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僕とガイアの異世界戦記  作者: icefish
突然の異世界
7/15

獣王国ガルファナ

砂漠を越えたシュウとザルガは、ついに獣人の国ガルファナへ到着。

門番のパンダ獣人とのやり取りを経て、ザルガの生還が報告される。

街は活気にあふれ、異文化に驚くシュウは無一文を思い出し慌てるが、

ザルガの家に迎え入れられ、久々の安息と温かい食事を得る。

異世界での新たな日常と冒険の幕が、静かに開かれようとしていた──。

砂漠の熱と乾いた風を抜け、シュウとザルガはようやく森の縁に辿り着いた。


「やっと、……」シュウは荒い息をつきながら言った。

「ザルガさんや、わしゃぁもう砂漠わこりごりじゃょ」


砂にまみれ、汗と埃で肌はざらついている。

ザルガはシュウに苦笑いしながら、黙って前を見つめ、森の影の中へシュウを導いた。砂漠とは違う湿った空気と、葉のざわめきが、なんとも言えぬ安堵をもたらす。


森を抜けると、遠くに城壁の輪郭が見えた。


「……来たな」ザルガは低く呟き、深く息をつく。


砂漠を越えて、ようやく辿り着いた街。胸の奥に、ほっとする感情がわき上がる。

うん、しばらく砂漠わいいや、、まじで、土の化身ガイアさんにわ悪いけど…。


街の門前には、様々な人々が行き交う。商人の声、子供たちの笑い声、砂漠では感じられなかった“日常”の匂いが、二人を包み込む。

「久しぶりに、人のいる場所だな……」シュウは自然と笑みを浮かべた。


ガルファナ――獣人たちが暮らすというその都市は、想像以上に活気に満ちていた。


門前にわ守衛がいた。

まぁ当然だな。

しかし、なんだ、この守衛…。


パンダ?


どっかのテーマパークでわあるまいか。


パンダ

「人間がこの国を訪れるとは何用か?」

めっちゃ見てくるなこのパンダ

パンダだから睨んでんのか全くわからんが

…しかし

愛くるしいな。


「あー、私旅人でして、この街にわこちらのザルガさんのご紹介で、立ち寄った次第にございまする」


パンダ

「む?貴殿は?」

ザルガさんに目を向けるパンダ


「オレは虎人族の戦士ザルガ。こちらの御仁はオレがザイードで人族に捕らえられていたところを救ってもらったのだ、恩義がある。故郷でもてなそうと思い連れてまいったのだ。身分わオレが責任をもつ!我等獣人は受けた恩義わ決してわすれん」


パンダは驚いた顔してたよ…たぶん。

「あのザイードか!!?あらかた話は聞いているが…、そうであったか、よく生きて帰ったな!そなたは戦士団の生き残りか!よく、本当によく帰った!」


ん?あのザイード?生き残り?


「獣王様に報告もかねて帰還のご挨拶をするつもりだ。」


「そうであったか、すぐ王都へ遣いを送ろう。しばしまたれよ」

パンダはそういうと、後ろの部屋?に入って行った。

部屋から鷲?の獣人が出てきて飛び去っていったが。

伝令だろうか?

だろうな。

しかし、鳥人間か。すげーな異世界。


パンダがおれの前にきて

「同胞を救っていただきまことに感謝する!ガルファナは貴殿を歓迎する。どうぞ通られよ!」


「あ、はい。ありがとうございます。」


通してくれた。

「ザルガさんや…」


「シュウ殿、今は何も聞かないでくれ、おりをみてまた話す。」

「そっか。故郷に帰れてよかったねザルガさん」

笑顔で返すと、ザルガさんはちょっと驚いた顔をして

「ああ、貴殿のおかげだ、盛大にもてなすゆえ期待していてくれ!」

カラッとした笑顔で言った。


ほんとによかったね笑



二人は城壁の門をくぐり、舗装の荒れた石畳の通りに出た。

ガルファナの街に足を踏み入れると、まず目に飛び込んできたのは市場の喧騒だ。

虎獣人の商人が大声で果物を売り、狐獣人の子供たちが路地で駆け回る。

角獣に似た荷役獣が荷物を運び、砂塵を巻き上げながら通りを横切る。

屋台が軒を連ね、香辛料の香り、焼き肉の匂い、甘い菓子の匂いが入り混じる。

「……なんだか、久しぶりに匂いだけで生きてる感じがするな、うーんなんか食いたい。」シュウが小さく笑う。


しかしなんだね…、、、。

「……ざ、異世界」

たかまるぅぅぅぅう。



ときに、この後どーするんだろうか?ザルガさんのご自宅におよばれだろうか?はたまた宿屋を探すのか?

てか金がないのでわないか?

…はっ!?金なしじゃ飯も食えんじゃないか!!やばい!サバイバルしすぎて文化的生活を忘れてしまっていたわ!!

どーしよ!仕事か!ギルドだな!ギルドで依頼うけなきゃだめかな!!!


ぷちパニックへ。


僕の声は震えていただろう

「ザルガさん…僕は今、無一文だとゆーことを思い出したのだけれども、今日泊まる宿やら美味しいご飯やらにありつけるものなのでしょうか…?」


ザルガさんはキョトンとしてたと思う。

そして笑って言ってくれたよ。

「ワハハはは、シュウ殿、心配いらぬよ、この街にはオレの家がある。飯も酒もある、心配するな!ワハハ」


安心した。

心の底から安心した。新しい街でホームレスなぞ虚しすぎる!


結果

ザルガさんちに泊まったんだが、屋敷だった。

なんと、執事がいた。

飯も酒もご相伴にあずかりまして、ふかふかのベット、お風呂までありまして…、獣人て、風呂はいんのな。偏見すいません。

ご飯に関してわ

とってもワイルドな骨付き肉が印象的だったことを

ここに記しておきます。


そして、

あらためて

お疲れ様でした。

新しい冒険わ明日から。


今日はゆっくり


おやすみなさい。





ガルファナ――獣人の街。

ここでは力だけでなく、知恵と警戒心も試される。

砂漠を越えてきた二人に、新たな冒険の幕が静かに開かれようとしていた。



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