


煌斗は触りながら頷いた、貴族と言えどここまで自分で言い出したことを素直に従う人は少ない

私は医務室を出て部屋に戻った


---


私は三階の角部屋にある自室に戻るとスマホを取りだしボスにメールを送る



ボスから受け取ったこの学校の見取り図を見ながら覚えていく


コの字型の校舎に体育館、訓練所に寮があるシンプルな学校だかそれぞれ1つづつがとてつもなく大きい


次に私は持ってきたハンドガンをバックから取り出しメンテナンスしていく


そのとき私は視線を感じた、窓のそばに気配を感じた


しっかり見てみると魔法の輪郭がうっすら見える


私はこの相手を拷問するために殺さないように倒さないといけない


私はバックからサイレンサーと麻酔弾を取りだしメンテナンスをするフリをして銃に取り付ける


マガジンを入れた瞬間に気配に向かって即座に打つ


窓の外を見るとお腹を抱えながら下に落ちていたのですかさず追う


相手は魔法で逃げる準備をしていた、私は逃がさないように即座に三階から飛び降り、相手を追う


五分ほどかけて相手がこっちを向いてきた

場所は校舎裏、相手の服装さえ違えば告白でもされそうな場所だ


相手は黒いスーツにマフラーを付けている

マフラーから何かが出てくる可能性もあるので注意をしながら銃を向け質問する


「なんで私のことを見ていたの?」


率直に聞く


「はは、さすがしろさん

いや、46と言った方いいですか?」


私のことを46と知ってる人は少ない

ボスが私のことを伝えたのだ


「はい、これがボスから受け取った手紙です」


私は素直に手紙を受け取る


---

お前がこの手紙を読んでるってことは無事にキリが手紙を届けたってことだな


とりあえず学校と拠点との連絡のためにキリ、その手紙を届けたやつを使おうと思う


キリは同級生として学校に通いながら任務などの手紙、連絡係をやってもらうことになっている


聞いて驚くなよ、キリは魔法を使えるんだ


実力や実戦経験はお前には敵わないがお前を見習って育てていこうと思う


学校内外問わず自由に部下として使ってくれ


以上だ

---


私は手紙を閉じてキリという少年を見る


確かに服などは暗殺系で顔は布で覆われているから分からないが身長は私と同じぐらいか少し高いぐらいだ


「手紙を届けるのに私を監視する必要はあったの?」


私は素直に聞く

部下なら正直に答えてくれるはずだ


「まずはその銃を下ろしてくれませんか?

魔法で防げても結構痛いんですよ?」


私は銃をしたかなく下ろす

銃を持っていること自体が違法なのでズボンの後ろに刺すように銃をしまった


その瞬間キリが私に向かって襲いかかってくる


手は手刀の形にしてしっかりと私向かって振り被ろうとされていた


普通の手刀なら食らっても対してダメージはないが魔法使いの手刀は違う、魔力を手に纏うことによってナイフのような鋭さになる


私は即座にバックステップを踏み1回目の攻撃を避けた瞬間に踏み込み2回目の攻撃を手に当たらないように受け流して即座に腕を掴み後ろに投げる


再度銃を取り出しキリという少年に向ける


「参りました」


キリがフードを取りながら手を上げる


「次妙な真似をしたら殺す」


私は即座に言い放つ

いつでも打てるように銃は構えておく


「なぜ私を2度も襲った」


キリはゆるい顔をしながら答える


「僕はボスに憧れてこの世界に入って最初の任務はあなたの部下ですよ?

それ相応の実力がないと従えないですって

それにあなたは魔力がないって言うので余計実力が不安になったんですよ」


確かに私は魔力も持っていないから理由になる


「少なくとも僕はもう味方ですよ

学校では霧島って呼んでくださいね」


なるほど霧島だからコードネームがキリかとにかくもう襲っては来ないと思うのでまた銃をしまう


私が再度銃を下ろすと服が制服に変わった魔法で服を変えていたのだ

私が最も欲しいと思っている魔法のひとつでもある


そしてお互いメールを交換し部屋に戻った


一応私がキリと言うとすぐに来てくれるらしい


今度なにかのタイミングで試して見ようと思う

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