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第7話 最強魔王の実力

今日は日を跨がず行けましたw


クールな新キャラ投下します!

「ガラガラだな」



「そうか? いつもこんな感じだぞ」



俺が小さく呟いた感想にウルスラはそう言ったが、店の中に客の姿は皆無で若い女のマスターがカウンターの向こうに立っているだけだった。


経営状況大丈夫か?


天界はもちろん人間界での喫茶店経営も俺はよく知らないが、どう考えても店をやっていける状況ではないくらいは分かる。


趣味かなんかでやってる店なのだろうかと俺が思っていると、女マスターは入ってきた俺達をチラリを見る。



「いらっしゃい、いつもので?」



「あぁ、ブラックコーヒー、ミルクと半々で砂糖増し増しで頼む」



どうやら馴染みの店と言ったウルスラの言葉は本当だったらしい。


ていうかそれはカフェオレと何か違うのか?


俺がそんなどうでもいい事を考えていると、女マスターは少し不思議そうな顔をしながら、俺にも注文を聞いてきた。



「お兄さんは?」



「じゃあこの子と同じ物を。ただし砂糖は無しでお願いします」



俺がそう言うと女マスターは「かしこまりました」と言ってコーヒーを作り始める。


注文を言い終わった俺はウルスラの後についていくとなぜかテーブル席ではなく女マスター近くのカウンター席に座ったので俺も仕方なくカウンター席に座る事にした。



「……こういう場合はテーブル席に座るんじゃないのか?」



そもそも聞かれたくない話だからと場所を変えたのはウルスラである。


ならば、馴染みの店とはいえ女マスターから離れたテーブル席に座るのが普通だろう。



「いいんだ。こいつは俺の配下の者だからな」



「まぁお前が良いならそれでいい」



ここでもウルスラの最強魔王の設定は続いているようだった。


そういうことなら目の前にいるこの女マスターはさしずめ最強魔王に仕える四天王(笑)といった所だろうか?


目の前の女マスターにそんな妄想を抱きつつ、俺はウルスラに話を促した。



「それで話とは?」



「その前に聞きたいことがある。お前、何級神だ?」



なぜか目を細めながら尋ねられた俺は本当のことを言うべきか一瞬迷ったが、特に隠す必要性も感じなかったので素直に言う。



「7級神だが?」



「嘘つけ! 神化したばっかで7級神とかありえるか!」



本当の事を言ったのにウルスラは被せ気味に俺をウソつき呼ばわりしてきた。


最強魔王などと大それた嘘を言うお前に言われたくないわ。と密かに思いつつ、俺が「本当なんだが?」と返そうとしたところで、女マスターがカウンターに出来上がったコーヒーを置いた。



「本当みたいですよ。この人、7級神です」



「えっ、嘘だろ?」



女マスターの言葉にウルスラは驚きの声を上げ、俺の顔をじっと見る。


なぜ俺は嘘つき呼ばわりで女マスターの話は真に受けるのか納得がいかないが、それと同時に俺の中で新たな疑問が浮かぶ。



「なぜ俺が7級神だと?」



確かに俺自身が言った事だが、ウルスラの言う通り俺が嘘を吐いていないという保証などどこにもない。


なのに、女マスターは俺の言葉に一切の疑いを持たず、確信をもって言い切ったように俺には見えた。



「私、6級神ですから」



クールに小さく笑みを浮かべながらそう言った女マスターだったが、まったく答えになっていない。


ウルスラに連れられてやってきた寂れた喫茶店の只のマスターが俺よりも上の6級神だという事には正直驚かされたが。



「答えになってないぞ。確かに凄いんだろうが、それで俺が嘘を言っていないとなぜ分かる?」



俺は元勇者だが、あまり人から信用されるタイプの勇者ではなかった。


俺としては不服も不服だが、事実として俺はなぜか俺は人から信用される事が少なかったのである。


当然の俺の疑問に女マスターは不思議そうな表情で俺を見てからウルスラに視線を向ける。



「この人、何も知らないんですか? 神化覚醒の時の担当誰だったんでしょう?」



「さぁ? でもリーリーの駄本を小脇に抱えてた所を見ると何も教えてくれなかったみたいだぞ」



俺を蚊帳の外に置き、2人で話を始めるウルスラと女マスター。


どうやら、駄女神がまた何かを俺に伝え忘れていたらしい。——というか教える気がサラサラなかったように俺には見えたが。


少しして2人のお喋りが終わったのかウルスラが俺へと向き直った。



「あー、すまん。まさかこんなことすら知らないとは思っても見なかったからな。神は自分より同位以下の者なら階級を見れるんだぞ。ピオは6級神だから7級神のお前の階級は問題なく見える」



一言余計だが、どうやら嘘は言ってなさそうだ。


だが、それが本当ならまた一つの疑問が浮かんできてしまう。



「そうか、教えてくれてありがとう。……だがそれならお前はなんで俺の階級が見えなかったんだ?」



ウルスラは女マスターことピオの事を配下の者だと呼んでいた。


しっくりはしないが、ピオが否定しなかった事からみてもそれは真実かそれに近い関係性なのだろう。


ならばウルスラよりもピオの階級の方が高いと考えるのが妥当なはずだ。



(まぁ上下関係と実力が必ずしも比例するわけではないからな)



恐らく、俺より一つ下の第8級とかなのだろう。



「で、最強の魔王様。お前の神階級は何級なんだ?」



「——級だ」



「えっ? なんだって?」



これまではっきりとした口調で話していたはずのウルスラがボソボソと言うが俺はうまく聞き取れず聞き返す。



「11級だ! 悪いかよ!」



「……いや、まぁ悪くはないが」



正直期待外れだった。


かなり偉そうだったので最低でも俺よりちょっと下くらいに思っていたのに、自分が配下と呼ぶピオより遥かに下——というか最下級の神だったとは。


ウルスラさん自称最強なのに最下級の11級神でした。残念w


補足ですがエリオ君はあまり甘い物が好きではありません。


あ、明日も投稿ありますのでよかったら見てくださいね!



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